サラリーマンが憧れるFIRE(早期退職・経済的自立)のメリットと落とし穴!コロナ禍時代の生き方

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リタイア準備

人生は目標を達成したあとが重要だ

菅政権の不人気に見る人生論

コロナ禍は感染力の強力なデルタ株が日本上陸以来、過去にないスピードで新規感染者が増えています。

政府が緊急事態宣言を発令しても効果が見られません。街には人が溢れ、外出自粛の気配は薄い状況です。

東京オリンピックを開催し、国民をワクワクさせながら、外出自粛を求める判断は、アクセルを踏みながらブレーキを踏むようなものでした。「これじゃ、感染者は増える一方だ」と、誰もが五輪終了後の感染増加を予測していましたが、不幸にも当たってしまいました。

菅政権や与党は、東京五輪で国民の気分を高揚させ、支持率を上げて、解散・総選挙というシナリオだったと思うが、その前提条件が崩れ落ちました。内閣支持率は、逆に30%前後と過去最低に落ち込んでしまったからです。

それにしても、菅首相にはため息が出ます。

毎回発言するたびに「何のためにカメラの前に立ったのか?」「国民を愛しているのか?」と首を捻りたくなります。あの空(うつろ)な目、覇気のない声質、真心に乏しい言葉は、逆に「我慢しよう」「頑張ろう」といった気分を消失させてしまうのでは、と危惧してしまいます。まったく稀有な総理大臣です。

翻って野党。とりわけ野党第一党の立憲民主党は実にだらしない。これだけ不人気政権なのに支持率は低迷したまま。小選挙区制は党首の好感度が選挙結果を左右するというのに党首交代論すら浮上しない。

野党議員のままでも高額な報酬がもらえるためか、みな保身に走っているようにしか見えない。いっそのこと、野党議員の報酬は政権党議員の半額にすれば、政権奪取に血眼(ちまなこ)になるのではないかとさえ考えてしまう。

話を菅首相に戻したい。

いま菅首相から我々が学ぶべきこと。それは人生は目標を達成したあとの生き方が重要だということです。

いまの菅首相は総理大臣就任という目標に達した後、何がしたいのか、全く空疎なのである。

かつて中曽根首相は若い頃から、総理大臣になったら、どんな政策を実行するのか、何冊ものノートにしたためていました。その一部は、電電公社からNTT、国鉄からJR等々、親方日の丸のような組織を解体・民営化という形で具現化しました。

もちろん、当時、民営化は労組潰しではないかという批判もありました。しかし、いまだ不十分な部分があるかもしれませんが、民間企業のようなサービス精神を植え付ける特効薬になったことは間違いありません。

人生は目標値を設定し、そのハードルを乗り越える連続です。しかし、目標を達成するだけではなく、その後の行動指針を描いていなければ、むしろ不幸な人生に陥落するリスクを肝に銘じておきたいものです。

というわけで、前置きが長くなりました。

経済的に自立し早期退職後に悠々自適に生きるFIREはサラリーマンにとって理想的な姿のひとつかもしれません。

一方で、FIREに潜む光と影もあります。今回は「FIRE(早期退職・経済的自立)のメリットと落とし穴」がテーマです。

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FIREを目標に頑張ること自体は間違っていない

米国のエリートサラリーマンを中心に大きなムーブメントを巻き起こしたFIRE(Financial Independence, Retire Early)。経済的自立と早期退職で自由に生きるという行動ムーブメントです。

サラリーマンは給料と引き換えに泥のように働かされ、ようやく労働から解放されたときには”棺桶が目の前”という人生はごめんだと思っている人は多いはずです。

かといって若い時に退職して独立しても会社員以上に稼ぐのは厳しいことに気づき、将来、国民年金だけでは満足な生活ができなくなるリスクもあります。それを悟ったときには、すでに時遅し。人生はやり直しができません。

ですから、私は、当ブログで、サラリーマンという恵まれた環境や地位を利用して複数の収入源を構築することが確実かつ最強の資産形成の道であると述べてきました。

早期退職を目指すだけで幸福になる理由!私が経験した経済的・心理的な変化
早期退職を目指すメリットは意外に大きい 早期退職を目指すのは人生の目標設定すること 早期退職というと、日本では上司のパワハラなどで嫌気がさして退職するといったイメージが一般的です。 しかし、米国では30〜40代のエリートサラリーマンを中心に経済的自立と早期退職を目指す「FIREムーブメント」のように前向きな生き方というイメージがあります。 私は20代のころ、定年退職まで働く人生をイメージしていました。 しかし、40歳前後に会社の仕事に意義を見出せなくなり、早期退職を目指しました。 結論からいうと、その選択は大正解でした。 通勤ゼロ、対人関係のストレスもゼロ、自分の好きなことで生きる生活は想像以上に快適です。 ただ、今回は早期退職を実現したあとの幸福感ではなく、早期退職を目指すことで感じたサラリーマン時代の幸福感がテーマです。 40代のころに早期退職を目指した結果、...

