お金のために働くとリタイア生活はつまらなくなる
仕事で腹が立っても趣味ではイラつかない
退職したら暇で仕方がないという人は意外に多いものです。
暇だから、少し家計を助けようとバイトに出かけます。最初は新鮮で緊張もしているので働いて良かったと感じるかもしれません。
しかし、もともと関心もなかった仕事。自分の子供のような若者に怒られ、無能呼ばりされ、「やるんじゃなかった」と早々にバイトを辞めてしまった友人がいました。
では、なぜ、彼は面白くなかったのでしょうか?
それはお金を稼ぐためにバイトを始めたからです。
これが、例えば趣味のカメラやピアノだったら、どうでしょうか?
若い人に怒られても、もっと上手くなろうと頑張るはずです。
趣味を楽しんだ延長線上に実益がついてくる
私はリタイア生活において、何よりも趣味が必要だと考えています。
趣味さえあれば、毎日が充実します。
その趣味を会社員時代に作れれば理想的ですが、そうでなければ趣味や社会貢献に長い余生を費やすのは有意義な時間の使い方だと思っています。
私の場合、当ブログでより多くの人たちに役立つ経験談や知見を提供することが社会貢献だと考えています。
私の趣味はそのブログを書くこと。そしてカメラ撮影です。
どちらも、現在はほとんど収益を生んでいませんが、収益を気にせずに生活できる点がリタイア生活の最大の魅力です。
もちろん、収益化の道も考えています。
ブログはすでに1万円ほどの収益になっていますし、カメラ撮影の腕が上がったら、カメラに特化したブログを立ち上げ、さらには撮影した写真や動画をPIXTAで販売する予定です。
趣味を趣味の範疇にとどめずに、延長線上に収益化の方法を描いていれば、より一層、モチベーションが上がるものです。
なぜなら、収益は評価(価値)の証明です。励みになるからです。
収益を気にせず生活できたら理想的な後半人生
リタイア生活で大切なことは心の安定
さきほど、収益を気にせず生活できる点がリタイア生活の最大の魅力だと申し上げました。
しかし、「いやいや、毎月、貯蓄が減るのは心配で仕方がないよ」という人がいるかもしれません。
そういう感情になっている人は、会社員時代の準備が不足していた人か、心配性の人だと思います。
リタイア生活で最も大切なことは心の安定です。お金が心配な人は趣味に打ち込むより、働いた方が心の安定を得られるかもしれません。
うさぎと亀ではありませんが、若い時からコツコツ一生懸命に準備してきた人は早期リタイア後に幸せな生活が待っています。
ですから、会社員時代は同僚や後輩らと飲み屋で無味な時間を費やすのではなく、早めに帰宅して自分磨きと資産運用を考えた方が、後半人生は有意義になるはずです。
いまは趣味を収益化する方法がたくさんある時代
いまはネット上に趣味やスキルを販売することが容易な時代になりました。
とくにピアノやギターを弾ける人や写真や動画を撮る趣味のある人、語学のできる人、デザインやイラストを描きたい人など、あらゆるジャンルで自分のスキルを収益化できるようになりました。
スキルや経験をWeb上で販売するフリーマケット「ココナラ」は、すでに登録者数が85万人、スキルの出品数も20万件という規模に拡大しています。
自分のスキルや趣味を実益に結びつけることは、決して特別な事ではなくなっているのです。
幸せなリタイア生活を送るためには、できるだけ早めに準備することが最も大切です。私自身、40歳前後から準備したおかげで、早期退職してもお金を心配せずに生活できる環境をつくることができました。
将来の準備というのは、何も特別なことをする必要はありません。
まずは、可能性のありそうなことをひと通り経験し、自分に最も合いそうなもの、自分が最も楽しめそうなもの、自分が最も継続できそうなものを手探りで探し出すことが先決だと考えています。