私は今年10月、超小型アクションカメラ「GoPro HERO7 Black」を購入しました。
ところが、その1カ月後、ドローンで有名なDJIが、手ブレを防ぐスタビライザー一体型のビデオカメラ「Osmo Pocket」を発表しました。
発売価格は4万4900円(税込)。GoPro HERO7 Blackより約8500円も安く、さらに小型化して高性能というもっぱらの評判です。
私の悪い癖でもある好奇心と物欲から、思い切ってOsmo Pocketを注文しました。
GoPro HERO7 Blackを所有している私が、なぜ、Osmo Pocketを購入したのか。徹底比較しながら説明したいと思います。
なぜOsmo Pocketは人気があるのか?
GoPro HERO7 Blackには全く不満がない
正直言って、GoPro HERO7 Blackに不満はありません。
幅約6㎝、高さ約4㎝、重さ116gの超小型カメラでありながら、4K/60Pの高画質な動画が撮れてしまいます。まるでジンバルに設置しているような強力な手ブレ補正「HyperSmooth」も搭載しています。
スマホと連動してライブ配信もできるし、先代のGoPro6の最大の弱点であった音声もステレオ録音でクリアになり、大幅に改善されました。
まさに理想的なビデオカメラといってもいいでしょう。
にもかかわらず、DJIのOsmo Pocketを注文した理由は、GoProとは異なる魅力があるからです。
DJI Osmo Pocketは手持ちビデオカメラの革命児
Osmo Pocketを注文したのは12月16日です。しかし、23日現在、まだ届いていません。人気のほどがうかがえます。
Osmo Pocketの魅力は、何と言っても、3軸ジンバル一体型なのに、カメラ本体が12cmほどの超小型ビデオカメラであるという点です。
つまり、カメラとジンバルがポケットに入ってしまうわけです。そんなビデオカメラは見たことがありません。
ジンバル一体型のカメラなので、いちいちカメラをジンバルに取り付ける手間がかからず、本体を手にした直後、すぐに撮影できる軽快さは、GoProを上回っていそうです。
次のYouTube動画はDJIの公式動画ですが、ジンバル一体でありながら、すぐに撮影できる様子が分かります。
Osmo PocketとGoPro HERO7 Blackを比較!どっちがいい?
画質と手ブレ補正はOsmo Pocket、音質と画角の広さはGoPro
Osmo Pocketを発売したDJIは、高性能なカメラを搭載したドローンや高機能なジンバルを開発しているメーカーです。
その技術をOsmo Pocketに詰め込んだのですから、凄い小型カメラが出来上がるのは当然です。
では、Osmo PocketとGoPro HERO7 Black、どっちが買いなのでしょうか?
YouTubeの比較動画を見ると、私は次のように判定しました。
- 画質 Osmo Pocket>GoPro HERO7 Black
- 手ブレ補正 Osmo Pocket>GoPro HERO7 Black
- マイクの音質 Osmo Pocket<GoPro HERO7 Black
- 画角の広さ Osmo Pocket<GoPro HERO7 Black
下の動画は分かりやすい動画になっています。
GoPro HERO7 Blackがファームアップで弱点を改善
ところで、DJIがOsmo Pocketを発売してまもなく、GoProは12月11日にGoPro HERO7 Blackのソフトウエアをファームアップしました。
このファームアップによって、GoProは夜間撮影時の手ブレ補正を強化したり、カメラとスマホアプリの接続性を改善するなど、Osmo Pocketを意識したGoPro強化策に打って出ました。
YouTubeの比較動画は、GoProがファームアップする前のものなので、強化された部分を考慮に入れて比較した方が良さそうです。
ファームアップによって、GoPro HERO7の弱点だった夜間の撮影性能は大幅に向上しました。
一番の違いは色味と画角か?ワイドコンバーターが登場する可能性も
昼間の画質に関しては、Osmo Pocketは色味があっさり系、GoProは濃いめの色塗りで、この辺は好みが分かれそうです。
大きな違いは画角です。
GoProは画角が広いため、自撮りした場合、撮影者の顔は小さく写り、背景に写る情報量も多めになります。
一方、Osmo Pocketは、画角が狭いので、撮影者の顔が大きく写るため、自撮り系のユーチューバーはどちらかといえばGoProを支持する声が多いようです。
ただ、DJIが今後、画角を広げるためのワイドコンバーターをアクセサリーとして発表する可能性もあります。その場合、画角も差がなくなるかもしれません。
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「Osmo Pocket」と「GoPro HERO5 Black」のスペックを比較
それでは、どっちが買いなのでしょうか?
正直言って性能には大差はないので、最終的には、それぞれの使い方によって選択が分かれそうです。
「背景もたくさん入った自撮り動画を撮りたい」という人はGoProが適しています。
「自撮りはそんなに撮らない。手ブレしていない動画を簡単に撮りたい」という人はOsmo Pocketが向いていそうです。
私が注文したOsmo Pocketは年末までには届く予定です。到着したら、Osmo PocketとGoPro HERO5 Blackの比較レビューも書きたいと考えています。
最後に、スペックや価格、サイズの比較表をつくりました。参考になれば、幸いです。
ー | Osmo Pocket | Go Pro HERO7 Black |
正規販売店 | Osmo Pocket(DJI認定ストア) | GoPro HERO7 Black(公式サイト) |
価格 | 44,900円(税込) |
53,460円(税込) |
センサーサイズ | 1/2.3インチ CMOS |
1/2.3インチ CMOS |
画素数 | 有効画素数:12M | 有効画素数:12MP |
動画解像度 | 最高4K/60fps | 最高4K/60fps |
タイムラプス |
○(タイムラプス・モーションラプス) | ○(TimeWarpビデオモード可能) |
手ぶれ補正機能 | ○(ジンバル) | ○(HyperSmooth) |
バッテリー稼働時間 | 内臓バッテリー・140分 | 着脱式1,220 mAh リチウムイオン充電式 |
サイズ | 幅3.69x高さ12.19x奥行き2.86 cm | 幅6.2 x 高さ4.45 x 奥行き3.2 cm |
重さ | 116g | 116g(バッテリーなしの状態) |
その他の特徴 | 顔を認識し、被写体をフレームの中心にキープし撮影できるフェイストラック |
Facebook、Twitch、YouTubeでのライブ配信に対応。8倍のスローモーション撮影。 |
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