覚えておきたい大切な言葉!辛い時は「人生に無駄なし」とつぶやけば意欲が湧いてくる

リタイア準備
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会社員時代に面白くなかった仕事がいまはとても役立っている

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サラリーマンが会社勤めから逃げ出したくなるのは当然のこと

他人に雇われて給料をもらう稼業がサラリーマンです。

人生の時間を切り売りする見返りに、会社は毎月安定した給料をあなたに振り込んでくれます。

自分の身も心も主導権の大半は会社が握り、気の合わない上司や同僚がいても、自分で選ぶことはできません。

しかも、日中から夜にかけて、人生の時間の美味しい部分を会社に捧げているわけですから、面白くない事ばかりだと逃げ出したくなるのは当然のことです。

しかも、人間は生き物です。ウマの合わない上司や同僚の声を聞いただけで、ストレスに襲われます。心の疲労は身体の疲労となって心身を痛めつけます。

安定した給料の代償は、これほどまでに大きいものかと思うことも少なくないはずです。

会社は仲良し倶楽部ではなく利益追求集団である

しかし、会社はアカの他人が集まって成績を競い合っている場所である以上、対人関係の摩擦や嫌悪感を避けることはできません。

会社は、株主のために利益を追い求める組織であって、心の通いあう人だけで集まった「仲良し倶楽部」ではないのです。

縄文時代の人々は、命を脅かす獣が生息する自然界に分け入り、命がけで食料を調達しました。

家では奥さんや子供達が近所の山菜などを摘み取って、お父さんの狩猟の成果を楽しみに待っていたのです。

つまり、太古の人々が食料を調達するために分け入った厳しい自然界は、現代に置き換えれば、毎月給料を振り込んでくれる会社なのです。

よっぽどブラック企業でもない限り、まだ会社の方が凶暴な獣がいないだけマシなのかもしれません。

こんな話をするのも、最近、「働き方改革」が叫ばれ、ともすれば人に優しい職場作りが推進されているような印象がありますが、本質的に会社は心にダメージを与えがちな空間であり、楽な場所ではないのです。

労働環境の整備はとても素晴らしいことですが、人々に価値を提供して対価を得るため、他社との厳しい競争があり、社内での競争もあります。日々、ストレスとの戦いです。

苦難や嫌悪感に襲われるたびに、簡単に会社を辞めてしまうようでは、早期退職後も忍耐力や継続力のない自分を形成する恐れがあります。

安易なフリーランスのすすめに違和感を感じる!若いうちに就職せず好きなことだけで生き抜くのは無理!
サラリーマンの経験と給料は貴重!まずは就職が重要 かつて持て囃されたフリーターの末路 最近、会社に縛られることを嫌がり、十分な社会経験も積まずに、アーリーリタイアすることを進める風潮があります。 20〜30代で会社を辞めて自由な生活を手にした著名なブロガーやユーチューバーが、不自由な会社勤めなんか早く辞めて自由な生活を実現しようと呼びかけ、人気を博しています。 そうした内容の有料サロンやnoteも売れ行きが好調で、若い人たちがいかに自由に憧れているのかが分かります。 しかし、現実はそんなに甘くはありません。 1990年前後、定職につかず自由に生きるフリーアルバイター、略してフリーターがもてはやされ、1991年には広辞苑にフリーターが掲載されました。 そのフリーターの多くは生活のために非正規社員を選択せざるをえなくなり、その後、雇い止めや正社員との差別や格差を経験し、いまは将来の老後不安に苛...

