ドコモオンラインショップで新規・乗り換えが2万円台
米ウォール・ストリート・ジャーナルの報道は本当だったのか?
先日、米Appleが日本で発売したばかりのiPhoneXRを実質値下げすると、米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が22日に報じたことをお伝えしました。
週明け26日、早くもNTTドコモが運営するドコモオンラインショップが64GBモデルを2万5920円で売り出しました。
iPhone XR 64GB | iPhone XR 128GB | iPhone XR 256GB |
2万5920円 | 3万2400円 | 4万4064円 |
iPhoneXRの実質的値下げ分は8424円?
Apple StoreのSIMフリーより6万円近い低価格
実質8424円安くなったiPhoneXRと、対照的に大人気のiPhone8の価格を、ドコモオンラインショップで比較してみました。
ー | 64GB | 256GB |
iPhoneXR | 2万5920円 | 4万4064円 |
iPhone8 | 1万0368円 | 2万8512円 |
iPhone8の64GBモデルは1万円ほどですから、iPhone8の安さもまた魅力的です。
旧型でも小型軽量スマホが欲しい人はiPhone8。やや大きくても最新機種のスマホが欲しい人はiPhoneXRという選択になりそうです。
iPhoneXRの不調は値段が原因だったのか?
私が購入をためらう理由はiPhoneXRの重さと大きさ
私は現在、楽天モバイルの格安SIMを入れたiPhone8と、auで契約したiPhone7を使っています。auの2年契約が近々終了するので、次の機種をどうしようか、検討し始めています。
今回、値下げされたドコモのiPhoneXRに乗り換える選択肢もあります。しかし、なかなか乗り換える気持ちになれないのです。
それはなぜか?
iPhoneXRは今回の値引きで、だいぶ魅力的な機種になってきたとは思います。
しかし、いまiPhone7には何の不満もないし、小型軽量で指紋認証のiPhone7は扱いやすいとさえ感じています。
では、iPhoneXRとiPhone7&8とサイズや重さを比較してみたいと思います。
機種 | サイズ(幅×高さ×厚さ) | 重さ | ディスプレイ |
iPhoneXR | 150.9×75.7×8.3mm | 194g | 6.1インチ |
iPhone8 | 138.4×67.3×7.3mm | 148g | 4.7インチ |
iPhone7 | 138.3×67.1×6.9mm | 138g | 4.7インチ |
ご覧のように、iPhone7は、iPhoneXRより、幅が12.6ミリ、厚さは1.6ミリ小さく、重量も56g軽いスマホです。
iPhone7の使いやすさはこのサイズ感で、まさに「小ささは正義」なのです。
カメラ機能はミラーレス一眼やソニーRX100
サイズだけではありません。
iPhoneXRには買い換えるほどの機能的な魅力を見出せないのです。
処理能力が早くなったり、カメラ性能が向上したとはいえ、大きな差だとは思えません。
カメラの背景ボケ機能も、昨年12月にファーウエイが発売したAndroidスマホ「Mate 10 Pro」に搭載されていて、今となっては目新しい機能でもありません。
ですから、来年の新機種発表まで待とうかという気持ちに傾いています。
来年の新型機種に望みたいことは次の3点です。
- 片手で容易に操作できる小型軽量を目指してほしい
- ハイスペックなタイプでも10万円以下に収まる価格帯
- nanoSIMが2枚装着できるデュアルSIMスマホ
10年ほど前、アップルのiPhoneは、ビジュアルだけでなく機能的にも他のスマホを圧倒していました。しかし、いまや、ファーウエイなどコストパフォーマンスに優れたAndroidスマホが少なくありません。
とくに、AndroidスマホのデュアルSIMは、一台のスマホに普段はキャリアSIMと格安SIM、海外旅行では海外SIMと国内SIMを入れられるので、とても便利です。
最近のアップルには、高価格帯で顔認証のみのラインナップなどユーザーフレンドリーではない姿勢が垣間みえます。
10年前の原点に立ち帰ってユーザーが何を欲しているのか懸命に考えて欲しいと思います。