首都圏のマンション価格はバブル期並み!住むならマンションより戸建て住宅が断然お得だと考える5つの理由!

スポンサーリンク
政治・経済

価格が高騰したマンションを本当に購入しますか?

スポンサーリンク

割高マンションから間取りの多い戸建てに住み替えた

私は過去にマンションを購入し、その後、戸建て住宅に2度住み替えました。

最初に購入したマンションは築年数18年のビンテージマンションでした。バブル期だったので東京都内のマンションは高騰していて、私が購入した物件も7500万円ほどでした。ちょうど現在のマンション相場に似ています。

駅から徒歩2分だったので通勤も楽でした。広さは2LDKで70数㎡。夫婦二人だけで暮らす分には十分でした。

しかし、子供が生まれてから、妻が子供の泣き声など両隣や上下に住む方々に迷惑にならないか気にするようになりました。何よりも、もう一人子供が生まれたら手狭になることを考える必要が出てきました。

バブルが崩壊し、物件価格が下がり始めたので、間取りの多い物件を探しました。しかし、3LDKや4LDKのマンションとなると、まだまだ高値でした。

いろいろな物件を探すうちに割高なマンションは選択肢から外し、駅から10分ほどのところに3LDKの戸建てを新築して移り住みました。価格は最初購入したマンションより1000万円ほど安く、バブル崩壊を実感したものでした。

マンション価格は最近8年間で40%の高騰

最近のマンション価格の高騰は、私が経験した1990年前後のバブル期を彷彿とさせるものがあります。

実際、2017年から18年にかけての首都圏マンションは平均価格が1㎡あたり約108万円で、とうとう100万円の大台を超えました。(参考:不動産経済研究所「首都圏マンション市場動向2017年度(2017年4月~2018年3月)」)

これは、70㎡の首都圏マンションが平均7000万円以上で販売されているということですから、まさにバブル期並みか、それ以上の高騰ぶりです。

高騰の背景には、人件費や建設費の高騰、駅近物件が増えたことがあるようです。

それにしても高すぎる感は否めません。たった70㎡のマンションを7000万円以上で買える人はそんなに多くはいないはずです。

人件費や建設費が原因の高騰なので、不動産業者は強気の価格を継続するとみられていますが、そろそろ首都圏マンションのババ抜き合戦が始まりそうな予感もします。

戸建て住宅の価格は安定して推移した

一方、戸建て住宅の価格はどうなっているのでしょうか?

2018年12月に国土交通省が2010年を100として戸建て住宅やマンションの価格がどんな推移だったのか、不動産価格指数を発表しました。そのグラフは次の通りです。

ご覧のように、2010年の価格を100とした場合、マンションは140、戸建て住宅は100を少し超えたあたりで、戸建て住宅の価格は安定していることが分かります。

もちろん、首都圏と地方では価格の状況が異なりますから、この数値を首都圏にそのまま当てはめるわけにはいきませんが、価格推移の傾向は分かります。

バブル期並みの価格に高騰したマンションと、比較的価格が安定している戸建て住宅。価格面で見る限り、戸建て住宅の方が経済合理性がありそうです。

東京五輪前の不動産暴落が始まるか?マンション契約率が27年ぶり低水準!買うのは待った方がいいのかもしれない
新築マンション契約率が27年ぶりの低水準というのは凄い 駅から5分超のマンションは苦戦 予想していたことではありますが、2020年の東京五輪を前にマンションの契約率は急低下しています。 2018年の新築マンションについて、日本経済新聞は販売を開始した月の契約率が27年ぶりの低水準になったと報じました。 新築マンションの市場が曲がり角にさしかかっている。不動産経済研究所(東京・新宿)が22日にまとめた首都圏の2018年の統計では、販売を始めた月の戸数のうちどれだけ契約に至ったかを示す「初月契約率」が平均で62.1%で27年ぶりの低水準となった。人件費上昇などで価格は下落しそうもなく、共働き世帯の需要が底堅い駅前を除けば市場の減速が鮮明になっている。(出典:日本経済新聞) 不動産経済研究所が発表した2018年度の首都圏マンション市場動向を見ると、平均価格は前年同月比123万円ダウンの58...

