会社員が副業やセカンドキャリアで注意すべき3つの視点
終身雇用が終わる時代は副業やセカンドキャリアは必要不可欠になる!
日本人の寿命が延びて”人生100年時代”と言われるようになりました。
長寿になれば、その分、経済的な準備も増やす必要があります。
ところが、経済界は、今後、終身雇用をやめたいと考えています。
昨年からは45歳以上の社員は不要と、リストラ計画を発表する大手企業が相次いでいます。
個々人が自分の身を守るために、サラリーマン時代に副業で稼ぎ、セカンドキャリアを身につけることがより重要になってきました。
セカンドキャリアとは人事労務用語で「第二の人生における職業」を意味する。用語としては定年後や脱サラ、育児を終えた後などのキャリアを指すが、特にプロスポーツにおいて多用される言葉であり、その範疇においてはプロスポーツ選手の引退後のキャリアを意味する。(出典:Wikipedia)
そのためか、最近は会社の勤務の合間を見て、副業や第2の職業(セカンドキャリア)を身につけようとする人が急増しています。
YouTubeをみても、2018年からソロキャンプ動画を配信してYouTuberになったキャンプ用品会社の元女性社員や、カメラやガジェットを紹介するサラリーマンなど、自分の好きな事で報酬を得て自由に生きようとする人たちが増えてきました。
サラリーマンにとどまって副業を極める道が、最も確実に幸福な早期リタイアを実現できると確信していますが、ただ、間違った方法や考え方では絶対に副業の成果が出ないとも考えています。
今回は副業やセカンドキャリアに取り組む際に絶対に注意すべきことについて述べたいと思います。
最大共通項は社会に貢献できる副業か否か
どんな副業に取り組む場合でも、最初に留意すべきことがあります。
それは自分が選んだ副業やセカンドキャリアが、人々の役に立つかどうかということです。つまり、社会貢献できる副業か考える必要があります。
なぜなら、人々の役に立って社会貢献できる分野でなければ、その副業やセカンドキャリアは長期的かつ安定的に稼げないからです。
たとえば、マルチまがいの儲け話や投資を紹介して、他人の犠牲のもとに紹介料を稼ぐような副業は、一時的に収入を得られても、早晩、そのビジネスモデルは破綻し稼げなくなります。
場合によっては、違法なことに巻き込まれて人生が暗転するかもしれません。
「簡単に儲かる」といった誘い文句につられ、他人を騙して稼ぐ副業には絶対に手を出さないことが大前提です。
逆に、他人の幸福や生活の利便性を高める副業ならば、きっとビジネスとして成長するでしょうし、長期的に稼ぐことが可能です。
ブログは他人に役立つ記事を書かなければ、訪問者が増えないし、グーグルにも評価されず、最終的には稼ぐことができないと言われます。
その考え方は、ブログに限らず、どんな副業にも社会貢献は共通する原理原則だと思います。
希少分野でなければ稼げない副業と流行に乗っても稼げる副業
誰もが思いつく分野では稼げない
他人に役立つ副業を考えたあと、次に必ず注意すべきことがあります。
それは、誰もがやりがちな分野には手を出さないということです。
ブログのテーマを考える際に、女性の場合は、ヨガや料理、アロマといった分野、男性であれば、仮想通貨など投資分野を思いつくと思います。
しかし、誰もが思いつく分、競争相手が多く、よほど顔の売れたタレントでもない限り、差別化が大変なのも事実です。
一時、仮想通貨を扱ったブログがあちこちに誕生しましたが、いまは閑古鳥が鳴いています。
実店舗を開業する際には、お金さえあれば、誰でも簡単に始められる分野も避けたほうが無難かもしれません。
最近、人手不足や労働条件の過酷さが社会問題化したコンビニも、脱サラした人たちが次々とフランチャイズで店舗を出店しました。
お金を準備でき、夫婦でお店を切り盛りできれば開業できるため、いまや過剰店舗が指摘されています。
コンテンツ資産を形成するブログと違って、実店舗の開業は失敗したら多額の損失を覚悟しなければいけません。
その点、ブログは失敗しても損失は少なく、トライ・アンド・エラーが許される副業だと言えます。
時流に乗ったほうが稼げる副業とは?
ブログなどと違って、一時的な時流に積極的に乗った方が好ましい副業もあります。
それはYouTubeです。
ブログとYouTubeの最大の違いはなにか?
それはブログは一つ一つ独立していますが、YouTubeは登録者が1000万人以上のヒカキンさんも初心者YouTuberも同じプラットフォームに存在しているということです。
ブログの場合、誰かが人気ブロガーAさんのブログを訪問しても、そこから初心者Bさんのブログに飛べません。
しかし、YouTubeのようにプラットフォームが同じだと、どういう現象が起きるのか?
それはテーマが似ている動画だと、ヒカキンさんの動画の右横に、初心者Bさんのサムネイルが表示される可能性があるということです。
さらには、大事件などが発生したとき、良質な内容でいち早く動画をアップできれば、多くの人が視聴してくれる可能性も高まります。
つまり、一時的な流行や出来事に敏感に反応することが、YouTubeでは逆に強みになるのです。
副業といっても、その分野によって適切な方法論は異なります。
しかし、多くの人を幸せな気分にしたり、生活の利便性を高めたりする副業であれば、最終的に収益に繋がる点は共通していると思います。