SONYの新型RX100M7が発売直後から驚きの大人気!
ソニーRX100M7が「圧倒的な大差をつけての1位」
ソニーの高級コンデジRX100M7が8月30日の発売早々、大人気となっています。
マップカメラが9月9日に発表した「新品デジカメ8月ランキング」で、いきなりトップに躍り出ていました。(参考:マップカメラ)
- 1位 ソニー RX100M7
- 2位 ニコン Z6
- 3位 EOS RP
- 4位 ソニー α6400
- 5位 ソニー α7 III
- 6位 オリンパス Tough TG-6
- 7位 リコー GR III
- 8位 富士フイルム X-T3
- 9位 キヤノン EOS R
- 10位 キヤノン SX620 HS
マップカメラは「コンパクト機が、わずか数日の販売にもかかわらず、2位に圧倒的な大差をつけての1位という信じられない現象が起こりました」と驚きをもって伝えています。
なぜ、コンデジのRX100M7がこれほど人気なのでしょうか?
売り出し価格が約14万円!高級コンデジが人気の理由とは?
コンデジにもかかわらず、RX100M7は売り出し価格が約14万円と、決して安くはありません。
むしろ、高すぎると感じる人が多いはずです。
それでも売れているのは、軽量コンパクトなコンデジでありながら、フルサイズミラーレスカメラと同等の性能を詰め込んだ点が評価されたのだと思われます。
私は旧型のRX100M5を所有していますが、それでも十分な機能・性能です。
さらに磨きをかけたわけですから、良いものを作れば、きちんと売れる物づくりの基本を見ているようでもあります。
ソニーのRX100M7については、先月、「SONYの高級コンデジRX100M7は最強の旅カメラ!」と題して、そのスペックの凄さをご紹介しました。
今回は、ライカC-LUXと比較し、高級コンデジの頂上対決をお伝えしたいと思います。
ソニーRX100M7とライカC-LUXを徹底比較
ソニーRX100M7は”ミニα9”!圧倒的な高スペック
ソニーRX100M7は、フルサイズミラーレスのフラッグシップα9に匹敵する”ミニα9”とも呼ばれています。
主な特徴は次の通りです。
- α9やα7シリーズにも搭載されている画像処理エンジンと新開発イメージセンサー
- α9に匹敵する最高20コマ/秒の連続撮影。高精度のAF/AE追随
- 人や動物にも追随するリアルタイム瞳AF
- 35mm判換算24-200mmの高倍率ズーム
- スタイリッシュで軽量コンパクトなボディ
- 180度チルド式の液晶モニターで自撮りにも便利
RX100M7は世界最速0.02秒の高速AFを搭載しているので、ピンボケの心配がありません。ズームレンズは望遠端が200㎜。旅行や運動会の撮影にも便利なコンデジです。
動画機能も優れています。4Kでも30分以上の長時間撮影が可能で、手ブレ補正も内蔵されています。
高性能な技術を詰め込みながら、本体サイズは幅約10㎝。重さは約300g。超コンパクトです。
まさに、死角のないコンデジと言っても過言ではありません。
ライカC-LUXは360㎜の超望遠とデザイン性に特徴
一方、ライカC-LUXの特徴は360㎜の超望遠。ズーム域が24〜360㎜と、RX100M7の24〜200㎜を上回っています。
動画の連続撮影時間や静止画の撮影枚数も上回り、これはバッテリー容量の差が反映されているものとみられます。
さらに、ボディカラーはライトゴールドとミッドナイトブルーの2色から選ぶことができ、デザイン的にも優れています。
ライカブランドらしい所有欲を満たしてくれるカメラといえます。
基本的なスペックや価格を比較したのが、下記の表です。
– | ライカC-LUX | ソニーRX100M7 |
発売日 | 2018年7月28日 | 2019年8月30日 |
市場価格(価格.com) | 141,580円 | 円 |
撮像素子 | 1型MOS | 1.0型CMOS |
有効画素 | 2010万画素 | 2010万画素 |
焦点距離 | 24mm~360mm | 24mm~200mm |
F値 | F3.3~F6.4 | F2.8~F4.5 |
手ブレ補正 | ○ | ○ |
動画撮影 | 4K/Full HD | 4K/Full HD |
最長撮影時間 | 約50分 | 約40分 |
モニター画面/ドット数 | 3インチ・124万ドット | 3.0インチ・92.1万ドット |
撮影枚数 | 370枚 | 260枚 |
Wi-Fi | ○ | ○ |
Bluetooth | ○ | – |
サイズ(幅×高さ×厚み) | 113×67×46㎜ | 101×58×42mm |
重さ(バッテリー含む) | 約340g | 約300g |
価格.com最安値(9月10日) | 12万9800円 | 13万6639円 |
※C-LUXのミッドナイトブルー色は最安値が13万7120円 |
ご覧のように、高級コンンデジだけあって、双方とも価格は10万円台と高めです。
ライカC-LUXは発売から1年以上を経過したにもかかわらず、高値水準で推移しているのは、やはりライカブランドのなせる技かもしれません。
ソニーRX100M7とライカC-LUXの頂上対決!最終的な結論
一言でいうと、ソニーRX100M7は世界最速の高速AFなど最新技術が詰め込まれたコンデジです。
一方のライカC-LUXはパナソニックのOEMですから、パナソニックの技術とライカブランドをミックスしたコンデジです。
その意味では、日本の2大家電メーカーの代理対決ともいえます。
サイズはRX100M7の方が幅が1㎝余り、重量は40gほど軽量コンパクトです。
ただ、小さければ良いというものでもありません。
私は同サイズのRX100M5を所有していますが、小さすぎるため、私の手にはライカC-LUXの方が馴染みます。
世界最高速のオートフォーカス(AF)を搭載し、人だけでなく動物にも瞳AFが対応する点など、スペックはRX100M7に軍配が上がります。
一方で、C-LUXは360㎜の超望遠ズームなので、運動会やスポーツ競技など被写体が遠い場面でも心強いコンデジです。
最新技術のRX100M7か、それとも超望遠を備えたライカブランドのC-LUXか。
自分の撮影環境や用途に照らして選べば、どちらも買って後悔はない高級コンデジだと思います。