これからは情報所得で稼ぐ新富裕層が出現する時代
労働所得は会社を辞めたらゼロになる
多くの人が薄々感じていることですが、長年、会社で働いても、特殊技能でもない限り、会社員時代の労働は資産にはなりません。
なぜなら、会社を退職した瞬間、収入はゼロになるからです。
しかし、不動産や1億円以上の株式を保有していれば、家賃収入や配当収入で生活することができます。
ただ、そうした資産は親から相続した人やサラリーマン時代によほど一生懸命、不動産投資や株式投資に取り組んだ人でなければ無理です。
会社員を辞めても不動産で多額の副収入を得ている人の多くは親から相続した人たちです。
しかし、不動産も株式も保有していなくても、ほとんどコストをかけずに所得を生む資産を持つことが可能なのです。
それは収益を生む情報資産です。
無から有を成すことができる時代
情報資産とは、広告収入やアフィリエイト収入が入ってくるブログやYouTubeのコンテンツのことです。
毎日、記事や動画を配信していれば、そのコンテンツが過去資産となり、一定のユーザー数を超えてくると、その過去コンテンツも読まれて収益を生むようになります。
インターネット通信の大容量化に伴い、ブログやユーチューブといったメディアを持っている人たちは、月々数千万円、年間数億円稼ぐ人が出現し、まさに現代の新富裕層と化しています。
情報所得は会社で働いて稼ぐ労働所得よりも優れているのは議論のないところですが、不動産など資産所得よりも優れている点があります。
いくつか整理すると、次のような利点があります。
- 不動産のような入居者とのトラブルがない
- 自宅でコツコツ作業するだけで済む
- 子供に相続する際に不動産のような課税がない
- 投資資金や銀行融資が必要ない
- 会社に勤めながらでも楽に実践できる
情報所得が最も優れている点は、投資資金が必要なく、文字通り、「無から有を成す」所得だという点です。
新富裕層と凡人の大きな違いは何か?
新富裕層は凡人よりも行動が早い
では、ブログやユーチューブなど情報資産を蓄積して、その情報所得を得ている人たちの特徴は何でしょうか?
それは行動の速さです。
将来性のあることには素早く飛びついています。もちろん、さほど儲からないメディアもあります。儲からないと分かれば、今度は別のメディアを素早く試します。
たとえば、facebookが流行ると、それを試してみます。「最近、過疎っている」と気がつくと、次はTwitterに力を入れます。「あれ、ユーチューブの方が将来性がありそうだぞ」と感じたら、次はユーチューブ動画を配信しています。
一見、節操のなさを感じる時がありますが、何事も自分で触って確かめる精神と貪欲さは見習うべき点が多々あります。
そして、そういう人は高い確率で富裕層に近づいています。
会社依存ではなく情報資産を蓄積することが重要
いまや、どんな大企業でも永遠に安泰という時代ではなくなりました。
日本を代表する世界の東芝が経営危機に陥って大規模リストラを実施したり、数年前にはソニーも大規模なリストラが報道されたこともありました。
会社はいざという時には、個々人を守ってはくれません。自分の身は自分で守る必要があります。
親から不動産資産を相続した人でなければ、資金数万円で富を築ける情報資産の構築にチャレンジするのは、経済合理性がある行動です。
ブログやユーチューブのコンテンツなどメディアを保有すれば、いろいろな可能性も広がります。
それを放置して会社の仕事に時間の多くを消費することの非合理性に気づいた人と気づかすに歳を重ねる人とは、将来、大きな格差が生まれていると思います。