会社員でも買収マッチングサイトで会社オーナーになれる
「サラリーマンは会社をひとつ買いましょう」
「サラリーマンは会社をひとつ買いましょう」
かつてサラリーマンの間で流行したワンルームマンション経営に代わって、私は副業や退職後のライフワークとして「会社オーナー」がちょっとしたブームになるかもしれないと考えています。
日本はいま、後継者不在で年間4万件以上の企業が廃業や解散に追い込まれています。
その中には、黒字経営にもかかわらず、オーナーが高齢なために廃業せざるを得なかった会社も少なくありません。
「大廃業時代」を放置すれば、2025年までに約22兆円の国内総生産(GDP)が失われるとも見られています。
しかし、最近は、会社を売りたいオーナーと買いたい個人をつなぐM&A仲介サイトがあります。
サイトに無料登録して売り出されている会社を検索。売上高や営業利益、従業員数、譲渡理由などを調べて交渉し、最終的に会社オーナーになることができるというものです。
買収というと、数億円もの企業買収をイメージしてしまいますが、仲介サイトには譲渡価格300万円以下という案件も少なくありません。
不動産投資で多額のローンを抱えるよりも、手元の現金数百万円で会社を買収する方が魅力的だと感じるサラリーマンは少なくないはずです。
今回は、会社探しに便利なM&A仲介サイトをいくつか紹介したいと思います。
中小企業社長が立ち上げた「トランビ」
前回も紹介した国内最大級のM&Aマッチングサイト「TRANBI(トランビ)」は、後継者不在で廃業する仕入れ先や取引先の多さに危機感を覚えた中小企業の社長が立ち上げたサイトです。
10月現在、ユーザー数は3万8000人以上、売買案件は3800件超に上り、売り案件は数百万円ほどのウェブサイトから数億円の会社まで多岐にわたっています。
手数料は成約まですべて無料。成約時に譲渡価格の3%を支払う料金システムで、「完全成功報酬型」です。
M&Aの進め方に不安がある場合は、トランビが無料でM&A専門の公認会計士や弁護士、アドバイザーを紹介してくれます。
小規模買収は「バトンズ」と「スピードM&A」も要チェック!
Batonz(バトンズ)
Batonz(バトンズ)は、後継者探しだけでなく、全国の士業事務所や金融機関が「承継アドバイザー」として交渉をサポートしているのが特徴です。
バトンズの累計ユーザー登録数は2万8000人超、累計の成約実績数は200件。国内のマッチングサービスでは最大級となります。
交渉可能な案件は常時500件程度あるということなので、100万円台の小規模な会社買収や独立を考えてる人は要チェックです。
なお、費用など詳細はバトンズの公式サイトで確認してください。登録は無料です。
スピードM&A
スピードM&Aは、オフラインの仲介とオンラインのマッチングサイトという2つのサービスが統合したハイブリッド型のプラットフォームです。
オンオフ双方の相乗効果によって、最適で素早い事業承継やM&Aをサポートが期待できます。
譲渡価格は100万円未満から数億円以上の案件まで幅広く、専任の仲介アドバイザーも抱えています。
料金は完全成功報酬型を採用し、最低手数料は業界最安水準の20万円となっています。
詳しくは、スピードM&Aの公式サイトで確認してください。もちろん、登録は無料です。
まとめ・理想的な会社を買うために重要なこと
私も会社オーナーの端くれですから、会社を所有する面白さや大変さを知っています。
それだけに会社オーナーとして成功するには、最低、次の3点が重要だと考えています。
まずは、自分の好きな業種から会社を選ぶということです。
新オーナーが愛情を注げる会社や業種でなければ、社員や従業員が気の毒です。
次に、自分の知識や経験、人脈が役立ちそうな会社を選ぶことです。
もしも、自分が全くの門外漢ならば、前オーナーには顧問として残っていただき、現場の指導や人材育成に協力してもらうことも重要です。
最後は、身の丈にあった譲渡価格で会社を買収するということです。
ちなみに、私はわずか300万円で会社を始めました。もちろんキャッシュ。それがいまや何十倍もの売上高となり、毎年、黒字経営を続けています。
多額の借金を背負って会社オーナーになっても、首が回らない状態になってしまう恐れがあります。
貯蓄程度で買える会社を選ぶことが理想的です。
ですから、今回紹介したマッチングサイト「TRANBI(トランビ)」、Batonz(バトンズ)、スピードM&Aに無料登録すれば、多くの情報を獲得することが可能です。
選択肢が多いほど、理想的な会社に巡り会う確率は高まるはずです。