普通のサラリーマンであっても年金だけに依存するリタイアは老後破産する危険性があります。
前回は、その老後破産を回避するためには、「年金プラスα」の自分のビジネスを持つ重要性について述べました。
ただし、ビジネスと言っても、多額の資金を投入し、事務所や在庫を抱えたビジネスではありません。
できるだけ初期費用はかけずに将来の準備する方法はないのか?
今回は、より具体的に考えてみたいと思います。
最初の一歩はブログを書いて収益化にチャレンジ
最もリスクの少ない副業はブログ収入
ビジネスの基本は、最も人が集まるところに出店するということです。
いま、最も人々が集まっているところはどこか?
それはインターネットであり、スマホです。
テレビもインターネットにつながるのが普通のことになって、より一層、インターネットやスマホに人々が集まるようになりました。
そのネットやスマホに関連したビジネスをやらないのは、人が集まらないところにお店を出すようなものです。
私が現在取り組んでいるブログの収益化は、まさにビジネスの原則を意識したものです。
しかも、最大の利点は、ブログを始めるにあたって、ほとんどお金がかからないということです。
お店を出すとなると、事務所の賃貸料や内装費、バイトの人件費など多額の費用が発生します。
しかし、ブログであれば、独自ドメイン代(年間1000円前後)とレンタルサーバー代(年間1万円前後)で済んでしまいます。
ブログは極めて低コストのビジネスなのです。
ブログは失敗しても痛手が少なく試行錯誤が簡単
ビジネスのもう一つの原則は、ビジネスには失敗が付き物で、トライアンドエラーを繰り返すことが次の成功に向けた資産になっていくということです。
しかし、多額の資金を投入したビジネスを展開したら、失敗の痛手は大きく、次のトライに向けた気力が削がれてしまいます。
一方で、ブログであれば、失敗したとしても、別のテーマでブログを作るだけで済んでしまいます。ブログで失敗した経済的な損失はゼロに等しいのです。
「でも、ブログを書いたこともないし、自分が書けることってあるのでしょうか」
こんな思いから、これまでブログを書いてこなかった人も多いと思います。
難しいことは考える必要はなく、いま自分が日常生活で気づいたことや憤慨していること、夢や希望など何でも手当たり次第に書いて、まずブログを書くコツを掴むことが大切です。
それから、ブログが読まれ、収益が上がる原則を意識するのが近道です。
では、収益が上がる原則は何か?
「価値を提供して対価を得る」
これしかありません。これだけを考えて書けるようになれば、収益化の道はすぐそこに近づいています。
ライターの副業経験には2つのメリットがある
クラウドソーシングで手っ取り早く稼ぐ方法
ブログの収益化は、長い年月が必要です。
初報酬まで半年や1年という長い年月を要するかもしれません。
しかし、収益が発生し始めると、倍々ゲームで収入が増えていくのがブログ収益の醍醐味です。
「でも、そんなに長期間、収入ゼロの状態は我慢できない」という人も少なくないと思います。
ブログを書き続けて慣れてきたら、手っ取り早く収入を得る方法があります。
それは、クラウドソーシング(外注化)に無料登録して記事を書いて報酬を得るという方法です。
ライターの仕事であれば、在宅で退場だし、ネットだけで完結します。
企業やアフィリエイターが記事のライティング(執筆)を発注し、それを請け負って記事を書いてあげる仕事です。
平均的な単価は1文字0.5〜1円が相場なので、2000文字書いたら1000円から2000円もらえます。
単価が安くなればなるほど、当然、書く記事内容も楽なものになります。
お金をもらって技術を教えてもらうことに等しいので、一石二鳥と言えます。
大手のサービス会社が安心
空き時間を使って、せっかく記事を書いたのに、記事を送付したあと、発注者と連絡がつかなくなったら、働き損になります。
ですから、ライターの仕事は、できるだけ実績のある大手を選ぶのが安心です。
国内最大級の会社がクラウドワークスです。
クラウドワークスは、登録会社が11万を突破し、仕事の依頼総額が400億円を超えているマッチングサイトです。
アフィエリエイターやブロガーを目指す人にとっては、発注する人たちがどんなことに着眼しているのか勉強にもなりそうです。
ただ、記事を納品したあと報酬をもらえないままドロンされたり、いっこうに報酬が振り込まれないというリスクが心配です。
ですから、クラウドワークスは、次のようなシステムになっています。
- 依頼が成立した段階で作業開始前に発注者はクラウドワークスに仮払い金を払い込む
- ライティング作業を終えたら納品し、納品の完了を報告する
- 発注者が検品して問題がなければ仕事は完了
- 発注者が仮払いした金額が受注者(ワーカー)に支払われる
ポイントは「仮払い」というシステムです。
発注者(クライアント)と受注者の契約が成立した段階で、発注者はクラウドワークスに仮払い金を支払い、仕事の検品と納品が終了した段階で、働いた人にクラウドワークスから報酬が支払われるシステムです。
このシステムによって仕事が終了したのに発注者から報酬が払われない危険性を解消しています。
ブログの収益化・初級編のまとめ
リタイアを見据えた副業はネットが中心
老後破産を回避する、あるいは、早期リタイアの生活を少しでも安定させるためには、副収入が必要です。
収益化まで時間はかかりますが、ブログが最も安全で低コストな副業です。
自分が欲しい収益までは1〜2年という長い期間を要します。まずは、その長い冬の時代を耐え忍ぶ忍耐力が重要です。
ですから、早く始める必要があります。
そのブログの収益化が始まる長い冬の間、全く収入がないのは辛いという人は、クラウドソーシングで記事を書いて、お金を稼げばいいのです。
実績をあげているアフィリエイターや会社から、ライティングのコツを盗むことができれば、自分のブログの収益化にも活かせるかもしれません。
むしろ、お金以上にノウハウをゲットできる点が一番のメリットだと思います。
クラウドソーシングは各社に特徴がある
最後に、クラウドソーシング(仕事の外注化)のマッチングを行なっている会社はたくさんありますが、その中で有名な会社について特徴をまとめました。
運営会社 | 主な特徴 |
クラウドワークス | 日本最大級のオンライン仕事マッチングサイト。会員登録と発注手数料が一切無料。仕事の依頼総額400億円超、登録社数11万名突破。 |
サグーワークスのプラチナライター | 国内最大規模の記事作成サービス。ライター21万人超。テストを受ける必要があるが、プラチナライターは高報酬案件が多数。誰でも受験 が可能。 |
ココナラ | 知識やスキル、経験を売買できるWebのフリーマーケット。会員数は85万人以上、取引件数も250万件を突破。 |
ママワークス | 空き時間に稼ぎたい主婦を対象に在宅ワークや時短勤務の仕事の情報を多数掲載。 |