私が1億円貯蓄するために心がけたこと
基本的な生活習慣や気持ちを変えたら1億円は貯まる
早期退職するために貯蓄は心の保険でもあります。
貯蓄があれば、突然の出費に対応できるだけでなく、お金の心配をすることなく生活できるので、リタイア生活の心の質的向上にも役立ちます。
自分が早期退職するために、どれだけ貯蓄残高が必要なのか、それは退職年齢や個々人の置かれた環境によって異なります。
大まかな貯蓄の目安は、以前、私なりの資産方法を配信していますので、そちらを参考にしてください。
私は目標額を1億円に設定し、約10年がかりで達成したあと、現在、早期リタイア生活を実現しています。
貯蓄1億円は大きな金額と感じる人がいるかもしれませんが、意外に貯蓄できるものです。
ただ、そのためには自分の心をリセットする必要があります。
私の場合、次の3点を心がけるように気持ちと生活を切り替えました。
- シンプルであること
- 迅速であること
- 「自分には無理」と思わないこと
この3つのうち、ひとつでも欠けると、なかなかお金が貯まるものではありません。
では、上記の3点がなぜ重要なのか、私の経験に基づいて説明していきたいと思います。
節約はシンプルに考えることでお金が貯まる
シンプルに物事を考えることはとても大切なことです。
まず、誰もがすぐに実行できることは節約です。
節約で重要なのは固定費削減です。一時的な節約はなるべく排除しました。
10万円の洗濯機が欲しかったけれど、グレードを下げて7万5000円の商品を買ったというような一時的な節約は結果的に高い買い物になる危険性があるからです。
というのも、グレードを下げた結果、その昨日や性能に満足仕切れず、結局は最初に欲しかった商品を買った人が少なくないものです。
最初に惚れた商品が記憶に残っていると、いつか、その商品を手に入れたいという欲望が消えないどころか、代替で購入した商品に不満が見つかると、その欲望はさらに拡大するからです。
ですから、電化製品は最上位のグレードを購入することを心がけ、購入する際には楽天市場などポイント還元率の高いサイトから購入することを心がけました。
節約は基本的に固定費の引き下げとポイント還元というシンプルな方法しか採用しませんでした。
具体的には、次の3点です。
- 光熱費・・・太陽光発電設置や東京電力以外の格安電力プランを利用
- 生損保・・・格安保険料の割に保証が充実している都民共済を契約
- ポイント・・ポイント還元率の高い楽天市場の集中利用とポイントサイトの活用
それ以外は、節約のことを考えるよりも収入を増やすことを考えるようにしました。
なぜなら、節約はどんなに頑張っても支出以上の節約は不可能ですが、収入は頑張れば、青天井で増やすことができるからです。
節約は固定費削減中心。労力は収入増に振り向ける。
このシンプル思考が貯蓄に向けた時間の有効活用に繋がったと考えています。
自分を株式会社に見立てて収入増を考える
自分は「株式会社 自分」だと想定して収入増計画を実行した
1億円貯蓄するためには、給料以外の収入、つまり副収入を増やすしか方法はありません。
給料はどんなに頑張ってもさほど増えませんが、副業は頑張った分、青天井で収入を増やすことが可能です。
まずは、自分を株式会社に見立てて、現在の「株式会社 自分」の売り上げを計算しました。
当初は、給料と他人に貸しているマンションの賃料しかありませんでした。
- 給料・・・約1700万円
- 不動産収入・・・約300万円
双方で年収は2000万円ほどでしたが、その程度では実質の手取り収入が1500万円程度ですから、生活費や住宅ローンを差し引いて、1億円貯めるのは厳しいと判断しました。
ですから、「株式会社 自分」は新たな売り上げ部門が必要と経営判断し、2分野を候補に絞りました。
ひとつは、リスクテイクと資金が必要な株式投資。もうひとつはリスクがなく資金もほぼ不要なブログ収益でした。
どちらがいいのか迷うのではなく、まずはブログ収入を即座に始めました。なぜなら、お金がかからず、しかもリスクがないからです。
収益の可能性がある副業は、資金的な障害がない限り、迅速に始めることが重要だと考えました。
ブログは3年後には年収800万円を稼いでくれたので、並行して、ブロク収益を株式投資に投入しました。
翌年、株式投資は約300万円ほどの含み益。ブログ収益は年収1800万円超に増えていました。
その結果、「株式会社 自分」は創業4年目で、売り上げを2000万円から4000万円に倍増させ、1億円の貯蓄は夢ではなくなっていました。
貯蓄1億円を可能にした最大の理由とは?
資産形成はテクニカル論よりも、日々の生活姿勢や心構えが重要だと考えています。
私の場合、「すぐにやってみよう」と思っていなければ、ブログ収益を得ることはできなかったと思います。
「そのうちやろう」という気持ちでは結局、何もやらないものです。
「よし、やってみよう!」という時が、最も心が充実しているときであり、最も稼ごうというエネルギーが充満している時です。
その宝物のような瞬間を逃さなかったことが、目標を達成させたと思っています。
もうひとつ重要なことは、決して「自分には無理」と思わなかったということです。
無理かどうかはやってみないと分かりません。自分で自分の可能性を閉じる必要はないのです。
1億円貯蓄→早期リタイアという人生ゲームは自分の可能性を閉じた段階で終了です。
それだけは避けたかったのです。
「株式会社 自分」は自分の決定で何でもビジネスができる理想的な会社です。
自分の判断で手がけたビジネスが成長し、多くの余剰金を産んだときの充実感は、まさに経営者と同じです。
大げさに起業しなくても、副業によって経営者感覚は十分味わえるものです。