早期リタイア1年目は趣味カメラに散財の年だった
ストレスフリーの1年間は過ぎ去るのも早い
2019年も残り1ヵ月もなくなりました。
私の早期リタイア生活は、最初の1年を終えようとしています。
リタイア後は自由すぎる生活になるので、自分自身に3つのことを課しました。
ひとつは、ルーティーン(日課)をつくること。怠惰な生活に陥らないように、毎日昼までにブログ記事を執筆する時間を義務付けました。
二つ目は、家族のために家事を引き受けること。料理は妻の方が得意なので、私は他の家事について邪魔にならない程度に協力しました。
三つ目は、趣味にお金をつぎ込み、日常を楽しむこと。人生、いつ終わるか分かりません。ですから、欲しいカメラを購入しました。
その代表格が、憧れのライカM10でした。レンズを含めると200万円以上の散財でした。
サラリーマン時代、早期リタイアした際に経済的な水準を落とさないように資産形成に努めたので精神的にもゆとりを持って購入できたと考えています。
というわけで、今回は昨年に続いて「買って良かったもの」シリーズ・カメラ編を発表したいと思います。
ライカM10に関しては、すでに「2019年にやって良かったことベスト3」に入れたので、今回は除外したいと思います。
では、「2019年買って良かったカメラ」を発表したいと思います。
ベスト3はライカのコンデジC-LUX
まず第3位は、ライカのコンデジC-LUXでした。
ライカC-LUXは大きめの1型センサーを搭載した高級コンデジです。
ズームレンズは24~360mm相当(35㎜判換算)の焦点距離をカバーしているので、近くの被写体だけでなく超望遠で遠く離れた被写体も撮影することができました。
レンズ性能に定評のあるライカのコンデジなので、レンズも「ライカDCバリオ・エルマーf3.3-6.4/8.8-132mm ASPH.」を搭載しているのが魅力でした。
この小さなコンデジ一台あれば、重くて大きな望遠レンズを持って出かける必要はないので、今年、富士山麓に旅行した際には大活躍してくれました。
C-LUXは静止画だけでなく、動画も4Kの高画質で撮影することができます。
ライカのラインナップでC-LUXは最も価格の安いモデルです。
しかし、唯一、360mmの超望遠で撮影できる機種なので、運動会などで遠くの被写体を静止画や動画で撮影するには便利なカメラだと思います。
普段使いカメラは軽量コンパクトで写りの良い富士フイルム
富士フイルムのX-T3とX-T30の兄弟機がベスト2
私が軽い運動も兼ねてフォトウォーク(街撮り)する際、最も使用するカメラは富士フイルムのモデルです。
富士フイルムのカメラは、①軽量コンパクト②写真の色味が抜群③レンズなど全般的に低価格という3点が特徴です。
最近はセンサーサイズがフルサイズのミラーレスカメラが注目されがちですが、富士フイルムはフルサイズよりも小さなAPS-Cセンサーが主力です。
APS-Cはセンサーサイズが小さい分、ボディーやレンズが小型軽量化できることや価格も抑えられる利点があります。
ですから、高額で大きなカメラを持ってフォトウォークするよりも、富士フイルムのカメラは手軽で気楽です。
かといって画質や写りはフルサイズセンサーに負けてはいません。
というわけで、今年は最新のセンサーを搭載した富士フイルムのX-T3と、弟分のX-T30という2機種を購入しました。
両機種とも旧型センサーよりもオートフォーカス(AF)が正確で速くなりました。やはり、オートフォーカスが進化すると撮影は一層安心感があります。
今年買って良かったカメラベスト2は、この2機種を選びました。
X-T3とX-T30、この兄弟機は何が違うのでしょうか?
富士フイルムX-T3とX-T30の違いとは?
X-T3は富士フイルムのラインナップで上級モデルに位置付けられています。
ですから、富士フイルムのファンには定番の上級機種ですが、弟分のX-T30が大きく劣るということはありません。
軽量コンパクトなX-T30を好む人も多く、私は総合的に甲乙付け難いと思っています。
なぜ、甲乙付け難いのか解説したいと思います。
両機種の違いをまとめたのが以下の表になります。(黄色アンダーラインが優越点)
X-T3 | X-T30 | |
発売日 | 2018年9月6日 | 2019年2月14日 |
サイズ | 132.5 × 92.8 × 58.8 mm | 118.4 x 82.8 × 46.8mm |
重さ | 539g | 383g |
液晶モニター | 3インチ・104万ドット 3方向チルト |
3インチ・104万ドット 2方向チルト |
ファインダー | 369万ドット OLED 0.75倍 | 236万ドット OLED 0.62倍 |
動画 | 4K30P(全画素読み出し) 4K60P(クロップ) |
4K30P(全画素読み出し) |
F-Log内部記録 | 4:2:0 10bit | 4:2:0 8bit |
SDカードスロット | デュアル | シングル |
防滴防塵 | ○ | × |
内蔵フラッシュ | × | ○ |
価格(Map Camera) | 15万7650円 | 9万7421円 |
両機種とも心臓部のセンサーとプロセッサーは同じです。
このため、写真や動画の画質、オートフォーカスの性能はほぼ同等となっています。
ただ、X-T3は動画に関して、4K60p、10bitのF-Log内部記録が可能です。また、防滴防塵となっています。
一方、X-T30はボディーの重さが400g以下と小型軽量。日常的に持ち出しやすいカメラです。フラッシュも内臓しています。
富士フイルムが誇るフィルムシミュレーションも同じ。映画のような動画が撮れるエテルナが搭載されています。
X-T30の最大の利点は上位機種と同等でありながら、価格がX-T3の3分のという安さです。
所有欲を満たしてくれるのがX-T3なら、コストパフォーマンスに優れているのはX-T30だといえます。
では、今年買って良かったカメラNo.1は何か?
次回発表したいと思います。楽しみにしてくださいね。