スマホのSIMを大手キャリアからUQモバイルに移行した理由
高所得者ほど格安SIMを利用する理由
格安SIMは富裕層ほど利用率が高いと言われます。
スマホ料金は毎月確実に引き落とされる固定経費になります。経済的な感度の高い人ほど固定経費には敏感なのかもしれません。
私はスマホを2台保有して使い分けているのですが、富裕層の経済合理性を見習おうと、1台は大手キャリア、もう一台は格安SIMの楽天モバイルを利用しています。
楽天モバイルはデータ容量が月間2GBで通話料金は10分以内ならタダ。それでも月額1480円という激安ぶりです。
そして、先日、もう一台のスマホも毎月約8000円支払っている大手キャリアから格安SIMに移行しました。
今回、私が選んだのはUQモバイル。月間3GBのデーター量で毎月60分間通話し放題というプラン(月額2480円)を選びました。
大手キャリアからUQモバイルへの移行で、月額コストは約5000円減少し、年間では約6万円の節約となりました。
この結果、現在、私のスマホ通信料は楽天モバイル(1480円)とUQモバイル(2480円)で合計3960円。
スマホ2台持ちでもキャリア1台分(月額約8000円)の半額に通信費が抑えられたことになります。
なぜ楽天モバイルではなくUQモバイルを選択したのか?
私は昨年、早期退職するにあたって楽天モバイルに契約しました。
何と言っても、docomo、au、ソフトバンクといった大手キャリアでは考えられないほどの安さに魅力を感じたからです。
現在、私は楽天モバイルの最低プラン(データ容量2GB)を利用し、月額1480円の通信料を支払っています。
楽天モバイルの利用者は楽天ポイントが優遇されるため、私の場合、楽天市場の買い物で毎月3000〜5000円ほど多めにポイント還元を受けています。
このため、楽天モバイルを使うことで、通信料(月1480円)を支払っても最終的には毎月2000〜3000円儲かっているというわけです。
楽天モバイルはコスト面では最強ですが、最近、ある弱点に気づきました。
それは、昼夕の通信速度がかなり遅くなるということです。
特に平日の昼夕は速度の落ち込みが激しく、外食した際、スマホでサイトを開くにもイライラすることが多く、動画視聴は一層厳しい状態になります。
楽天モバイルはドコモの回線を借りているため、昼夕の通信繁忙時はドコモユーザーが優先され、速度制限がかけられているのかもしれません。
もっとも、昼夕の通信速度は、楽天モバイルに限らず、多くの格安SIMが抱える弱点だと指摘されています。
このため、もう一台のスマホは料金が高くても大手キャリアの通信回線を使い続けるしかないのかと諦めていました。
ところが、そこに救世主が現れたのです。
キャリアのサブブランドは通信品質の良さが特徴
今回、私が契約したUQモバイルは大手キャリアauのKDDIと同じグループ企業になります。
このため、他の格安SIM業者とは経営環境が圧倒的に異なります。
UQモバイルはau、ワイモバイルはソフトバンクが関係会社です。
このため、UQモバイルとワイモバイルはサブブランドとも呼ばれていて、低価格でありながら通信品質の良さが特徴です。
実際、私がUQモバイルに契約したあと、昼過ぎにスマホでサイトやユーチューブを視聴したのですが、それまでの大手キャリアと変わらない通信速度を体感しました。
私の贔屓目かもしれないと思い、ユーチューブで速度比較している動画はないか探したところ、ドコモや格安SIMのIIJmioとUQモバイルを実測比較したユーチューブ動画を見つけました。
その動画も、場所によってはUQモバイルが大手キャリアより高速で、どんな時間帯でも安定した通信速度であることを報告しています。
auのサブブランド・UQモバイルに変更したのは賢明な選択だったと考えています。
UQモバイルの料金プランは低価格・シンプル・良心的
UQモバイルの料金プランはシンプルで分かりやすい
UQモバイルの料金はテータ容量に応じた3プランと、とてもシンプルです。
- S(3GB)・・・月額1980円
- M(9GB)・・・月額2980円
- L(14GB)・・・月額3980円
余ったデータ容量は翌月に持ち越すことができ、私の契約したSプランだと、全て持ち越した場合、翌月は6GB使用できることになります。
私は自宅では無線WiFiでスマホが繋がっているので、データ容量は消費せず、むしろ持て余すことが多々あります。
このため、最小プランでも十分だと考えましたが、万が一、データ容量は使い切ったとしても100MBが200円、500MBが500円で購入することができます。
また、通話料金は「30秒につき20円」ですから、通話することが滅多にない人は上記のスマホプランから選択するだけで終わりです。
通話オプションもシンプルな2プランから選択
UQモバイルの通話料は基本的に30秒/20円の課金ですが、通話量に応じたオプションも用意されています。
通話オプションは、①長電話はしないけれど頻繁に電話をかける人向けのプラン②1ヵ月に何度か長電話しそうな人向けプランが用意されています。
- 【かけ放題】国内通話10分以内無料(月額700円)
- 【通話パック】国内通話月60分(2400円分)まで無料(月額500円)
私は月額500円の通話パックを選択しました。
この結果、私のスマホ代は、キャリア時代の約8000円から、UQモバイルのSプラン(データ容量3GB・1980円)と通話パック(500円)の合計2480円と、毎月5000円以上安くなったわけです。
家族4人でも月額1万円以内!UQモバイルを評価する最大の理由
UQモバイルが優れているのは、契約解約料が無料なのは当然ですが、料金が2年目以降も同じだという点です。
スマホの料金体系には1年目は安くても、2年目からは引き上げられるケースが多いものです。
しかし、UQモバイルは目先の安さでユーザーを獲得するのではなく、高速で安定した通信品質と長期的な低価格で勝負しているように感じます。
また、主契約者のほか最大9回線まで500円割引く家族割もあり、4人家族でSプランを選択した場合、次のような料金になります。
- お父さん(1980円)+お母さんと子供2人(1480円×3=4440円)=6420円
全員が通話60分無料オプション(月500円)をつけたとしても、4人で2000円ですから、合計8420円ということになります。
月額8420円というと、大手キャリアの場合、1人分の通信料金に相当します。
大手キャリア1人分の通信料金で家族9人が高速通信を利用できるわけですから、UQモバイルの経済合理性は極めて高いと実感しています。
「料金は安いから通信速度は我慢する」
そんな気持ちで格安SIMを選択している格安SIMユーザーは多いと思います。
しかし、UQモバイルは料金が安くでも通信速度を我慢する必要がありません。
そこが最大の特徴です。