早期リタイアには資産型副業が絶対に必要!
不労所得を得るには資産を築ける副業が重要
前回は、ポイントサイトやクラウドソーシングなど即金型副業について、私の経験的な考察をエントリーしました。
今回は、資産型の副業を考察してみたいと思います。
資産型の副業とは、将来、自分がさほど労働しなくても自動的にお金が入ってくる仕組みを構築するということです。
将来の労働量が少なくて済みますから、自由な生き方を志向するサラリーマンには魅力的な副業ともいえます。
具体的に、どんな副業があるのでしょうか?
- 自分所有の会社を経営する
- アパート経営など不動産投資
- ブログやYouTube、Instagram
- 株式や投資信託の配当・分配金
- 著作権など知的所有権
思い当たるのは、この5分野です。
この中で、最初に挙げたサラリーマンが会社経営するのは、勤め先の従業規則上、難しいと思います。会社にバレたら規約違反で処分される恐れもあります。
したがって、副業で会社オーナーという選択は現実的ではありません。
どうしても会社を経営したい人は、すでに存在する会社を買収し、奥さんやご家族に経営を任せてリタイア後に自分も参画する方法が安全だと思います。
不動産投資は自己資金がなければ危ない道をたどる
サラリーマンの副業と言えば、アパート経営など不動産投資があります。
家賃収入が1000万円以上になると、給料と家賃収入の合計額が増えて累進税率がきつくなるので、法人化することで節税することもできます。
私も不動産投資をやっていましたが、これは投資というよりはサービス業です。
利便性の高い駅近物件を見つけ、快適な居住環境にするリフォームを施す人であれば、比較的、安定した不労所得を実現することができます。
ただし、空室リスクの少ない都心や都心近辺の物件は、最低でも1億円の資金が必要です。
「そんなお金がないから郊外や地方の格安物件から始める」という人は、悪質な不動産業者や金融機関に注意してください。
「かぼちゃの馬車」事件など不動産をめぐる詐欺事件が多発していて、多くの人が騙され、人生を無駄にしています。
ですから、相当勉強し、しかも多額の自己資金を保有している人でなければ、不動産投資は簡単にはオススメできません。
その意味では、自己資金とリスクはトレードオフの関係かもしれません。
サラリーマンの副業はブログと株式投資が最適解
コンテンツ資産となるブログやYouTube
会社にバレることなく自宅でコツコツ作業できる副業となると、ある程度、限られてきます。
最近はYouTubeが注目されていますが、サラリーマンが顔を晒してYouTube動画を配信するのは本業に悪影響を及ぼすことも覚悟する必要があります。
企業の副業解禁が進んでいるとはいっても、YouTubeで顔を晒すことはなおもリスクが伴います。
ですから、サラリーマンの副業としては、ブログが最適解となります。
ブログのビジネスモデルはシンプルです。
ブログの記事を増やして、広告が自動表示されるGoogleAdSenseや、自分で企業広告を貼り付けるアフィリエイトで成果に応じて報酬を獲得するというものです。
双方の違いは次の通りです。
- Google AdSense・・・訪問者が広告をクリックすると報酬が発生
- アフィリエイト・・・・訪問者が広告から商品やサービスを契約すると報酬が発生
アフィリエイトの方が報酬発生のハードルが高い分、報酬単価が1万円など格段に高く設定されているので、年収数千万円という人はアフィリエイト中心に稼いでいるのが実態です。
ブログやサイトで月収100万円以上稼いでいる人は少なくありません。
そこまで稼げなくても、私の経験上、月収10〜20万円程度ならば、決して難しくないと考えています。
コンテンツ資産を構築する最善の手順
ただ、ブログを始める際に注意するべきことがあります。
スタート時の出費を惜しんで、無料のブログサービスを利用すると、コンテンツ資産としての将来性が薄れるということです。
無料ブログの「無料」は魅力的ですが、運営会社のルールに縛られるうえに、Googleの評価は低く、Googleアドセンスの審査にも通りません。
ブログを始める際には、独自ドメイン(年間1000円前後)とレンタルサーバー(年間1万円前後)を借りて、WordPressで記事を書き貯めていけば、確実にコンテンツ資産に成長していきます。
ブログといえどもビジネスです。
街中に出店する場合、多額の費用が発生しますが、ブログなら年間2万円以内で済むのですから、実に格安なビジネスなのだと頭を切り替える必要があります。
その費用を惜しんで無料ブログで記事を書き進めると、将来、必ず、後悔すると思います。
ちなみに、私は独自ドメインは最も有名なお名前.comで取得しました。
ただ、使ってみて分かったのは宣伝メールが次々送られてくるということです。無視したらいいのですが、うっとしいと思う人は、ムームードメインの方がいいかもしれません。
レンタルサーバーは、いろいろ試してみたいので、エックスサーバーとヘテムルを使っています。
どちらも快適に利用できていますすが、最近は国内最速というConoHa WING(関連記事)が気になっています。
会社員時代に経験したい株式投資や投資信託
退職金を手にしてから株式投資や投資信託に取り組むのは、最も危険な行為です。
割高な販売手数料や信託報酬を取られて、長年苦労して手に入れた労働の成果を失いかねません。
そんなリスクを減らすためにも、サラリーマン時代に株式投資や投資信託は一度経験しておくことをオススメします。
勝ち負けよりも仕組みを理解し、どうすれば、損失を抑えて利益を最大化できるのか、試行錯誤するのも知的ゲームとして楽しいものです。
とくに、最近は売却益や配当が非課税になるNISA口座が登場しました。通常の証券口座は利益の2割を課税されますが、NISA口座は非課税になるわけですから、運用利回りは格段に向上します。
趣味が資産になる!著作権は究極の不労所得だ
コンテンツの著作権で数千万円の年収を築く方法
最後に、今後、私も取り組んでみたいと考えているジャンルです。
それは著作権。自分の創作したコンテンツから不労所得を得る方法です。
例えば、写真や動画、イラスト、音楽素材を登録し、素材が売れるとロイヤリティー(使用料)が支払われる「PIXTA(ピクスタ)」というストックフォトサイトがあります。
簡単にいうと、デジタル素材のマーケットです。
購入するのは企業がメイン。素材は企業のCM広告などにも利用され、世界中で自分の作品が人々の目に触れるかもしれません。
PIXTAは2006年に始まったサービスで、現在、クリエイターが約28万人に上っています。もちろん、素人カメラマンでも登録できます。
まさに、自分の創作コンテンツを利用されると、ロイヤリティー(使用料)が振り込まれてくる歌手や作曲家と同じです。
ロイアルティー(英: royalty)とは、特定の権利を利用する利用者が、権利を持つ者に支払う対価のことで、主に特許権、商標権、著作権などの知的財産権の利用に対する対価をいう。特に、著作権に対する対価は印税ともいう。実施料とも呼ばれる。(出典:Wikipedia)
トップクリエイターの年間売上額は?
趣味で撮影した写真や動画をPIXTAに登録すれば、コンテンツは資産として残ります。
成功すれば、不労所得が入るわけで、まさに「好きなことで生きていける」というわけです。
では、そのストックフォトサイト「PIXTA」に登録したクリエイターがどれだけ稼いでいるのでしょうか?
「PIXTA DAY2019」というイベントで2018年に活躍したクリエイターが表彰され、売上ランキングで総合部門1位は、なんと約3200万円の売り上げだったそうです。(「PIXTA(ピクスタ)」公式サイト )
クリエイターの中には、本業よりもロイヤリティー収入が上回って脱サラした人も少なくないといいますから、自分の好きなことで生きていく道は多種多様だと感じています。