好きな事で幸せに生きるための最低限の条件とは?
好きな事を手にしても好きな事で生きられない人とは?
好きなことで生きていけたら幸せな人生です。
小さな頃から夢だったパイロットやアナウンサー、プロ野球の選手になれた人たちは、毎日、幸せな人生を送っているだろうなと、誰でも思うはずです。
しかし、いくら好きなことでも、上司や先輩に成果や数字を求められ、評価を気にしながら生活していては、好きなことでも、いずれ嫌になるのが人間です。
憧れの職業に就いたのに、評価ばかり気になり、心身ともに疲れ果て、もっと気楽な人生を送りたいという人は少なくありません。
では、好きなことで生きるために何が必要なのでしょうか?
それは、自分主導の人生です。
誰かに管理され、束縛され、結果を求められ続けたら、どんなに好きな事でも楽しめないものです。
好きな事で生きるためには、まずは「自分主導の人生」を手にすることが大前提になります。
好きな事は人生の過程で変遷する
好きなことで生きるためには、まずは、自分が本当に好きなことは何か、深く考える必要があります。
10代の時と30代の自分とでは、好きなことは変化しているはずです。
30代になって、見聞が広がると、世の中には小さな頃に想像した以上に面白そうな事がたくさんあることに気づくからです。
40代、50代になると、より一層、自分の好きな事が変化し、鮮明に浮かび上がってきます。
20代にYouTuberになりたいと思っていても、50代になった時、「なんで顔を晒してあんなことをやりたいと思ったのだろう」と後悔するかもしれません。
人生の過程で好きな事は変遷するものです。
ですから、いま、自分に好きなものがなくても、時間をかけてじっくり探すことが大切です。
むしろ、時間をかけて見つけた事は地に足のついた選択になるかもしれません。
それ以上に、時間をかけた方が有利なことがあります。
それは何でしょうか?
好きな事で生きるには助走期間が重要だ
準備期間の生き方が人生後半の幸福度を決める
好きな事が見つかったとしても、すぐに好きな事で長年生きていけるわけではありません。
むしろ、大きな壁が立ちはだかっているはずです。
もっとも大きな壁は、好きな事で生きていくための経済的基盤です。いくら好きな事でも、食べていけなければ、不幸な人生に転落することになります。
ですから、時間をかけて本当に好きな事を探す意義は、その間、経済的な基盤づくりに取り組めるということです。
だれでも、人生の目標さえ設定できれば、そのために我慢し努力できるものです。
20代、30代から、好きな事で生きる準備に取り組んでいたら、経済的な基盤は他の人よりも早めに構築できるはずです。
その結果、経済的基盤ができれば、自分主導で好きな事で生きていける入り口に立っているのです。
好きな事で生きる経済的基盤を準備する
好きな事が分かってくると、その好きな事を収入源にするのか、それとも別の収入源を見つけて好きな事は趣味にして生きていくのか、選択しなければいけません。
私は好きな事の収入が生活を維持できる水準には達していないと判断し、他の事業収入で生活費を稼ぎ、好きな事の収入は小遣い程度で構わないという人生計画を設定しました。
その目標をセットしたあとは、真面目にサラリーマン生活を送りながら、好きな事で生きる準備に取り組みました。
私にとって好きな事とは文筆です。ですから、このブログを書いている最中でも幸福感があります。
では、経済的基盤とは、どう分類し、どのような頭の整理をすればいいのでしょうか?
- ストック 現金や株式、不動産などの資産
- フロー 事業収入やコンテンツ資産、自分のスキルからの収入
経済的基盤は大きく上記の2分野に分けられます。
理想的なのは、ストックとフローの準備を完了してから脱サラし、好きな事で生きる道筋です。
ただ、そのためには、忘れてはならないことがあります。
これができれば好きな事で生きていける
金融資産の構築は会社員時代が勝負
好きな事で生きるためには、ストック(資産)とフロー(収入)がクルマの両輪となります。
どちらが欠けても、精神的に不安な人生に陥ります。
現金や株式といった資産は、いざという時に手を付け、生き延びるための資産です。リタイア後の自分保険ともいえます。
会社員時代の給料水準が異なりますから、貯められる資産額は人それぞれでしょう。
しかし、時間は誰にも平等にあります。株式や不動産など投資を研究・実践して、お金にお金を産んでもえれば、時間が給料のハンディーを縮めてくれるかもしれません。
大物ブロガーらが20代で脱サラして好きな事で生きて行こうと呼びかけていますが、脱サラして生活費のほかにストックを築くのは大変なことです。
ですから、資産は会社員時代が勝負だと覚悟を決めて増やすべき分野です。なぜなら、ストックの構築は安定収入と退職金がカギとなるからです。
収入源の確立は誰にも平等にチャンスがある!
一方、フロー(収入源)は、リタイア後の自分保険ともいえる資産に手をつけずに、生きていくための重要な収入です。
フロー(収入源)を構築しないまま脱サラすると、資産を切り崩しながら生きる不安な人生に転落する恐れがあります。
ですから、早期退職前にフロー(収入源)を構築することが重要ですし、好きな事で収入を獲得できれば、理想的です。
例えば、会社員時代にブログやウェブをつくってコンテンツ資産から収入を得たり、プログラミングやライティングを習得し、生活費を確保する方法があります。
副業で給料程度の副収入があれば、脱サラして好きな事で生きるスタート地点が近づいたともいえます。
フローは誰でも努力次第で、平等に実現することが可能な分野です。好きな事で生きていくのは決して難しいことではありません。
人生の目標を設定し、サラリーマン時代に資産を構築し、収入源を確保できれば、好きな事で生きていけるのです。