高齢者が資産運用で注意すべきこと

株式・投資信託
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高齢者は資産運用に臆病であるべき

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銀行が勧める投資信託は安心か

晴れて定年退職し退職金が振り込まれると、早速、あるところからお祝いの電話が入ります。

あなたの退職金を誰よりも早く知る人、そうそう銀行です。

うっかり支店に出向くものなら、仕事一筋の真面目なサラリーマン生活を送ってきたお父さんは、銀行員の低姿勢と厚遇ぶりに驚くと思います。

豪華な部屋に通され、まるでVIPにでもなったかのよう。そして祝福の言葉とともに、今後の退職金の運用について提案が待っています。

定期預金の優遇金利とセットにした投資信託や各種保険のお誘い。

「銀行の人が勧めるのだから、変なものではないだろう」と信じてはいけません。

銀行で購入する投資信託の手数料の高さは有名でした。

メガバンクで購入した投資信託は4割が損失

朝日新聞が4日、今年3月末時点で、3メガバンクで投資信託を購入した個人客のうち、4割が損失を抱えていることがわかったと報じています。

なぜ、4割もの人たちが損失を抱えていることがわかったのか?

金融庁が運用成績の透明化を求め、各銀行が開示したのだとか。

実際、私自身、運用マンションを売却した直後に女性行員から自宅に電話が入り、投資信託など資産運用を持ちかけられたことがあります。

週末にもかかわらず、その女性行員も仕事で電話をかけてきているので、同情もあり、すぐに電話を切らず、彼女の話を聞いて、やんわりお断りしましたが、「一体、誰のための投資勧誘なのだろうか」という疑問を感じたものです。

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退職金を手にしたときに心がけること

退職金の運用益で生活は厳しい

我々が退職金を手にしたときに考えるべきこと。

それは、2〜3000万円程度の退職金では運用益で生活するのは無理だということです。

日本はかつてないほどの超低金利。お金がお金を生んで悠々自適な生活ができるのは10億、20億円もの大金を運用できる超富裕層の人たちだけです。

むしろ、退職金を切り崩して生活することを覚悟するべきです。

ただ、その際、貯蓄の目減りの速度をいかに鈍らせるか、留意する必要があります。

慣れない投資に手を出すよりも、ネット収入などで副収入を勉強してコツコツ稼ぐのも悪くはありません。

節約と節度ある生活を心がけることのほうが、危ない投資に手を出すよりも圧倒的に目減りを遅らせる事ができます。

うますぎる話には絶対手を出すな!

干し柿やメープルシロップなどの加工食品を製造する事業のオーナーになれば、半年で10%の利子を支払う。

こんな儲け話で出資者を募っていたケフィア事業振興会(本社・東京)が3日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けました。

契約者は2万人以上とされ、消費者庁が340億円もの支払いが滞っていると注意喚起していた企業でした。

被害者は高齢者が多く、1500万円を出資し、「利子はいらないから元金だけでも返してほしい」と途方に暮れる高齢者の姿をテレビは映し出していました。

半年で10%の利子ということは、年間20%の高利子ということになります。

1500万円出資すれば、年間300万円の利子が手に入るわけです。

老後の生活に不安を覚える高齢者にとっては魅力的な資産運用です。

しかし、うますぎる話には必ず落とし穴があるものなのです。

コメント

  1. コメントの連投失礼します。

    書かれてることは同意以外ありません。
    マイナス金利以降、銀行は必死にCMを流し、無知な獲物を狙ってます。

    銀行で守る運用とか冗談としか思えません。減らす運用ですね。
    莫大なCM予算まで使ってるんですから、いくらでも騙して儲けます。

    お金を他人に信じて託す。こんな、恐ろしいことをするくらいなら騙してるメガバンクの現物株を持ってるほうがいいです。
    信託報酬等のランニングコストもかからないですしね。考えてみれば損しても報酬を払うなんてあり得ないですね。

    運用のプロが笑かします。全員雇われサラリーマンです。

    あまり出てこないですが2007年郵政民営化の時、ゆうちょ銀行の社員がバイクに乗って年寄りに投資信託を売り回りました。

    田舎の年寄りはいつもの郵便屋さんで信用して大金を託しました。結果、翌年リーマンショックです。
    高値掴みさせられた老人は多数です。

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