未曾有のコロナ時代、より一層、その考え方を確信しています。

確実に毎月支給される給料によって生活を維持しながら、複数の収入源を開拓し、貯蓄・資産を増やす。地道なようで早道。これに勝る方法論は思い当たりません。

実際、私自身、その考え方で約2億円ほどの資産を構築し、50代で早期退職し、現在は所有する会社から1000万円以上の収入を得ながら自由に生活しています。

コロナ禍の中、自分都合で外出の度合いを調整し、好きな趣味にも没頭できる生活はこれまで生きてきた中で最も自由で充実したものとなっています。

賛否両論はありますが、サラリーマンがFIREを目指し資産形成に励むことは重要なことだと考えています。

資産形成の方法論はすでにいろいろ紹介しているので、過去記事を参照していただけたら幸いですが、ただ資産を増やすだけではFIREは失敗します。

経済的自立を達成したあと、後半人生をどう生きるのか?

リタイア後の行動設計が資産形成と等しく重要だと感じています。

以下、詳しく説明したいと思います。

早期退職後に絶対やっていけない事と心がけるべき事

お金を使い切る覚悟!お金を増やそうと思ってはいけない

資産形成して早期リタイアした人、あるいは多額の退職金を手にした定年退職者が例外なく経験することがあります。

それは金融機関などからの「ご提案」です。

投資信託や医療・介護保険など、あの手この手のアプローチがあるはずです。もしかしたら、不動産業者から、わずかな資金で始められるワンルームマンションやアパート投資の勧誘もあるかもしれません。

残り少ない人生で、新たな投資、とくに不動産投資は自殺行為に近いものだと考えています。失敗しても売却先もなく残るのは借金だけ。少額なワンルームマンション経営といっても、その内実は不動産担保の銀行融資を利用した危険なレバレッジ投資なのです。

ですから、不動産投資は論外だとしても、問題は社会的信用度の高い金融機関からの「ご提案」です。将来の介護費用や年金不足分を保険でカバーする金融商品など、さまざまな提案があるはずです。リスクが少なそうな外貨預金など提案されるかもしれません。

しかし、老後リスクに備えるために契約した金融・保険商品が、その手数料や保険料によって逆に老後に必要な資産の消耗を早めるリスクがあります。金融商品を全否定はしませんが、スルーした方が無難です。

我が家では、妻が家族全員の医療保険(都民共済)に月々数千円支払っているほかは、私自身、リタイア後、終身保険を払い終え、保険料ゼロの生活に切り替えています。

もうひとつ、リタイア後、新たな儲け話や利殖話は完全に無視しています。

残っているのは現役時代から保有している株式程度。売却せず、放置しているので、証券口座には毎年、配当金が溜まっています。もちろん、含み益は元本の倍になっています。

私が新たな儲け話や投資話に無関心なのは、死ぬまで資産を残さず、むしろ使い切る後半人生を思い描いているからです。いまさら、お金を増やそうと思っていないのです。

リタイア後、お金を増やす気持ちを捨て去れば、怪しい儲け話に引っかかることもありません。むしろ、本当の意味で、経済的な欲望から心を解放できると感じています。

極端な言い方をすれば、現役時代に蓄積した資産を使い切ってしまい、生活に困窮したら、生活保護に駆け込めばいいのです。そのくらい割り切った思考である限り、無駄に資産を減らすことはないと考えています。

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経済的自立だけで充実した人生は実現できない

経済的な自立を実現するまでは、サラリーマンを続けながら、いかに副収入を稼ごうか考える日々でした。

しかし、リタイア後、お金を稼ごうとせず、むしろ資産を使い切るという開き直りは、経済的な不安感を払拭するために働いた頃の精神状態を180度変えてくれます。

儲かることより、心の安寧や充実感を求める生活を希求するようになります。

人はよく「生きがい」という言葉を口にします。

生きがいとは、生きる上での喜びや楽しみ、充実感です。

経済的な不安から必死に働いた生活から解放され、リタイア後、ゆっくりテレビやネットばかり見ている生活も悪くはありません。しかし、いずれ飽きてきます。

自分自身の成長や社会的貢献を実感できるような趣味や活動がある生活と、完全なる無な生活では充実度は天と地ほどの違いがあります。

しかし、漫然とサラリーマン生活に追われてきた人はなかなか新たに趣味や活動に踏み出せないものです。新たな友達を見つけようにも生きてきた過程の異なる人たちとなかなか交わることができない人も少なくありません。

経済的自立と早期退職を実現するFIREに対し、懐疑的な人たちが存在します。

そうした人たちの意見の中で「なるほど」と思うのは「退職後に働かない生活ではボケを早める」という指摘です。

実際、私の親戚にも長年の会社員生活を終えて、何もせずに自宅でテレビばかり見る生活を繰り返し、60代にしてボケてしまい、病死した人もいました。

人は働きすぎたら過労に陥り、暇すぎるとボケてしまう難しい生き物です。そのリスクは貧富に関係なく、むしろ働かなくて済む富裕層こそ、ボケには注意が必要です。

ですから、リタイア後は経済力以上に熱中できる趣味が必要です。義務感を伴わず、自発的に体を動かしたくなる趣味があれば、体にも脳にもプラスに働きます。

私は現在、東京の風景を後世に残すため、各地を撮影していますが、この写真撮影は適度な運動を伴ううえに飽きないので良い趣味だと思っています。

私の場合、一時期、カメラが仕事道具でしたから、比較的、すんなりと趣味に取り入れることができました。

ですから、可能ならば、資産形成を頑張っている現役時代から、熱中できる趣味の端緒だけでも見つけておくことをお勧めします。のちのち充実したリタイア生活に楽に移行できるはずです。

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