徹底比較!マンションと戸建て住宅のメリットとデメリット

スポンサーリンク

戸建て住宅のメリットは多かった

私は現在、2軒目の戸建て住宅に住んでいます。

1軒目の戸建て住宅から住み替える際、戸建て住宅のメリットを存分に感じていたため、すでにマンションという選択肢はありませんでした。

では、戸建て住宅のメリットはなんでしょうか?

これは首都圏の駅から徒歩2分のマンションと、より都心に近い駅から徒歩10分ほどの戸建て住宅を比較した感想です。

まずは、間取りの多さやスペースのゆとりに比べて戸建て住宅は圧倒的に割安感があるということです。

首都圏では8000万円あっても80㎡ほどのマンションしか買えませんが、戸建て住宅に目を転じると100㎡の一戸建ても視野に入ってきます。

さらに、管理費はゼロ、マンションのように駐車料金を払う必要もありません。しかも、マンションの駐車場には大きめの車種だと駐車NGという所も少なくありません。

戸建て住宅の場合、自治会など近所づきあいが面倒だという人もいますが、マンションも管理組合があり、建物の改修やルールを決めたり、様々な役務も当番制で回ってきます。

マンションによりけりだとは思いますが、私の場合はマンションの方が面倒なことが多かった印象があります。

マンションと戸建て住宅の徹底比較

首都圏に住んで住宅を購入する際、マンションにすべきか、一戸建てにすべきか、悩む人は意外に多いものです。

というのも、マンションの素敵なモデルルームを見学し、その時は気分が盛り上がるのですが、販売価格を見て「この広さで、こんに高額なマンションを買っていいのか」と冷静になるからです。

というわけで、私の経験から、いくつかのポイントに分けて、7〜8000万円のマンションと戸建てを比較しました。

比較ポイントマンション戸建て住宅軍配
価格割高に感じる高いけど許容範囲戸建て
日常コスト管理費・積立金10年に一度メンテナンスやや戸建て
駐車場有料無料戸建て
間取り少ない3〜4LDK可能戸建て
騒音物件によりけり物件によりけり引き分け
近所づきあい管理組合自治会引き分け
交通の便駅近徒歩10分以内マンション
買い物のしやすさ駅周辺スーパー多し戸建て
売却減価多め減価少ない戸建て

マンションと戸建ての比較は地域や物件によって条件が異なりますから、一般化するのは難しいものです。

上記の比較は、あくまで私が購入したマンションと戸建て住宅の比較なので参考程度にしてもらえたら幸いです。

マンションの利便性が高いケース

最後に、家族や生活状況によってはマンションが最適解という人もいると思います。

それはどんな人なのか、私なりの見解を述べたいと思います。

まずは子供をつくる予定のない共働き夫婦(DINKS)です。鍵一つで防犯も安心・簡単で、駅近ならば、夫婦の通勤にも便利です。

子育てを終えて夫婦だけで人生を楽しみたい人もマンションが最も適しているケースがあると思います。

それは、最寄りの駅までバス利用するような一軒家に住んでいる場合です。買い物や交通の利便性が高い駅近マンションに引っ越して生活をエンジョイできるかもしれません。

どんな住宅がいいのか?

その最適解は人それぞれです。

ただ、住宅は人生最大の買い物です。人生を縛ってしまう住宅ローンを組むことになります。

ですから、買ってしまってから後悔しないように、自分のライフスタイルにどちらが合っているのか冷静に選んでほしいと思います。

絶対に買ってはいけないマンションとは
不動産で人生を無駄にしてはいけない 不動産投資は気苦労所得 将来の年金不安のせいでしょうか、30〜40代で多額のローンを組んでマンションやアパート経営する人が跡を絶ちません。 不動産投資自体、決して悪いことではなく、成功すれば、毎月の家賃収入で富裕層のような生活だって夢ではありません。 しかし、不動産投資はやればやるほど難しく、不労所得というよりは気苦労所得であることも事実です。 私自身、過去にマンションを貸して、アパート経営も考え、実際に不動産屋さんのドアを叩いたこともありました。 ただ、どうしても、あと一歩踏み出せませんでした。 大事な視点は入居者が集まる物件か 最近、社会問題となったカボチャの馬車。 業者の家賃保証を信じて、多額のローンを組んでシェアハウスに投資した人たちがその家賃保証が消失し、途方にくれている問題は、お気の毒としか言いようがありません。 最も悪いのは、人気薄の土地...
テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました