人生100年時代の平均寿命は男性81.25年、女性87.32年!二毛作人生の準備は40代前後が重要だ

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”人生100年時代”に現実味!長生きリスクが年々上昇している

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男81.25年、女87.32年!平均寿命がまた伸びた!

年々、人生100年時代が現実味を増しています。

厚生労働省が7月30日に発表した「簡易生命表」によると、2018年の平均寿命は男性が81.25年、女性は 87.32年となり、前年よりも男性は0.16年、女性は0.05年上回りました。

つい最近まで、多くのサラリーマンが60歳で定年退職し、その後は貯蓄と年金で悠々自適に生きていく人生プランが一般的でした。

しかし、寿命が伸びるにつれて、多くの人たちが20年余りも何もせずに生活するのは経済的に困難なことに気づきました。

長寿は素晴らしいことですが、経済的な不安と背中合わせでもあります。

年金水準が先々安泰とは思えない上に、準備すべき貯蓄額も増えるからです。

長寿は生活不安とトレードオフ(相反)の関係ともいえます。

そんな不安をさらに増幅する調査結果が発表されました。

資産運用なしだと90歳で資産が枯渇する?

日本経済新聞は7月29日、資産運用せずに90歳まで長生きした場合、6割超の世帯で金融資産が枯渇する恐れがあることが三菱UFJ信託銀行の調査でわかったと報じました。

老後への備えに注目が集まるなか、資産運用せずに90歳まで長生きした場合、6割を超える世帯で金融資産が枯渇する恐れがあることが三菱UFJ信託銀行の調査でわかった。2千人超に家計の保有資産や収支を個別に聞き取り、推計した。「人生100年時代」に備えた資産運用の重要性を訴える狙いがある。(出典:日本経済新聞「90歳まで運用せず生きると… 老後資産、6割超で枯渇

日経によると、三菱UFJ信託銀行の調査は、退職時の保有資産が600万~3千万円の50歳以上の男女約2200人を対象に実施されました。

その結果、退職後から全く資産運用しない場合、金融資産を90歳まで保てる世帯は、全体の34%にとどまりました。

仮に、年率3%運用でも全体の53%、およそ半分しか金融資産が残っていないということです。

しかし、超低金利時代でもあります。

すべての人が投資で年率3%運用が可能か、極めて疑問もあります。なかには損失を抱える人も少なくないと思います。

では、長寿時代の人生設計はどう考えるべきなのでしょうか?

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今後は「人生二毛作」を考えることが重要だ

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長寿社会は人生二毛作を意識する

60歳以降の人生を「余生」という人がいます。

余生とは、盛りの時期を過ぎた残りの人生という意味です。

残りが5〜10年であれば、余生というのも理解できますが、20〜30年も人生が残っていると何もしないで生活する「余生」という訳にもいきません。

なぜなら、生活費が枯渇し、悠々自適どころか悲惨な末期になる恐れがあるからです。

悲惨な人生終盤を回避するためには、私は「二毛作の人生」を考えることが必要だと考えています。

二毛作の人生とは、ある年齢になったら経済的にも精神的にも再出発する生き方ということです。

経済的、精神的な旅立ちは新卒で社会に出たときに一度経験しています。

人生後半の再出発は、それに近い意味合いをもちます。

定年退職であろうが、早期退職であろうが、退職した日が新たな人生の種まきの日となります。

これまで狩猟で生きてきたなら、次は保存の効く稲作で生きるのです。

種まきの日には、過去の人脈に頼る人生ではいけません。狩猟と稲作は違います。サラリーマン時代の人脈や友人に頼るようでは、二毛作は失敗します。

心もリフレッシュされず、二期目の人生はマンネリに満ちた人生になってしまいます。

誰でもできる!幸せな二毛作人生の実現方法とは?

二毛作を50代から出発すると、平均的には30年前後の時間がありますから、体力と気力があれば、相当なことができます。

ただし、二毛作を成功させるにはサラリーマン時代の準備が不可欠です。

再出発したあと新しい仕事を覚えるならば、二毛作は失敗する可能性があります。

とくに、他人に雇われない人生は収穫まで時間を要するためです。

収穫のない間は、貯蓄でしのぐしかありません。その貯蓄もなければ、黄金期になるはずの二毛作目が我慢の生活となります。

ですから、サラリーマンは人生の二毛作を意識して40歳前後から準備する必要があります。

準備する際に注意したいのは、老後も楽しめる副業選択と長年生活できる資産を形成することです。

サラリーマンが退職後はブログ収益で生活しようと思うならば、50代から始めるのではなく、40代からスタートして収益をめぐる失敗や成功体験を積んでおく必要があります。

