会社員が低コストでコンテンツ資産を築く手順
自分のペースで自宅でやれる副業はブログが一番!
私が早期退職を考え始めた15年ほど前、最初に始めた副業はサイトの構築でした。
3ヵ月ほどで50ページほどのサイトを立ち上げたあと、次に手がけたのがブログでした。
最初の1年間は30万円ほどの収入に過ぎませんでしたが、それでも、私は可能性を感じていました。
それは次のような理由からでした。
- 本業に影響を及ぼさずに長期的に取り組める
- 低コストなのに、毎月、少しずつ収益が増えていた
- 自分の好きな分野をテーマにできる
- 好きなテーマだから長時間の作業も苦痛ではなく、むしろ楽しかった
- 株式投資のように損失を被ることがない
まさに、サラリーマンが小遣い程度のコストで、楽しみながら、マイペースで取り組める副業だと感じるのに、さほど時間はかかりませんでした。
5年後には、予感通りに年収1800万円を超えたわけですが、あのブログ収入があったからこそ、50代で経済的にも恵まれた状態で早期退職することができたと思っています。
ブログをコンテンツ資産化するために留意するべきこと
15年ほど前は、ブログを始めるといえば、ライブドアやシーサー、FC2、Amebaといった無料ブログが一般的でした。
Amebaは広告に制限がありますが、他のライブドアなどのブログサービスは広告制限も少なく、当時、流行し始めたアフィリエイトも、そうした無料ブログを利用しました。
そんな状況を一変させたのはグーグルでした。
グーグルは、無料ブログで書かれた記事を評価せず、いまでは多くの人たちが利用しているWordPressを評価するようになったからです。
グーグルの方針変更は威力抜群でした。
なぜなら、グーグルに評価されなければ、検索エンジンで上位に表示されず、その結果、訪問者が増えず、アフィリエイト収入も伸びないからです。
このため、ブログをコンテンツ資産に成長させて数年後に安定収入が得られるようにするためには、最低限、WordPressを利用することが最低条件となりました。
WordPressでブログを運営する際に最低限必要なこと
自分で独自ドメインとレンタルサーバーを取得する
ライブドアなど無料ブログサービスは、登録と同時にドメインとサーバーを無料で提供してくれます。
しかし、WordPressでブログを作るとなると、自分で独自ドメインとサーバーを契約しなければいけません。
独自ドメインはインターネット上の本籍地のようなもので、サーバーは現住所と考えるとわかりやすいと思います。
つまり、独自ドメインは一度決めると、あとで変更することができません。一方、サーバーは途中で高速かつ安定したレンタルサーバーに乗り換えることができます。
ですから、まずは独自ドメインの取得が最初の作業になります。
独自ドメインで有名なのは、「お名前.com」や「ムームードメイン」などがありますが、正直言って、独自ドメイン名はグーグルの評価に関係ありません。
ドメイン名に悩むだけ、時間の無駄でもあります。
レンタルサーバーは高速かつ安定感のある業者を利用しよう
独自ドメインは検索順位にさほど影響を与えませんが、レンタルサーバーの選択は重要だと考えています。
なぜなら、サーバーが高速で安定感に優れていることが、グーグルの評価に影響を与えると感じているからです。
ちなみに、私が利用しているのは、heteml(ヘテムル)とエックスサーバーというメジャーなサーバーですが、最近は高速サーバーを売り物にした業者も出現し、レンタルサーバー業界の競争も激化しています。
主だったレンタルサーバー業者10社の比較は次のブログでまとめていますので参考にしてください。
ブログ運営の環境が整ったら最初に考えるべきこと
「独自ドメイン」と「レンタルサーバー」に契約したら、いよいよWordPressでブログを書く環境が整います。
WordPressの利用は無料ですから、年間コストは独自ドメイン(年間1000円前後)とレンタルサーバー(年間2万円前後)の利用料約2万円ほどになります。
たった2万円で事業が始められるのですから、他のどんな副業よりも低コストだと思います。
ブログを書く環境が整ったら、どんなテーマでブログを書くか考えます。
一番理想的なのは、これまでの人生を通じて得た知識や経験、あるいは長年取り組んできた趣味をテーマにすることです。
「こんなことは誰もがすでに知っているはずだ」と思いがちですが、40〜50代まで生きてくると、意外に、他人にとっては価値ある情報や経験を身につけているものです。
テーマを決めたら、最初はブログ収益は考えず、ひたすら記事を書き続けることが重要です。
最初は訪問者が一人もいないかもしれません。
それでもいいのです。
まずは50記事を書き上げましょう。すると、なぜか、訪問者が訪れてくるものです。
では、ブログ収益は、いつ頃から考え、どういう戦略を考えるべきなのか?
その話は次回、詳しく述べたいと思います。