夏休みの過ごし方次第で金融資産に大きな格差
長期休暇が早期リタイアの正念場
私が副業で金融資産を形成し、早期リタイアを実現できたのは、サラリーマン時代に夏休みを効率的に活用したからです。
これまで2回にわたって、私自身が副業ブログで金融資産を形成するために要した時間やブレイクを予感した理由について述べてきました。
今回は、1日24時間という限られた時間の中で、本業を持つサラリーマンがいかに副業に当てる時間をつくったのか、綴っていきたいと思います。
サラリーマンは会社の仕事に日々の時間の大部分を費やします。
最近は働き方改革で時短が進んだとはいえ、通勤時間も入れると、毎日10時間以上働いているとが多いのではないでしょうか。
しかも、夜の接待や打ち合わせでお酒を飲んでしまうと、帰宅後にブログを書くなど副業に費やす時間はなかなかないものです。
しかし、そんなサラリーマンにとって夏休みなど長期休暇は副業を始める環境づくりや、遅れていた記事更新を飛躍的に増やす好機でもあります。
私はブログを立ち上げる際には、長期休暇の1〜2週間前にレンタルサーバーや独自ドメインを取得し、夏休みはブログの立ち上げた最低限の記事数増加に取り組みました。
私にとっては夏休みや年末年始、GWといった長期休暇は、早期リタイア実現に向けて金融資産を形成するための「ゴールデンタイム」でした。
もしも、長期休暇がなければ、リタイアは実現できなかったかもしれません。
「世界3大言い訳」を知っていますか?
何も行動せず、惰性に流され、自由な人生を実現できず、結局、奴隷のような労働から抜け出せない人が少なくありません。
そういう何もしなかった人たちが口にする言い訳があります。
- 時間がない・・・「いま、そんなひまはないよ」(具体的な言葉例)
- お金がない・・・「損したらどうするの?」(具体的な言葉例)
- 自信がない・・・「それって本当に可能なの?」(具体的な言葉例)
上記の3つは「世界3大言い訳」と言われています。
つまり、行動を起こさない人が口にしがちな言葉です。
早期リタイアを目指している人の中で、このうち一つでも口にしたことがある人は要注意ともいえます。
「経済的に豊かになって早期リタイアしたい」と願っているだけで、実際は実現できない可能性があるからです。
「あの時にやってみるべきだった」
10年後、20年後に、そう悔やんでも、時間は取り戻せません。
しかし、「やってみよう」と思った時、確実に実行した人が想定外の人生を手にするものです。
とくに、時間に制約のあるサラリーマンにとって、夏休みはブログなど副業を始め、人生を大きく変える好機なのです。
豊かで自由な人生が数万円で手に入る世界
言い訳して逃げる人生から脱出できた理由
私自身、会社の仕事の大変さを理由に、その他のことから逃げる回るサラリーマンでした。
ですから、家事や育児にも決して協力的ではなかったし、ましてや副業でブログを始めるとは考えてもいなかったことです。
しかし、人間を動かす原動力は時間ではなく心だったのです。
会社員として働く自分の人生を展望したとき、「このまま定年を迎えていいのだろうか?」という気持ちが強く心を占めるようになりました。
そのきっかけは、会社の仕事にやりがいを感じなくなったことや、会社に尊敬できる先輩や同僚がいなくなったこと、毎日がつまらなく感じるようになったことがあります。
定年まで、あと20年。心が満たされないまま、自分の時間を会社に奪われ、高齢者になってしまうのはどうしても避けたい。
こんな気持ちが心を支配したのです。
すると、おかしなもので、「時間がない」ことを言い訳にしていた自分が、なんとかして副業のために時間を作ろうとするようになっていました。
自由な時間を作り出すに、自分で勤務時間をコントロールできるポジションに昇進すること、夜の飲み会を減らすこと、そして夏休みなど長期休暇を副業にあてることなど対策を講じました。
「不自由でストレスの多い会社員のまま、年老いて、人生を終えたくない」
この一心が言い訳ばかりの自分を動かしたのです。
自分のための副業労働は意外に疲労しないもの
給料をもらうためとはいえ、他人に雇われ、他人の会社の利益のために働くことは、心底、生きがいにはならないものです。
しかし、私がブログで収益を得る副業を始めた時、自分のために作業することが、これほど楽しく、疲れないものだということに気づきました。
とくに、数千円や数万円の報酬が発生したとき、自力で稼ぐ喜びを感じたものです。
ブログを始めて4年後に副業の年収が1800万円を超えましたが、その時よりもブログを始めた当初の数千円の方が喜びは大きかったと思います。
自分がつくったコンテンツから商品やサービスが売れて、その報酬が全額、自分のものになるのは初めての経験だったからです。
売り上げが配当や役員、全従業員に配分され、一部をいただく生活だったサラリーマンにとっては新鮮でもありました。
とくに、夏休み中は夢中になって記事を更新しましたが、その労働時間は会社員の勤務時間より長くても、不思議と疲労感は少なく、むしろ爽やかだった覚えがあります。
熱中できる仕事は疲れないものです。
そのとき予感したのは、早期リタイアを実現したあとも、ブログは収益を生む娯楽として楽しめるのではないか、ということです。
早期退職したいま、その予感は当たっていました。