自由に働くフリーランスは労働力人口の17%を占めていた!
早期退職は正解だったと感じる日々
毎朝の通勤電車に揺られる必要もなく、好きな時間に好きな場所でブログを書く生活も2カ月を過ぎました。
妻には「顔色が良くなった」とか「毎日が楽しそうだ」と冷やかされています。もっとも、私に早く早期退職するように勧めてくれたのは妻なので、とても感謝しています。
ですから、彼女から命じられた用事は素早くこなし、「外食に行こうよ」と誘われたら「イエス」と即答するなど、私なりに妻には気を使っています。
私の現在の職業は何かというと、無職or主夫です。
妻には「あまり稼がなくていいから」と言われているのですが、やはり、ブログや小説を書いていると、少しは収益も欲しくなるものです。
「稼いだお金で趣味のカメラを購入したい」。主夫にだって、ささやかな夢があるのです。
過去にブログで年収1800万円以上稼いだ経験があるため、ネットによる収入は飛躍的に増える可能性があることも知っています。
そんなときが来たら、私は自分の職業を「無職or主夫」から「フリーランス」と呼ぼうかなとも考えています。
フリーランス人口は1000万人を超えていた
時間や場所に縛られないで働くフリーランス人口は、いま、どのくらいなのでしょうか?
クラウドソーシング大手のランサーズによると、フリーランス人口は1119万人。日本の労働力人口の17%を占め、経済規模は推計20兆円を超えたということです。(引用元:「フリーランス実態調査2018年版」)
これほどの規模になってくると、政府も無視はできないようです。
日本経済新聞は10日付の電子版で、厚生労働省がフリーランスの仕事中の怪我や病気を補償する労災保険の適用や、取引先企業との対等な立場を保つための契約ルールの整備を検討すると報じました。
かつてフリーランスといえば、カメラマンやコンサルなど限られた人たちでした。
しかし、自由な生活に魅力を感じて会社を辞めて独立する人が増えています。ライフスタイルの変化が、数字の上でも現れて来たということなのかもしれません。
フリーランス支援は政府より民間企業が先行している
フリーランスの事故を無料で補償する保険も登場した
残念ながら、日本は政府より民間の方が動きは早いのが特徴のようです。
厚生労働省がフリーランスが仕事中に怪我をしたり、病気になったときの労災保険の適用を検討しているようですが、民間企業は昨年からフリーランスに特化した無料の保険をスタートしています。
2018年10月にGMOインターネットのグループ会社が「FREENANCE(フリーナンス)」というサービスを始めました。
フリーランスが企業に送った請求書の情報をもとに、企業が入金する前にお金をフリーランスの口座に振り込むサービスです。
とかくフリーランスは企業からの入金の遅さに悩まされがちなので、多くのメディアはこの即日入金サービスに注目しましたが、同時に、とても重要な保険をフリーランスに無料で提供していました。
フリーランスの人は、仕事中の事故や納品物の欠陥事故などは、基本的に自己責任とされています。ですから、自己責任の名の下に泣き寝入りしているケースが少なくありません。
そこに着目して、この即日入金サービスはFREENANCE(フリーナンス)に口座開設(無料)をするだけで損害賠償保険「あんしん補償」を自動付帯していたのです。
これは地味ですが、フリーランスのリスクに配慮した素晴らしいサービスだと思います。
フリーランスが安心で快適に働ける時代が到来
官民双方でフリーランスの労働環境を改善する動きが本格化してきました。
最近、「人生100年時代」という言葉がよく使われるようになりました。これは企業が70歳まで雇用する時代の予兆でもあります。
しかし、同じ会社で70歳まで働くことが、人々にとって幸せなことなのでしょうか?
「せっかく60歳で自由になれると思っていたのに70歳まで働けというのか!!」と複雑な気持ちを抱く人は少なくないと思います。
しかし、人間は霞を食べて生きてはいけません。
潤沢な蓄えがなければ、何らかの収入を得て生活するしかないのです。
そのとき、会社員時代の経験や知見を活かしてフリーランスになるのか。あるいは、会社員時代から複業に取り組み、スキルを身につけ、フリーランスを目指すのか。
2020年代は、様々な分野のフリーランスがいま以上に増え、スキルを持つキラキラした集団になっているような予感がします。