伴侶選びは早期リタイアの成否を左右する
伴侶を容姿で選ぶ危険性とは?
今回は資産形成以上に重要な伴侶選びをテーマにしたいと思います。
私は男なので男性目線で綴りますが、女性が伴侶を選ぶ際にも参考になるかもしれません。
よく伝統的な資産家の奥さんに賢夫人はいても美女はいないという話を聞いたりします。
美女には美や若さを維持するために浪費するのではないかという警戒感があるためかもしれません。
ご多聞にもれず、私も若い頃は女性を容姿で選んでいました。
美しい女性は一緒に街を歩いていても他の男性が振り返り、誇らしい気持ちになるものです。
しかし、いまは、長男に「奥さんになる人は容姿よりも性格や知性で選んだ方がいいよ」とアドバイスしています。
なぜ、そういうアドバイスをしたのか?
美人よりも頭の良い女性が魅力的な理由
容姿が美しく、性格もよく、知性に溢れていれば、理想的です。
しかし、そんな才色兼備な女性と簡単に巡り合えるものでもありません。
たとえ、巡り合ったとしても、そうした女性は他の男性から引っ張りだこで、自分には高嶺の花かもしれません。
高嶺の花 遠くから見るだけで、手に入れることのできないもの、あこがれるだけで、自分にはほど遠いもののたとえ。(出典:デジタル大辞泉)
誰もが振り向くような絶世の美女と、容姿は良くなくても性格と知性に優れている女性が、目の前に現れたら、どちらを選びますか?
私は間違いなく後者です。
容姿にコンプレックスのある女性の方が見飽きませんし、なにより、そのコンプレックスを克服しようとしている姿が魅力的なものです。
それ以上に、知性と性格の良さは長年、一緒に暮らすなかで、容姿の良し悪しよりも大切なことだと気づくようになりました。
早期退職に向けた資産形成は夫婦で取り組む課題
専業主婦よりも働く女性の方が資産は増える
私が早期退職できたのは、妻の貢献が多大だったからです。
妻が専業主婦だったのは第一子を妊娠し出産したあとの1年余りだけでした。
私の世代は、結婚した女性は退職して専業主婦になるのが一般的でした。
私の妻も大手企業に勤めていましたが、結婚直後、育児だけでは物足りなそうな雰囲気でした。
もともと会社では高く評価されていた女性でしたから、「再就職して働いてもいいよ」と提案し、すぐに自分で仕事を探してきて、あっという間に独立し、会社オーナーになっていました。
ただ、当時は、収入云々よりも、生き生きと生活して欲しいという気持ちでした。
働く女性は年を取っても若々しく感じる
私は結婚して30年近くになります。
交際当時は、2人でショッピングしていると、妻は店員さんから「お姉さんですか?」と聞かれて憤慨していましたが、いまでは「年齢よりも若く見えると言われた」と喜んでいます。
長年、経営者として働いていると、無意識に他人の目を意識し、気が張っているからかもしれません。
結局、容姿は長期的に見る必要があります。若い頃は美人でも50代、60代になって、その容姿を維持できるわけでもありません。
むしろ、男性も女性も年齢を重ねると、知性や性格が外見に滲み出るものです。いくら繕っても、内面は隠しようがありません。
そういう思いを強めたのは、私自身が年齢を重ねた女性のビフォー・アフターを数多く見てきたからかもしれません。
早期リタイアに重要な稼げる伴侶か浪費する伴侶かという視点
友人や知人の奥さんを見ていても、浪費グセのある人や夫の尻を叩く人、自分で稼ごうとする人などざまざまです。
夫婦間の事なので、どんな伴侶がいいのかということは、人それぞれの好みの問題でもあります。
ただ、私の場合は、会社経営者として働く妻の存在が早期リタイアの助けになりました。
ただ、会社経営というのは、いつダメになるか分かりません。
最悪の場合でも、夫婦ともに悠々自適な生活を送れるように資産形成するのが夫たる私の責任だとも考えています。
ただ、その資産形成の過程において、夫婦共稼ぎという2気筒エンジンの力は多大でした。
こうした経験から、知的で性格の良い伴侶を選ぶことは、早期リタイアにはとても重要だと考えています。