早期退職後になぜ妻に稼ぐことを禁じられたのか?
早期退職後に妻の扶養家族に入った理由
新婚当時、妻は勤めていた社会を寿退社し、私の扶養家族に入りました。
あれから約30年後、早期退職した私が、今度は会社社長である妻の扶養家族に入りました。
こういうことになると、新婚当時は全く考えていませんでしたが、これもまた人生です。
現在は、妻の給料約1000万円が生活費ですが、ひとつ、私は妻から禁じられていることがあります。
それは「稼がないこと」です。
稼ぐように尻を叩かれるのが一般的ですが、我が家の場合は私が下手に稼ぐと、税金や社会保険料を支払う必要が出てきます。
具体的には、年収103万円を超えると、超えた額に対して所得税(5%~45%)の納税義務が生じます。
もうひとつは、年収130万円を超えると、自分で国民年金と国民健康保険に加入する必要が出てきます。
ですから、年間稼ぐ金額は100万円以内に抑えることが当面の命題となっています。
納税や社会保険料を含めた詳しい話は以前申し上げましたので、そちらを参考にしてください。
今年前半に無職の男が稼いだ収入は?
では、私が全く無収入かといえば、そんなことはありません。
早期退職前に賃貸用の不動産は売却して現金化したので、家賃収入はゼロです。
もしも、不動産を売却していなければ、中途半端な収入となり、妻の扶養に入れず、税金や社会保険料を支払うことになっていました。
早期退職前に不動産をキャッシュ化していたのは正解だったと思います。
では、どんな収入があるのか?
まずは株式の配当収入です。これは現在、約7万円(税引後)となっています。
次に、ポイントサイトの収入ですが、これは約20万円です。(詳しい収入状況はこちら)
そして、早期退職前後に始めたブログからの収入は約12万円です。
3つの収入源を合計すると、今年上半期(1〜6月)の収入は以下の通りです。
- 株式配当 7万円
- ポイントサイト 20万円
- ブログ収入 12万円
- 合計 39万円
ご覧のように、禁じられた年収100万円まで残り61万円に近づいています。
最近、ブログ収入が増加する傾向にありますが、年末までトータル100万円以内に抑えることができるのではないかと考えています。
ブログ収入の成長で60歳以降は余裕ある生活を目指す
お金は人生を豊かで楽しくする手段
私はお金は人生の目的ではないと考えています。
ですから、多額のお金を稼ぐために頑張ろうとは思っていません。
子供の養育費や家を買う資金、そして生活費のかさむ若い頃には、少しでも収入を増やそうと頑張りました。
しかし、人生後半を自由に生きるために早期退職したのですから、いまは、稼ぐことよりは、会社員時代にやれなかったこと、リタイア後にやりたいと考えていたことを経験することに軸足を置いています。
もちろん、そのためにはある程度のお金が必要です。
ただ、高額なスーパーカーを購入したり、先々、子供の負担になる別荘やリゾートマンションを購入する気持ちはありません。
せいぜい、カメラやキャンプ道具程度の出費ですから、金額はたかが知れています。
ですから、いま、私にとって大切なのはお金よりも時間なのです。
無職でも収入源が重要な理由
早期退職して無職になったあと、貯蓄が徐々に目減りして不安になる人はとても多いものです。
高齢になると、お金は身を守る安全保障のようなものだからです。お金がなければ、いざという時に自分のために誰も動いてくれないものです。
ですから、貯蓄が目減りして不安になる気持ちは理解できます。
30〜40代のときは、早期退職を可能にするだけの金融資産を構築するためにブログを始めました。
幸いにもブログだけで、6年間で約6000万円稼いだので、その後は余裕を持って早期退職することができました。
では、早期退職したいま、なぜ、ブログを再開したのでしょうか?
いろいろ副収入を考えた末にブログが残った
早期退職を決めた後、私は年金生活に備えて副収入を構築することを考えました。
副収入があれば、年金生活になっても貯蓄が大きく目減りする不安もなく、旅行や趣味に打ち込むことができるからです。
では、どうやって稼ぐか考えた時、最終的にブログ収入を選択しました。
- 株式投資のようなリスクがない
- 初期投資が格安でコストが少ない
- ブログの執筆は体力的に楽なこと
- 時間や場所を束縛されない
- 軌道に乗ったら月収10〜20万円は安定的に稼げる
上記がブログを選択した理由ですが、様々な副収入のなかで総合的に最も優れていると考えました。
幸いにも、年金生活まではまだ5年以上も時間があります。
ですから、まるで植物を育てるように、昨年から複数のブログに水や肥料を与え続けています。
この2年間は妻から稼ぎ過ぎることを禁じられていますが、年金生活が近づいた頃には大輪の花を咲かせるのではないかと密かに期待しています。