失敗は成功体験以上にのちのちの資産になっていきます。

何よりも、ブログによって稼ぐためには継続がいかに重要か、現役時代に経験することができます。

経済的に豊かな早期リタイアにブログが最適な理由!副業年収1800万円超に4年を要した
早期リタイアに向けて副業ブログが最適と感じた理由 ブログ収益の最大の特徴は何か? 前回は、早期リタイアを目標にしたあと、給料以外の副収入を得ようと考え、ブログを始めた当初の体験談を紹介しました。 要約すると、ブログによる副業は年収30万円まで労働時間1000時間を要しました。1000時間でスタートラインだったという話でした。 「1000時間も頑張って、1年間でたった30万円?」 こんな風に思う人も少なくないと思います。 逆に、ブログで1000万円以上稼いだ経験がある人は、「1年目はだいたい、そんなものだよ」と思うでしょう。 では、その後の収入の成長はどうだったのか? 確かに、ブログによる年収は当初1000時間労働で年収30万円ほどでしたが、それから3年後には1800万円超に急増していました。 年収30万円から年収1800万円まで要した時間は約2000時間。およそ2倍の労働時間を経過して、ブ...
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二毛作人生の準備は40代が理想的な本当の理由

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投資は副業収入が発生してから始めても遅くはない

二毛作の最大の長所は、過去のしがらみやストレスから解き放たれて、最も好きな稼ぎ方を自分で設計できるという点です。

サラリーマン時代に満足な人生を送れなかった人でも、人生後半30年の歩み方次第では人生を逆転できる可能性があるのです。

ですから、40代から準備を進めることがとても重要なのです。

しかし、二毛作人生を焦る余りに、お金を稼ぐ順序を間違えてはいけません。

いきなり株式投資に手を出すのではなく、リスクがなく「無から有を成す」副業、たとえばブログなどでお金を稼ぎ、その儲けを株式投資につぎ込んだ方が精神的に余裕があり、勝率も高まります。

株式投資で失敗する人の多くは「損をしたくない」という負の欲望が原因です。

「目先の損失は気にしない」とガチホした人は最終的に富を手にするものです。逆に、「上がりそうな株はないか」と探し回り、移り気な人は心が乱され稼げないものです。

しかし、ブログなどから副収入があれば、投資でも目先の損益を気にしなくなります。

そうしたお金のセンスも、40代に様々な副業や投資を経験することによって感覚的に身に付くものです。

一方、退職後に、お金の失敗をしてしまったら、残りの人生は台無しです。

ですから、お金の失敗はサラリーマン時代に経験しておくことが大切なのです。

二毛作人生を実現できたのはなぜか?

最後に、長寿時代の歩き方について、私の考え方をまとめたいと思います。

  • 日本人は90歳まで長生きするリスクを意識する。
  • 「退職→余生」ではなく「退職→自分自身が会社」の二毛作人生を考える。
  • 二毛作人生は40代から準備する。
  • 副業は退職後も継続できるものを選ぶ。
  • 副業の失敗は資産になる。成功体験は自信になる。
  • 慌てて投資しない。副業で儲けた一部を株式投資に回す戦略が賢明。
  • 人生後半は他人に雇われない生活を目指す。心の解放感が段違い。
  • 何事も継続が大切。人生後半も同様だ

私は、昨年、早期退職を実現し、現在は好きな副業や趣味を楽しみながら生活しています。

その際に、上記のような点を留意してきました。

いま思い返してみると、サラリーマン時代の副業経験は本当に貴重だったと思います。

「今後、3年でプロ野球選手になって稼げるようになれ」と言われても無理ですが、ブログなら3年あれば十分稼げるようになるのは簡単です。

なかには3年でサラリーマンの給料以上稼ぐ人も珍しくはありません。

サラリーマン時代、ブログなど副業を経験しなければ、好きなことで生きる「二毛作人生」は実現できなかったと考えています。

リタイア後は退職金を資金運用するよりブログ収益が安心!市場リスクに資金をさらす前に考えるべき事
退職金は運用すべきか消費すべきか? 私は退職金をすべて貯蓄したままだ! サラリーマンであれば、30年以上勤続で退職金が2000〜3000万円支給される人も少なくないはずです。 私も早期退職して3000万円以上の退職金をいただきました。 ただ、その退職金はほぼ手をつけずに貯蓄したままです。 もちろん、入金された翌日に銀行からは、「ご挨拶」の電話がありました。 私は即座に「運用は一切考えていない」と申し上げたので、銀行員もそれ以上のことは言わず、「今後とも当行をよろしくお願いします」と電話を切ってくれました。 それだけの大金を入金された経験は、多くのサラリーマンには皆無だと思います。 ですから、気が大きくなって、しかも銀行から丁寧なご挨拶があれば、その退職金の一部を運用してみようかと考えるのも無理はありません。 しかし、退職金を運用で増やそうとするのは愚の骨頂だと私は考えています。 退職金は運...
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