「人生に無駄なし」は素晴らしい言葉

辛い苦難に直面しても、心の持ちようによって乗り越えることは可能です。

私は意義を見出せない仕事に直面し、心がすり減ったとき、いつも「人生に無駄なし」と心の中でつぶやいていました。

この言葉は、無駄だと思うことでも、その経験がのちに役立ち、自分の人生を変えるかもしれないという、とても深い意味を持っています。

実際、私は「人生に無駄なし」とつぶやくことで、意義を感じない仕事であっても、「いずれ役立つ時が来る」と信じることによって耐えることができました。

しかも、「人生に無駄なし」という言葉の通り、サラリーマン時代に面白くないと思っていた仕事の方が現在の生活には役立っています。まさに人事権者に感謝です。

大げさにいえば、その仕事を経験していなければ、いまでも経済的に自立した早期リタイアを実現できなかったと思います。

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なぜ「人生に無駄なし」なのか?

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面白くなさそうな仕事ほど実生活には役立つことが多い

会社によりけりだとは思いますが、一般的にモノやコンテンツを生産し販売する会社では、総務や経理、財務といったセクションは、地味な仕事です。

昨年放送されたTBSの人気ドラマ「下町ロケット」でも、町工場の佃製作所で華やかに映っていたのは製品の開発者でした。

経理担当者は「そんなことを言っても、いま、うちの社会にそんなお金はありませんよ」とブレーキ役、縁の下の力持ちといった職務として描かれています。

しかし、そういう職務は、むしろ実生活では重要な才能として重宝されます。会計や財務、税務といった能力はどんな会社でも必要です。起業するにしても、その知識がなければ、大きく成長することはできません。

芸能人のダイエットをテレビCMなどで大々的に宣伝し、「結果にコミットする」というキャッチフレーズで有名になったライザップですが、経営が厳しい企業の買収・M&Aを繰り返した結果、2019年3月期の純損益は当初見通しを大幅に下方修正することになりました。

業績の悪い企業を買収し、”負ののれん代”、つまり割安購入とみなした利益計上で、増収増益を続けてきました。もしも社長が財務・会計知識に精通していれば、これは王道ではないと考え、決して採用しない手法だったと思います。

地味に見える仕事の知識や経験の方が、実際は勝負所で役立つし、あとあとの人生に有用になることは多いものです。

早期リタイアしてブログ収益にも苦労した経験は役立つ

仕事の内容だけでなく、人間関係の苦悩も、あとあと役立ちます。

同じような悩みを持ってサラリーマン生活を送っている人は少なくありません。

時代や世代が変われども、人間の心は同じです。つねに摩擦があり、ストレスが生まれています。

ストレスに襲われた時に、自分はどう切り抜け、今に至ったのか?

その経験はリタイアしたあとブログのテーマにもなります。

「自分はなんて無駄なことばかりしているのか」「いま自分がやっている仕事はなんの意味があるのか」と悩んだ経験や克服した経験は、多くの人に共通する関心事です。

貴重な経験談を提供することで、同じ苦悩を抱える人たちに貢献できるかもしれません。

自分の体験は何よりも力を持つコンテンツになります。

まさに「人生に無駄なし」なのです。

なぜ40代は幸福感が低いのか?50代から幸福感を上昇させるために必要なこと
人生には心の上り坂と下り坂がある 収入と幸福感は比例しない 経済的な豊かさと幸福感は比例しないと言われます。 よく引き合いに出されるのは、「幸せの国」ブータン。高知県ほどの国土に約70万人が暮らす小国です。国民総生産(GDP)は2000億円(2013年)にすぎません。日本は約549兆円です。 今年3月、国連は「世界幸福度報告書2018」を発表しました。 幸福度ランキングの第1位はフィンランドで、日本は54位。前年の51位から後退しました。ブータンは97位。幸福度を測る物差しが西洋思想の国連と東洋思想のブータンとは異なるということなのかもしれません。 米国、中国に次ぐ世界3位の経済大国ニッポンの幸福度が低いと聞いて、多くの人は「やっぱり」と思ったのではないでしょうか。 夜でも一人で出歩ける治安の良さや衛生環境の良さなど日本の素晴らしさは数多くありますが、会社員の心の中にフォーカスすると、日々...
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