人生100年時代に生涯現役は残酷すぎる!幸福な早期リタイアに必要不可欠なこと

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”人生100年時代”の虚実と健康寿命という視点

人生100年時代は生かさず殺さずの苦しい人生のスタート

「人生100年時代」と称される長寿社会。

日本は医学の発達や食生活の改善で高齢者がどんどん増える一方で、将来不安や給料の伸び率鈍化で若い人たちが子供を作らない国に変わり果ててしまいました。

総務省によると、今年9月15日時点、65歳以上の人口は前年比32万人増の3588万人と過去最多を更新。高齢者が総人口の3割近くを占めています。

さらに、75歳以上は53万人増えて1848万人。およそ7人に1人が後期高齢者というのが、いまの日本の姿なのです。(参考:総務省統計

今後も高齢者は増え続ける一方で現役世代が減り続けたら、現役から高齢者への仕送り方式である賦課方式を採用する公的年金が一層厳しい財政状況に陥ります。

しかも、日本医師会の政治力もあって医療費は下がらず、医療保険財政も危機的。「自分は中流」と思い続けていた高齢者も長生きしたが故に貯蓄も底をつき、貧困層に転落してしまう。そんな時代がすぐそこまでやってきています。

そうした状況を打開するため、政府は企業に対し70歳まで雇用を推奨する政策に舵を切りました。

さらには、年金の受給開始を遅らせた高齢者には支給額を割増する「命とお金」の賭け事も提案し、なんとか年金財政の支出を減らす方策を検討しています。

私たちは、年々増大する将来不安にどう立ち向かうべきなのでしょうか?

今回は幸福な早期リタイアのために必要不可欠な事は何か、深く考えたいと思います。

幸せな老後は健康寿命を前提に考えることが重要だ

「長生きできるのは幸せだ」

直ちにこう言い切れないところに人生の難しさがあります。

いくら長生きしても、最後の10年間は寝たきりの状態や体が思うように動かない状態で病院通いの状態では長寿のありがたみも半減するからです。

しかも、年をとるにつれて医療費が増え続け、貯蓄の減少速度が増すのは精神的にも辛いものです。

ましてや、社会に貢献しようという意欲も湧かず、幸福感の薄い人生末期を迎えるかもしれません。

健康寿命 WHOが提唱した新しい指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間。国連の世界保健機関(WHO)は健康寿命という新しい寿命の指標を取り入れました。これまでの平均寿命はいわゆる「寝たきり」や「認知症」といった介護を要する期間を含むため、生涯の健康な時期とに大きな開きがあることが指摘されておりました。(出典:厚生労働省「e-ヘルスネット」

ですから、人生設計は、寝たきりになった期間も含めた平均寿命ではなく、寝たきりや認知症などで介護状態となった期間を差し引いた健康寿命を前提に考えることが重要になってくるのです。

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幸せな人生後半を迎えるために重要なことは何か?

実質的に「人生100年時代」ではなく「人生75歳時代」なのだ

確かに、戦後、日本人の寿命は急速に延びました。

1947年、平均寿命は男性が50.06年、女性は53.96年。信じられないかもしれませんが、”人生50年時代”だったのです。

しかし、高度経済成長と歩調を合わせるかのように平均寿命は延び続け、2017年は男性が81.09年、女性が87.26年となりました。

戦後70年で平均寿命は30年以上も延び、「人生100年時代」と言われるまでになったわけです。

しかし、寝たきりや認知症などで介護状態となった期間を差し引いた健康寿命はどうでしょうか?

下記は平均寿命と健康寿命の推移を示したグラフで、両者の間には相当乖離があることが分かります。

(出典:厚生労働省「第11回健康日本21(第二次)推進専門委員会」資料)

上記のグラフによると、2016年(平成28年)の健康寿命は男性72.14年、女性は74.79年。平均寿命と比べると、男性は平均寿命より8.84年短く、女性は12.35年も短いことが分かります。

ですから、健康寿命で考えると、多く見積もっても「人生75歳時代」なのです。

五体満足な時期が75歳までという時代に、政府の推奨する70歳まで働き続けることは、何を意味するか?

それは、人生の健康な時期をすべて労働に費やすということです。

「良い生涯現役」と「避けたい生涯現役」とは?

五体満足に体が動くギリギリまで働くことは決して悪いことではありません。

とくに、その仕事にやりがいを感じ、社会に奉仕している実感があるのなら、それは幸せな人生だと思います。

しかし、社会に奉仕している実感もなく、生活苦ゆえに我慢して働く生涯現役ならば、「生涯苦役」以外の何物でもありません。

政府は「いまの高齢者は元気だ」「年を取っても働きたいという人が増えている」としていますが、内実は高齢になっても働かないと生活できないからです。

(出典:厚生労働省「社会保障審議会生活困窮者自立支援 及び生活保護部会(第1回)」資料)

上記のグラフは生活保護受給者の人員と比率を年齢層別に示したものです。

65歳以上の階層だけが右肩上がりに増え続けていて、全体の約5割に達する勢いとなっています。

年収600万円前後の平均的サラリーマンでも貧困老人に転落すると言われている時代です。高齢者の生活保護受給が今後、ますます増えると予想されています。

「意地でも生活保護は受けたくない。だから、生活のために生涯現役でいる」

志は良しですが、果たして幸せな人生なのでしょうか?

そして、こうした老後を回避するために、何が必要なのか?

長生きリスクに備えるには「お金+α」が重要だ

かつて55歳定年時代がありました。

当時は定年退職後、数年、余生を楽しんだあとは60代であの世に行く人が多かったものです。

しかし、健康年齢が70代前半までしかないと言っても、老後は長いことには変わりまりません。

その長い老後を苦役に費やすのか、人生最後の生きがいを見つけるのか、その基礎となるのは手段としてのお金です。

金融資産が少なければ、苦役のようなお金に支配される人生が待っています。

お金に支配されないためにも若い頃から金融資産を形成しておくことは必要不可欠なのです。

ただ、お金だけあれば人生が充実するというものでもありません。

サラリーマン時代に収入を増やすための副業を通じて、自分の生きがいを見つけることもまた大切です。

お金と生きがい。

その二つを同時に発見できるのが副業の最大のメリットだと考えています。

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