イチローの生き方は早期リタイアを目指す人のお手本になる
大リーガー・イチローの引退会見は人生哲学が散りばめられていた
将来、米国プロ野球の殿堂入りが確実視されているイチローが45歳で引退することを発表しました。
イチロー(本名:鈴木 一朗〈すずき いちろう〉、1973年10月22日- )は、愛知県西春日井郡豊山町出身のプロ野球選手(外野手)。右投左打。シアトル・マリナーズ所属。血液型はB型。MLBシーズン最多安打記録保持者(262安打)であり、プロ野球における通算安打世界記録保持者(NPB/MLB通算4257安打でギネス世界記録に認定)、最多試合出場記録保持者(NPB/MLB通算3563試合出場)である。(出典:Wikipedia)
イチローがどんな偉大な人物であるかは多くの人が知っていると思うので、当ブログでは詳細には触れません。
ただ、21日深夜に行われた引退会見は1時間20分もの長時間に及びましたが、その会見内容は、極めて良質な人生哲学のオンパレードでもありました。
各メディアが動画や活字で引退会見を伝えましたが、その会見を見終えて思ったことがあります。
それは「イチローの生き方は幸せなリタイアを目指すサラリーマンにとって大切な哲学が込められている」ということです。
私が過去にイチロー語録を指針にしていた理由
私は、以前から、イチローの生き方に共感していました。
どこに共感しているかというと、毎日、小さな努力をコツコツ積み上げていくと、いつの日か、自分でも想像していなかった地点に登りつめていることを語っていたからです。
私は現在、経済的に不自由のない早期リタイア生活を実現していますが、その準備段階で、私が指針にしたのは、まさにイチローの語っていた「小さな努力を毎日積み重ねることでしか成功はない」という考え方でした。
では、今回の引退会見では、どんな語録が飛び出したのか?
私が参考になると思った言葉をピックアップしました。(会見全文は「AERA dot.」に掲載されています。)
まずは、「熱中」「夢中」の大切です。
子供達へのメッセージについて、イチローは「熱中できるもの」「夢中になれるものを見つけて欲しい」と語りました。
これは早期リタイアを目指すサラリーマンが、どんな副業に取り組むべきか考える際に極めて参考になる言葉です。
多くのサラリーマンは簡単に儲かりそうな副業を選ぼうとします。しかし、「簡単に儲かりそうな副業=自分が夢中になれる副業」とは限りません。
夢中になれない副業は、壁にぶつかると、すぐにあきらめてしまうものです。これでは後半人生の経済的な基盤にはなり得ません。
以前から申し上げていますが、副業を選ぶときは「夢中になれること」「熱中できること」を選ぶことが何よりも重要なのです。
副業で成功したい人が必読すべきイチロー語録
「少しずつの積み重ねでしか自分を超えていけない」
偉業を成し遂げた人の人生哲学というのは、意外にシンプルなものです。
ただ、偉人と凡人の分かれ目は、そのシンプルなことを日々実行できるか否かにあります。
とはいっても、サラリーマンが経済的な自由を手にするのは、イチローの偉業に比べたら、はるかにハードルの低い目標でもあります。
経済的な自由を実現するために最も大切だと思っていることが引退会見でも語られました。
大切なことは、まさに、この「少しずつの積み重ね」です。
私も当ブログの1日1記事という小さな積み重ねを意識しています。決して、1日に何記事もアップしようとは思っていません。
なぜなら、小さな努力の積み重ねこそが大切だと考えているからです。
あるときは後退するかもしれませんが、それでも自分がやると決めた小さな積み重ねでしか、道は切り開けないと思っています。
「成功しそうだから」という判断基準は間違い!
サラリーマンが副業を選ぶ際に、よくある判断基準に「成功しそうだ」「自分もできそうだ」という考え方があります。
しかし、これは間違った判断基準だというのが、次の言葉です。
「成功しそうだからやってみる」「儲かりそうだからやってみる」。多くの人は副業を選ぶ際に、可能性を基準にして選択しているはずです。
しかし、実際はやってみて、うまくいかないことの方が多いものです。自分が好きなことや熱中できることだから選んだ副業でもないので、うまくいかないとすぐに諦めてします。
最後は「副業を成長させて早期リタイアするのは自分には無理だ」と決めつけます。
私はこれまで起業や不動産・株式投資、ブログ収益など数々のことを経験してきました。
どれも成功するかどうかは分かりませんでしたが、仮に失敗したとしても失敗そのものが自分にとって資産になるとも考えました。
なによりも、それ以上に、どれも面白そうだと思ったから実践しました。
ですから、成功を予測してから実践したのではなく、まずは面白そうだと思ったことを実践し、失敗したら学習し、軌道修正するということの繰り返しでした。
いま振り返ると、成功の可能性をあれこれ考えるよりも、自分のやりたいと思った副業をまずは実践したことが、いまの早期リタイア生活につながったと思っています。