リタイア生活を満喫するには、3つの条件があると考えています。
ひとつは、生活に困らない程度の経済的ゆとり。
もうひとつは、健康と家族との良好な関係。
そして、もう一つは、熱中できる趣味です。
私の趣味のひとつはカメラですが、9月20日に私の心を乱すようなアクションカメラ「GoPro HERO7 Black」が発表されました。
現在、最新型の「GoPro HERO6 Black」を使っていますが、HERO7の機能を見て、俄然、購買意欲を刺激されています。
驚きの手ブレ補正機能!ジンバル要らずの動画撮影が可能
リタイア生活にGoProが重要な理由
私は現在利用している「GoPro 6」は手のひらにすっぽり入る小型軽量に加え、長時間の動画撮影も可能で、旅のお供に抜群の力を発揮してくれています。
この夏、タイ・バンコクに旅行した際、このGoPro6を胸元にマウントし、両手をフリーにして歩きながら景色を撮影したのですが、実に楽に美しい動画を撮影することができました。
一般的なビデオカメラは、GoProに比べると、重量もあるので、長時間、手持ちで撮影するのは体力的にもきつくなってきました。
最近人気のミラーレス一眼でさえ、疲れてくると、大きく重く感じてきます。
一方のGoProはタバコより小さく、バックに入れてもかさばることもありません。
旅行においては「小ささは正義だ」と実感します。
GoProは、若い人たちがモータースポーツやスケボー、スキーなどを楽しむ際に撮影するアクションカメラとして広まっていますが、中高年の人たちに適切なカメラだと思います。
価格も高いもので5万円ほど。型式が古いものだと1万円前後で買えて、写真も動画も楽しめてしまいます。
私はこれまでのフラッグシップ「GoPro HERO6」を利用してきて、ほとんど不満はありませんが、それでも「この辺が改善してほしい」と思う点がありました。
しかし、今回発表された「GoPro HERO7 」は、私が感じていた不満点をことごとく改善していました。
GoPro6の弱点は手ブレ防止機能の不完全さ
テレビやパソコンで動画を視聴する際、手ブレがひどいと、映像酔いするものです。
車酔いと同じような症状です。
ですから、思い出のビデオ動画を見ようと思っても、手ブレがひどかったら、誰も見たいと思わず、その動画はお蔵入りとなります。
手ブレで撮影に失敗しても、思い出の瞬間は、二度と撮り直すことはできません。
私が使っているGoPro6は、その手ブレ補正を搭載しています。しかし4Kで撮影している時は手ブレ補正は作動しません。
手ブレ補正を効かせるためには、フルハイビジョン(FH)まで画質を落とす必要があります。
今後、4K映像が主流になろうとしているなかで、これは改善してほしい点でした。
ただ、手ブレ対策のために、私は外付けの電動ジンバルを購入しています。
私が使っているのは中国の「ZNIYUN(ジーユン)」が販売している「Rider-M」という小ぶりな電動ジンバルです。
価格は1万数千円でしたが、いまアマゾンを見てみたら売り切れていました。
数ある小ぶりなので、人気のジンバルなのですが、それでも装着すると、重量感と大げさ感が出てきます。
プロがジンバルを使ったような安定した撮影が可能
ところが、GoPro7は「HyperSmooth(ハイパースムース)」という機能を搭載しました。
まるで電動ジンバルを使用しているような安定した動画撮影が可能です。
GoProのニュースリリースは「HyperSmooth(ハイパースムース)」について、次のように説明しています。
HyperSmoothは、今までカメラに搭載されていた最高のカメラ内ビデオ安定化機能です。電動ジンバルの費用や手間をかけずに、プロのようなジンバルのような安定したビデオを簡単にキャプチャすることができます。HyperSmoothは、ジンバルが失敗する水中や衝撃や風の強い状況下で動作します。
ホームページの動画は、まるでプロのカメラマンが外付けのジンバルを使って撮影しているかような映像です。
こんな映像が撮れるのなら、1万円以上もする高価な電動ジンバルは不要です。
GoPro7はGoPro最大の弱点を克服できたのか?
GoPro利用者の共通の不満は
GoPro6は、フルハイビジョンであれば、それなりの手ブレ補正は可能です。
しかし、GoPro7は、どんなモードでも強力な手ブレ補正を搭載したことで、手ブレ補正という意味では完成形に近いアクションカメラになりました。
ただ、多くのユーザーにとって、手ブレ補正以上に改善してほしい点がありました。
それは動画の音声品質です。
GoProは、海中などでも使用できるように防水機能に力点を置いてきましたが、マイク機能は置き去りにされてきました。
音声をまともにするために、外部マイクを付けているユーザーが多いのですが、その外部マイクをつなぐアダプターも必要になり、小ささが武器のGoProが台無しになります。
ですから、多くのユーザーは音質の向上を切望していました。
GoProは、ユーザーの不満を知っていたのか、GoPro7で音声もステレオに改善し、音声を修正しています。
音声が改善されたならば、GoPro7は、まさにGoProの完成形といえます。
「私たちが待っていたGoPro」なのか?
GoPro創設者のニック・ウッドマンは、リリースの中で、こう豪語しました。
「HERO7 Blackは私たちが待っていたGoProです」
さらに、ニック・ウッドマンは米国ユーチューバー・ケイシー・ナイスタット(Casey Owen Neistat)の動画インタビューに登場し、GoPro7の進化をアピールしました。
ケイシーは全米のトップユーチューバで、チャンネル登録者数は1000万人を超えています。
普段はCanonの一眼カメラで撮影していますが、ニック・ウッドマンはケイシーの影響力を考え、インタビューに臨んだのだと思います。
そのケイシーの動画を見ると、GoPro7は驚異的な手ブレ補正だけでなく、音声もクリアーになっているのが分かります。
本当に私たちが待っていたGoProなのかもしれません。
フラッグシップ「GoPro7Black」は5万3480円。先代の「GoPro7Black」は売り出し価格が5万9000円だったので、6000円ほど低い価格設定になっています。
購入して気に入らない場合は、30日以内なら返品可能です。
ニックやケイシーを信じて購入しようと思いますが、購入後、使用感はレビューする予定です。
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