アップルファン待望の新型iPhoneXSが発売されました。
先日、私は1万1000円値下げされた旧型機種iPhone8を購入しましたが、やはり、iPhoneXSも気になります。
そこで、早速、実機を触ってきました。
新型iPhoneXSのカメラは驚きの高機能だった
iPhoneXSの有機ELディスプレイは確かに美しい
今回発売されたiPhoneXSは、256GBモデルが税別で12万9800円。一方、今回値下げされたiPhone8は8万4800円です。
実に4万5000円もの価格差があります。
ですから、私はiPhone8に割安感を感じ、直ちにSIMフリー版を注文。それに楽天モバイルの格安SIMを装着して使用中です。
ただ、iPhoneXSが価格差に見合うだけの性能ならば、それはそれで買いだと思います。
果たして、価格差に見合うだけの性能を感じるのかどうか、興味津々でiPhoneXSを触ってみました。
まず、見た目です。
iPhoneXSは先代のXと同じ、有機ELディスプレイを搭載しています。
有機ELは液晶よりも圧倒的に解像度が高く省電力にも優れているのが特徴です。
確かに、見やすく美しいものでした。
ただ、私は周囲の人たちがiPhoneXを利用していて、その有機ELディスプレイを見ていたので、画面の美しさは予想の範囲内でした。
27インチモデルのiMACのような大画面パソコンならば、解像度の違いが鮮明になりますが、なんといっても、小さな画面のスマホです。
液晶のiPhone8がiPhoneXSのディスプレイより大きく劣っているとは感じませんでした。
フルサイズ一眼カメラのような背景ボケが可能
次に、確かめたのは、iPhoneXSのカメラ機能でした。
このカメラ機能の向上がiPhoneXSの最大の進化なのかもしれません。
私が魅力を感じたカメラの新機能は以下の3点でした。
- ポートレートモードで撮影後に背景ボケ調整が可能
- 2倍の光学ズーム、最大10倍のデジタルズーム
- デュアル光学式の手ぶれ補正
とくに、ポートレートモードで撮影したあと、F値を変動させる形で背景ボケが可能になります。
F値1.8にしたときの背景ボケは、まるでフルサイズ一眼カメラで撮影したようなボケ感を体感できました。
背景をボケさせることで、人物を浮き上がらせ、立体感に満ちた美しい写真を撮ることができました。
いまや、世界のカメラ愛好家の間では、英語で「BOKE」という単語が存在するくらい、背景ボケじは撮影時の重要な要素なのです。
しかも、iPhoneXSは手ブレ補正も搭載していて、このスマホのメイン機能の一つはカメラであることを主張しているようでもあります。
「スマホがコンデジを殺した」とも言われます。
今回のiPhoneXSといい、ライカレンズのHUAWEI(ファーウェイ)といい、今度はミラーレス一眼カメラにも挑戦状を叩きつけているような勢いを感じます。
積極的に買い換えたい機種なのか?
頭脳の強化とデュアルSIMも魅力
「iPhone XS」は「A12 Bionic」という初の7ミリチップを搭載しました。
この「A12 Bionic」は、iPhoneXの「A11」より、50%省電力の6コアCPUと、2倍速の4コアGPUを搭載し、カメラの背景ボケ調整などパフォーマンスを向上させています。
もうひとつ大きな変更点は、アンドロイドのスマホには常識化しつつあるデュアルSIMをようやく搭載したということです。
これにより、海外旅行や海外出張時に、国内で利用しているSIMを外すことなく、海外用SIMをもう一枚挿入することが可能になりました。
ただ、これは海外に頻繁に出かけない人にはさほど必要ではありませんが、意外にスマホを選ぶ際に重要視される点かもしれません。
それでもiPhone8と7の2台体制を維持
私は現在、従来から利用しているiPhone7と、先日購入したiPhone8の体制です。
もしも、iPhoneXSが魅力的だったら、iPhone7を買い換えようとも考えていましたが、今回、実機を触って、その必要はないと判断しました。
今回のレビューを読んで気づかれた方も多いと思いますが、大きな変更点はカメラ機能、それも背景ボケという印象だったからです。
もちろん、その他にも細かい進化はあったのかもしれませんが、日常生活でぜひとも必要と感じる変更点は見い出せませんでした。
カメラ機能の強化についても、私は普段からデジタルカメラを複数台所有しているので、スマホのカメラに強いこだわりはありません。
ただ、もしも現在所有しているiPhoneのどちらかが故障した場合には、iPhoneXSも選択肢の一つになってくるかもしれません。
しかし、かりにiPhoneXSを買うとしても、次の新機種が発表され、値段が引き下げられた時が買い時だと考えています。