退職金は運用すべきか消費すべきか?
私は退職金をすべて貯蓄したままだ!
サラリーマンであれば、30年以上勤続で退職金が2000〜3000万円支給される人も少なくないはずです。
私も早期退職して3000万円以上の退職金をいただきました。
ただ、その退職金はほぼ手をつけずに貯蓄したままです。
もちろん、入金された翌日に銀行からは、「ご挨拶」の電話がありました。
私は即座に「運用は一切考えていない」と申し上げたので、銀行員もそれ以上のことは言わず、「今後とも当行をよろしくお願いします」と電話を切ってくれました。
それだけの大金を入金された経験は、多くのサラリーマンには皆無だと思います。
ですから、気が大きくなって、しかも銀行から丁寧なご挨拶があれば、その退職金の一部を運用してみようかと考えるのも無理はありません。
しかし、退職金を運用で増やそうとするのは愚の骨頂だと私は考えています。
退職金は運用せずに使うべき!
私はもともと株式投資の資金は金融資産の1割未満に抑えることを自己ルールにしています。
ですから、サラリーマン時代から1000万円前後の資金を投資してきました。運用益はほぼ倍増という成績です。
ただ、私は現在、証券会社の口座に時価総額1000万円以上の株式を保有していますが、売買せず、ずっと放置したままです。
いわゆる、放置投資、いや長期投資というスタイルですが、これ以上の資金を株式投資に投入することは考えていません。
ですから、退職金が振り込まれても、株式や投資信託で運用することは考えずに、普通預金に預けたままです。
ファイナンシャルプランナーなら「退職金の半額でも毎年2%平均で運用したら、退職金の目減りを減らせて、年金プラスαのお小遣いになります」などとアドバイスするでしょうが、私は、その考え方は「悪手」だと思っています。
それはなぜか?
不確実な運用より確実なネット収入がリタイア生活の王道
毎年2%運用とネット収入を比較!圧倒的にネット収入が優秀だ
仮に、手元に退職金が1000万円あるとします。
それを年間2%の利回りで運用すると、年収20万円、月平均で約1万7000円の収入ということになります。
一方、年間20万円という収入は、サラリーマンを辞める1〜2年前からブログを更新し続けた、すぐに稼げる金額です。
実際、私は当ブログを始めて8花月ですが、月収5万円を超えるペースで副収入を得ています。2〜3年も継続すれば、ブログで年間100万〜200万円という収益は比較的容易に稼げるものです。
さらに、リスクという点で、株式投資は年間2%の利回りどころか、逆に10〜20%の元本割れは珍しくありません。
他方、ネット収入は先行投資が1万円前後で、しかもブログ運営で損失を被る心配もありません。
リスクに怯えて生活すると株式投資と、リスクがなく年収100万円以上は容易なネット収入生活では、どちらが賢明なのか?
市場リスクに資金をさらして運用するのが賢明なのか?
それとも、コツコツ、ブログを書くことが賢明なのか?
比較するまでもないことだと考えています。
ブログによるネット収入の最大の弱点は何か?
では、ブログに死角はないのか?
どんなことにも弱点はあるものです。
ブログの場合は、ブログを始めて簡単に収益化できないということです。
ブログ記事を書き続けてグーグル検索に評価され、検索順位が上位に表示されなければ、集客することは厳しいといえます。
収益発生まで時間を要するため、早期退職あるいは定年退職後にブログを始めても、明日から入金というわけにはいきません。
ですから、退職する1〜2年前から助走期間が必要です。
ただ、仮に株式投資をしたとしても、すぐに収益が発生するわけでもありません。「配当収入だけで十分だ」という人であっても、配当が支給されるのは年に1〜2回です。
もうひとつ、ブログの弱点は、誰でも同じことをすれば、同じように稼げるというマニュアルは存在しないということです。
ただ、マニュアルはありませんが、管理人に一定の魅力や見識、知識、経験があれば、価値ある情報提供が可能ですから、記事数に収益が比例する傾向にあります。
長年、サラリーマンを勤め上げた人であれば、様々なことを経験してきたはずです。
ですから、自分自身の経験や知識がそのままコンテンツになるのですから、ブログはベテランサラリーマンには有利な世界だと感じています。