早期退職で後悔するタイプは?フリーランスは自由と引き換えに過酷な人生が待っている

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フリーランスは自由と引き換えに何を失うのか?

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フリーランスになっても自由な日々は長くは続かない

いとも簡単に会社を早期退職してフリーランスを目指す人が少なくありません。

すでに日本では広義のフリーランス人口が労働人口の2割に迫ろうとしています。

日本における広義のフリーランス人口は前年に比べ横ばい、日本の労働力人口に対して17%を占めるという割合になりました。アメリカの調査では、2027年にはフリーランス人口がノンフリーランスの人口を超えるという結果も出ており、今後日本においても広義のフリーランスが伸びる余地が見込めます。(出典:ランサーズ)

フリーランスの働き方は、自由な生活ができる点や仕事を自分で選べる点などメリットばかりが強調されがちですが、そのトレードオフで会社組織から離れるデメリットはとても大きなものがあります。

ひとつは安定した収入であり、将来の年金格差です。

とくに年金については、フリーランスは基本的に自営という扱いになるため、加入する国民年金の平均支給額は5万円余りにすぎません。

しかも会社員と違って定年時の退職金もありませんから、会社員時代の何倍ものスピードで金融資産を貯め込む必要があります。

年金はあてにはできなくても生活補助には十分になる

若い人を中心にフリーの多くが「会社員が厚生年金の保険料を払い続けても、どうせ年金制度は崩壊する」と話すのを耳にします。

確かに、年金財政は厳しいのは間違いありません。

金融庁が「老後2000万円足りない」報告書を発表して国会で大問題になった原因は、参議院選挙を前に年金不安を与えると、与党も危うくなるからです。

今回の騒動を見てもか分かる通り、年金制度の崩壊は国民の反発を招き、政権の死につながります。条件を変更しながらでも制度は維持するはずです。

ですから、年金の支給額に大きな期待はできませんが、あるとないとでは大違い。老後生活のゆとりに格差が生まれるはずです。

早期退職してフリーランスになるということは、その経済的なゆとり部分を自力で積み上げる必要があるということです。

会社を辞めた当初は、出勤する必要もなく、時間的な自由を満喫できるかもしれません。

しかし、早晩、お金を稼ぐ必要に迫られ、自由どころか、会社員時代以上にブラックな労働環境に我慢を強いられる可能性があるのです。

しかも、退職金もない人生ですから、蓄えがなければ、70歳や80歳まで働き続ける必要があります。

ですから、長い目で見れば、サラリーマンの方が自由な生活を長期的に手にする可能性が高いのです。

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フリーランスに向かないタイプと向くタイプ

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フリーランスに向かないタイプの特徴

私が会社員時代、周囲にはフリーランスの人たちがたくさん働いていました。

いわゆる会社駐在型のフリーランスです。

彼らはスキルが高いため、フリーであっても会社に重宝されていました。

つまり、フリーランスは一定水準のスキルが必要です。

しかし、正社員が早期退職する場合、自分の実力を見誤るケースが少なくありませんでした。ですから、独立しても生活に困って、結局は規模の小さな会社に再就職しています。

フリーランスに向かない人の特徴は次の通りです。

  • スキルがない
  • プライドが高い
  • 営業力がない

この3つがなければ、フリーランスになっても厳しい人生を歩むことになります。

フリーランスで成功するタイプの特徴

では、フリーランスになって成功した人は、どんなタイプが多いのでしょうか?

共通しているのは、いつまでもプレーヤーとして働かない人です。

もっと具体的に言うと、40代になったら自分と似たようなスキルを持つ若者を集めて会社組織をつくり、自分はプレイヤーではなく、マネージメント、つまり経理と経理に専念した人です。

そういう人たちは、いずれ歳を取って、自分のような高齢者はクライアントも扱いづらくなることを予期しています。

ですから、50代になっても「俺には才能があるんだ」と胸を張るのではなく、第一線から半歩退き、クライアントが使い易い若手を集めて組織化できる才覚を持っていました。

その結果、都内に一軒家を建てドイツ車に乗り、持てなかった男でしたが、あっという間に彼女も作って、朗らかな生活を送っています。

では、サラリーマンは何を留意すべきなのでしょうか?

経済的基盤と複数の収益源を確立してから余裕を持って独立する

大企業であっても給与水準の高い45歳以上のサラリーマンは不要とされる時代です。

会社に厄介者扱いされたり、若手から軽視される前に、独立して自由に生きていきたいという人は少なくないと思います。

しかし、どんなにプライドを傷つけられようが、副収入のない状態で「こんな会社は辞めてやる」と啖呵を切るのは命取りになります。

逆に言うと、その時点で金融資産や副収入を構築していれば、会社が早期退職を募集したら、すぐにでも手を上げて、余裕を持って第二の人生を送ることができるのです。

また、中年期であれば、若い時にフリーになった人と違って、65歳以上になれば、ある程度の年金もあてにできます。

ですから、30〜40代から、半ばフリーランスになったような気分でブログ収入など何らかの副収入を得る挑戦を続けていることが重要です。

何と言っても、毎月、安定した給料が振り込まれているのですから、完全フリーランスに比べたら精神的には何倍も恵まれているはずです。

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