脱ストレスのために本格的に打ち込んだ事とは?
職場異動ではストレス解消に限界があった!
前回は、私が会社に嫌気が刺してストレスから体調不良、そして異動して急場をしのいだ話をお伝えしました。
しかし、職場が変わっても、かつての人間関係は完全に断ち切れるものでもなく、職務上、どうしても関わりは続きます。
社会貢献という企業意識の低さは変化することはなく、その会社の利益ために働く意義にも疑問が高まるばかりでした。
「やはり、会社を早期退職するしかないのか?」
いつしか、そうした感情が強まり、早速、早期退職に向けて本格的な準備に取り掛かりました。
早期退職すると言っても、後先考えずに退職する訳にも行きません。
私が養う子供達の学業にも責任を持たなければいけませんし、私や妻の老後の生活も準備を整える必要があります。
では、どうするか?
自分の力で稼ぐ力を養うしか方法はありません。
自力で稼ぐ力があれば、早期退職しても自由な生活が実現できるはずです。
そのために始めたのが副業探しでした。
やりたいことを副業に選んだのは正解だった
副業を選ぶ際、私が重視したのは自分自身が楽しめそうなことは何かという点でした。
私がやってみたいことはサイトやブログの運営、そしてトレードでした。
どちらもゲーム感覚が味わえ、他の副業よりも仕事というイメージが希薄に感じていました。
ただ、株式投資やFXはそれなりに資金が必要ですし、損失を被ると、副業に対するモチベーションが低下する恐れがあります。
そこで、私は副業の段階的手順を考えました。
それはサイトやブログで稼げた場合、その収益をトレードの原資にするということです。
副収入は余裕資金ですから、精神的にも余裕を持って投資できると考えた訳です。
しかし、これはプラスマイナス両面の誤算がありました。
ブログやサイトは、最初から、なかなか思うように収益が上がるものではありません。純粋にブログ収益を投資に回そうとしたら、いつまでも投資の機会が訪れないという気持ちになりました。
ですから、貯蓄から500万円を投資に当てて、その投資の成績をブログのコンテンツにすることにしました。
これが当たりました。
次々とブログのファンが増えて、4年目にはブログ収益が1800万円を超え、それ以降、早期退職の4文字がとても現実味を帯びてきたのです。
すると、自分でも考えていなかった変化が起きていました。
サラリーマンの副業は心を強くする万能薬
副業の収入はサラリーマンを強くする
サラリーマンという生活は、なぜストレスが多いのでしょうか?
それは会社の評価を気にしながら生活しているからです。
会社の評価を決めるのは、まずは直属の上司になります。ですから、上司の顔色を気にしながら生活しているからです。
まだ、尊敬できる上司なら気遣う気分にもなりますが、そうでなければ、最悪な日々が続きます。
かといって「こんな会社やめてやる!」と啖呵を切れればいいのですが、生活を考えると、そうも行きません。
しかし、副業で収入を得るようになると、全く気分が変わってきます。
いざとなったら会社をやめても自力で稼ぐ自信がつくからです。
ですから、「いつやめてもいい」と心が強くなり、その自信が会社での仕事を逆に楽にしてくれました。
「いつでもやめれる」という気持ちが生まれると、会社の仕事もなぜか辛さを感じなくなっていました。
そのうちに、役職も上がり、精神的な負担も感じなくなり、気づいたら50代になっていました。
ただ、再び、ある葛藤が生まれてきました。
早期退職という初心貫徹か?サラリーマンを貫くか?
多くのサラリーマンは私と同じ葛藤に直面しているのではないかと思います。
定年までサラリーマンを勤め上げるべきか?早期退職して自由に生きるべきか?という葛藤です。
50代である程度のポジションになると、定年まで勤め上げるのが楽ですし、流れに身を任せたくなるものです。
しかし、私は最終的に早期退職を選択しました。
なぜなら、お金よりも時間が大切だと考えるようになったからです。
若い頃は時間は半ば無限のように感じていたので、時間よりもお金が重要だという気持ちが強かったように思います。
しかし、50代になって残された人生を考えると、会社に流された人生では時間がもったいないと思うようになっていました。
もちろん、会社の仕事が自分の趣味のように楽しければ、話は別です。その時の職務は決して心底楽しめるものではありませんでした。
「会社の仕事を楽しもう」と自分に言い聞かせていたのですが、やはり限界でした。自分でも「無理に楽しもうとしている」と感じていたからです。
副業の効果で早期退職しても生活に困ることも無くなっていました。
その意味では、贅沢な葛藤だったと思いますし、そんな贅沢な人生を選択させてくれた副業には感謝しています。
最後に、自分の人生は自分で責任を持つしかありません。
そのためには自由になるための手段としてお金をどうやって稼ぐべきか、あるいは、どうやって資産を形成したらいいのかという大きなハードルを超える必要があります。
私は現在、毎日が自由な生活です。
このブログを書いたり、写真撮影に出かけたり、ソロキャンプしたり、心の許せる友人と遊んだり、自分が所有する会社経営の相談に乗ったり・・・
それもこれもサラリーマンの給料や身分に安住することなく、好きなことを副業にしたからだと考えています。