2018年買って良かったもの・高額商品部門は、昨日、3位にマウスコンピューターの17.3型ノートパソコンDAIVとMacBook Pro13インチモデルを第3位に選考したことをお伝えしました。
本日も買って良かったもの企画を続けたいと思います。
というわけで、買って良かったもの第2位は、ソニーのフルサイズミラーレスカメラα7Ⅲを選びました。
買って良かった高額商品・第2位はSONYの「α7Ⅲ」
ソニーのフルサイズミラーレスカメラ・α7Ⅲは、比較的、穏やかだったカメラ業界にフルサイズミラーレスカメラの戦国時代を生み出した記念すべきカメラであり、文句なしの第2位に選びました。
このカメラの凄さは、超高速で正確なオートフォーカス(AF)を搭載し、そのほかの基本性能もプロ機並みの内容でありながら、センサーサイズの小さなASP-Cカメラと同水準(22万3000円)の価格で発売されたということです。
このため、購入者が殺到し、生産の追いつかない状況が続きました。同時に、カメラ業界は騒然となり、フルサイズミラーレスを製造していなかったカメラ業界の雄キヤノンやニコンも参入せざるを得ない状況に追い込まれました。
キヤノン、ニコンも秋には新製品を発売しましたが、ソニー機ほどのインパクトはなく、2018年暮れになってもソニーα7Ⅲは売れ筋ベスト3を維持する好調さです。
ソニーα7Ⅲが与えた価格の衝撃
ソニーが今年3月発売したα7Ⅲは、多くのカメラファンを驚かせました。
液晶パネルの精細さはやや落ちるものの、α9に匹敵する瞳AFなどオートフォーカス機能を備え、しかもバッテリーも同じ容量の長時間撮影が可能な機種でした。
最上位機種α9の40万円台に対し、α7Ⅲは3月の発売時22万3000円。高性能のフルサイズミラーレスがそこまで安くなるのかと衝撃を与えました。
まさに、α7Ⅲはカメラ業界のゲームチェンジャーとして登場しました。
私自身、すぐに購入せず、値下がりを待っていたのですが、生産が間に合わない状態が続きました。
一向に値下がりする気配がなかったので注文しましたが、手に入るまでには日数を要しました。しかも、いまだに発売時の価格水準を維持する人気ぶりです。
α7 III、α7R III、α9 価格と性能の比較
では、α7Ⅲが高画素機のα7RⅢや最上位機種α9と、どれだけ性能差があるのか?
性能比較の一覧表を作成しましたが、驚いたことにα7Ⅲが上位機種よりも優っている項目が相次ぎました。(優位項目は太字表記)
α7Ⅲ | α7RⅢ | α9 | |
発売当初価格 |
約22万円 |
約37万円 | 約43万円 |
画素数 | 約2420万画素 | 約4240万画素 | 約2420万画素 |
ローパスフィルター | あり | なし | あり |
手ぶれ補正 | 5軸 | 5軸 | 5軸 |
手ぶれ補正効果 | 5.0段 | 5.5段 | 5.0段 |
AF方式 | ファストハイブリッドAF | ファストハイブリッドAF | ファストハイブリッドAF |
測距点(位相差) | 693点 | 399点 | 693点 |
測距点(コントラスト) | 425点 | 425点 | 221点 |
フォーカス | 瞳AF AF-C対応 |
瞳AF AF-C対応 |
瞳AF AF-C対応 |
ISO感度(標準) | 100〜51200 | 100〜32000 | 100〜51200 |
ISO感度(拡張) | 50〜204800 | 50〜102400 | 50〜204800 |
連続撮影可能枚数 | RAW:89枚 JPEG:177枚 |
RAW:約76枚 JPEG L:約76枚 |
RAW:241枚 JPEG L:約362枚 |
ファインダー解像度 | 2,359,296 ドット | 3,686,400 ドット | 3,686,400 ドット |
モニター解像度 | 921,600ドット | 1,440,000ドット | 1,440,000ドット |
4K動画(フレームレート) |
30fps | 30fps | 30fps |
外部出力 | 4K 30p 4:2:2 8bit |
4K 30p 4:2:2 8bit |
4K 30p 4:2:2 8bit |
サイズ(mm) | 126.9×95.6×73.7 | 126.9x95.6x73.7 | 126.9x95.6x63.0 |
重量(ボディーのみ) | 約565g | 約572g | 約588g |