12月は年賀状のことを考えると憂鬱になる
12月は楽しい行事が多いが年賀状は憂鬱
12月は会社員なら冬のボーナスがあり、クリスマスや大晦日、年末年始の冬休みと、楽しみなことが目白押しです。
ただ、ひとつだけ憂鬱なことがあります。
それは年賀状です。
文面を考え、印刷や手書きで書き込んでいく手間が面倒です。とくに、会社関係など義理的に毎年出している年賀状は苦痛でもあります。
私はリタイアを機に、聖域なしで経済的な断捨離を実行しているのですが、年賀状は2019年版は絵入り・寄付金付きが1枚67円、無地が62円です。
- 絵入り年賀・寄付金付 67円
- 年賀はがき無地 62円
- 年賀はがき無地 62円(インクジェット紙)
- 年賀はがき無地 72円(インクジェット・写真用)
かりに寄付金付き年賀状を100枚出すと6700円の出費です。経済的なこと以上に重荷に感じているのは「そろそろ年賀状を書かなきゃ」というプレッシャーです。
せっかく自由なリタイア生活を実現できたのに、心の負担は少しでも減らしたいものです。
というわけで、年賀状の辞め方を考えてみました。
年賀状のやめ方は自然消滅か事前宣言か?
年賀状のやめ方としては、3つの方法が考えられます。
- 事前に宣言しないで自然消滅を待つ
- 年賀状や暑中見舞いで年賀状辞退を宣言する
- 相手が年賀状を書く前の11月までにLINEやメールなどで宣言する
一番楽なのは、自然消滅です。
年賀状をいただいても放置し、「あの人は年賀状を出さない人なんだ」と認識してもらう方法です。一番楽な方法ですが、失礼に思われないか心配だという人も少なくないと思います。なかなか採用しにくい辞退方法です。
最もスッキリするのは、事前に書中見舞いや年賀状で辞退を宣言する方法です。少し面倒ですが、これが最も礼儀正しく、精神的にも負担のない方法かもしれません。
若い人が友達に事前宣言するのなら、最後のLINEやメールで伝えるのもアリかもしれません。ただ、注意が必要なのは、相手が年賀状を書き始める12月に伝えるのではなく、11月中には伝えてあげることが大切です。
相手の負担も減らすことができます。
年賀状をやめるときの文面はどうするか?
文面に「みんなに辞退」が分かる言葉を加えることが重要
では、年賀状を辞退するとき、文面はどう書くべきなのか?
どんな場合でも、辞退の文面は年賀状の最後に添え書きのように書く方が印象は良いものです。
辞退の文面が最初から書かれていると、新年のお祝いではなく、辞退のために賀状を送ってきたという印象を持たれてしまいます。
高齢を理由にする場合は、次のような文面はいかがでしょうか。
少し近しい人や友人であれば、もう少し柔らかく、次のような文例はいかがですか。
高齢が理由でない場合でも、この基本文例をベースにカスタマイズしたら大丈夫だと思います。
ただ、ポイントがあります。
年賀状をやめるのは、あなただけでなく全員だということが分かるようにするということです。
その文言がないと、「自分に何か腹を立てているのか」「自分のことを嫌いになったのか」と、賀状をもらった人に不要な感情を抱かせてしまいます。ご注意くださいね。
より簡単な年賀状辞退の文例はないのか?
本当に親しい人ならば、電話で「今年から年賀状を出さないから、そっちも書かなくていいよ」と伝え、お互いが了解する方法が最も手軽です。
ただ、そういう電話を10数人にかけるとなると、それはそれで大変なので、もう少し短く簡単な文例も考えてみました。
年始の挨拶のあとに添える文例は以下の通りです。
- 今年の年賀状で最後にさせて頂きたく存じます。
- 本年を持ちまして年頭のご挨拶状は最後にさせて頂きます。
印刷文であれば、みんなに等しく、この文面を送っていると思ってもらえます。手書きの場合には、「全てのみなさまに」という文言を加えた方が無難です。
まとめ・年賀状は続けるべきか、やめるべきか
2019年5月1日には新天皇の即位で元号が改まるため、2019年用は平成最後の年賀はがきになります。
しかし、お年玉年賀はがきは2004年用の44憶6000万枚をピークに減少傾向で、2019年用のお年玉年賀はがきは当初発行枚数が24億21万2000枚で、前年より7.2%も減少しました。
冒頭に申し上げたように、年賀状は2019年版が無地でも62円(10円値上がり)となります。50枚出せば3100円です。しかし、メールやLINEだと無料です。
年賀状を続けるべきか、やめるべきか、悩んでいる人は少なくないと思います。
会社勤めの人はやめるにやめられないという人もいるでしょう。
しかし、しがらみのない人は手軽なメールやLINEで済ませているのではないでしょうか。
では、私はどうするのか?
今年はリタイアした年でもあるので、そのリタイアを周知する意味でも年賀状は出そうと考えています。ただ、その翌年(2020年)は、一部の親戚を除いて年賀状もリタイアする方向で考えたいと思います。