”人生100年時代”は一生稼げる副業選びが重要になる!
長寿リスクと収入不安に備えるために必要なこと
本当に100歳まで生きられるかどうかは別として、医学や食生活の進歩で寿命が伸びていることは間違いありません。
実際、平均寿命は男性が80歳、女性は86歳(2013年・厚労省調べ)と、日本は男女とも80歳を超える長寿国となってしまいました。
このため、早期退職時の年齢が40代の場合は30年以上、50代でも20年以上の余生を過ごすことになります。
新卒で就職してから早期退職するまでの期間に相当する長い年月が残っているわけです。
その長いリタイア生活を幸せに暮らすためには経済的基盤が重要になってきます。
世の中の犯罪の多くは、金銭絡みの原因です。貧すれば、夫婦関係にも悪影響を及ぼし、それがストレスとなって、会社員時代と同じような健康を害する元凶ともなりかねません。
ですから、サラリーマン時代の副業は人生後半のカギを握っているのです。
なぜ老後の経済格差は生まれるのか?
政府は人生100年時代に向けて、国民に70歳まで働くことを推奨しています。
しかし、70歳以上になっても雇われ人生を送ることが果たして幸せなのでしょうか?
高齢期に雇われて働くことにはストレスや苦痛を感じる人が大多数だと思います。
政府は、「約8割が高齢期にも高い就労意欲を持っている」という調査結果を発表していますが、裏返せば、「70歳まで働かないと生きていけない」と考えている人がそれだけ多いということでもあります。
本当に、好き好んで国民の8割が高齢期に働きたいと思っているかどうかは疑問です。
現在仕事をしている高齢者の約4割が「働けるうちはいつまでも」働きたいと回答。70歳くらいまでもしくはそれ以上との回答と合計すれば、約8割が高齢期にも高い就業意欲を持っている様子がうかがえる(出典:内閣府「平成29年版高齢社会白書」)
たとえ、高齢期まで働くとしても、人生の後半は雇われ人生から脱したいものです。
ストレスの最大の原因は人間です。会社員時代は上司や同僚。老後はアルバイト先の人間という人間社会で生きる以上、他人から与えられるストレスから逃げることはできません。
ですから、高齢期ぐらいは雇われて稼ぐのではなく、自力で稼げる副業や事業で生活したいものです。
そのためには、サラリーマン時代の努力量が老後の経済格差として現れてしまいます。
残酷ですが、高齢期に後悔しても手遅れです。生活が苦しいならば、他人に雇われてアルバイト生活するしかありません。
ただ、高齢者を必要とする職種は限られてきます。意識高い系の仕事をしてきた人はプライドをひどく傷つけられるかもしれません。
しかし、生活のためにはプライドを捨てなくてはいけません。
嫌悪感を感じる経営者であっても、給料のために作り笑いを浮かべながら命令に従うしかないのです。
一方、30〜40代から将来に備えて副業に取り組み、月収20〜30万円の安定収入があれば、そんな人生を送る必要はありません。
長年、副業に取り組めば、月収20〜30万円を自力で稼ぐのはさほど難しいことではありません。
むしろ、副業は収入が上振れする楽しみがあります。
経験者が考える「成功する副業の5条件」とは?
副業もビジネスも成功する条件は同じ
副業といえども、立派なビジネスです。
ビジネスである以上、副業の選択次第では大きな借金を抱え、窮地に陥ることもあるのです。
例えば、多くのサラリーマンがアパート経営で多額のローンを抱えて途方にくれた「かぼちゃの馬車」問題は、その一例です。
最初に多額の資金を要するビジネスや副業には、詐欺的な集団が関心を持つものです。
ですから、副業の選択はとても大切だと思っています。
では、成功する副業の条件とは何でしょうか?
それは次の5条件が備わった副業だと考えています。
- 小資本、小資金で始められること
- 利益率が高いこと
- 在庫を持たないこと
- 安定的な収入が見込めること
- 楽しめる仕事であること
私はサラリーマン時代に様々な副業を経験しましたが、ブログは副業の王様だと思っています。
なぜなら、上記の5条件に見事に合致しているからです。
まずは、ブログを始めるために必要なコストは、レンタルサーバー代と独自ドメイン代ぐらいです。合計しても2万円もあれば、自分所有のブログを始められます。
次に、利益率ですが、パソコンさえあれば始められるので、広告収入が丸々利益になります。
さらには、商品を仕入れる必要がないため、在庫もありません。
1年ほどで月収1〜10万円程度稼げる人が少なくありません。
私の場合は1年目は年収30万円でしたが、4年後には年収1800万円までブレイクしました。
こうした想定外の成長が期待できるのもブログの魅力だと感じています。
副業で稼ぐために最も重要なことは何か?
最後に、副業で成功するために最も重要な点について触れたいと思います。
それは、5条件の最後5番目に挙げた「仕事自体が楽しめること」です。
私は趣味をテーマにブログを運営したので労働感が希薄でした。
ブログ運営は自分のコンテンツ資産を育てる作業なので、やりがいもありました。
私は自分の経験からブログが最適だと申し上げましたが、ブログ以外で自分が楽しめる副業があるならば、それを選択することも賢明だと思います。
どんな副業に楽しさを感じるかは個人差があるからです。
副業で成功するために重要なのは継続です。
継続するためには、楽しいと感じる必要があります。
楽しくなければ、その副業は長続きしないからです。
まさに「好き」を仕事にすることは理にかなっているのです。
ただ、上記の5条件をすべて満たす副業となると、選択肢は意外に少ないものです。
儲かるか否かではなく、自分が楽しめるか否かで副業を選択することが、副業で成功するための最大の秘訣だと思っています。