海外旅行が悪夢にならないために自己防衛策は最重要
海外旅行のトラブルは最大の浪費になりかねない
2020年は私にとって海外旅行の多い1年になりそうです。
すでに冬は中国・マカオ、夏はイタリア・フランスなど欧州旅行が決定しました。
海外旅行は病気やケガで病院で治療を受けた場合、健康保険が効きませんから、数十万円〜数百万円の治療費を請求される恐れがあります。
ですから、まずは海外保険付きのクレジットカードに加入するか、海外での傷害保険に加入するか、いずれにしても何らかの保険は必須だと考えています。
ただ、海外旅行のリスクは病気やケガの治療費だけではありません。
以前、私の友人夫婦がイタリアのツアーに参加した際、一緒に参加した60代の女性がローマで財布をスラれてしまいました。
彼女はホテルの部屋に戻ってスラれたカード会社への連絡に追われ、ツアーの観光どころではなくなったといいます。
帰り際、その女性は「こんな目に遭うなら旅行に来るんじゃなかった」と悲しそうな表情だったそうですが、本当に気の毒な話です。
我々夫婦は来年、結婚30年を記念して長期旅行に出かけるので、せっかくの記念旅行が悪夢とならないように自己防衛の準備を進めています。
フランスやイタリアで多発する日本人のスリ被害
中国・マカオは過去に何度も旅行していますが、流石に富裕層などを相手にした観光地だけあって治安は良好だと感じています。
一方、気になるのは、来年夏に訪問予定のフランスやイタリアです。
スリなど治安状況をYouTubeなどで検索したところ、日本人被害者が驚くほど多く、正直言って、興醒めしました。
2018年に在フランス日本大使館領事部に届けられた犯罪被害報告は497件。87%がスリ・置き引き被害で、発生場所は地下鉄車内・駅構内が一番多かったということです。(参考)
1日に1人以上は被害が報告されているわけで、大使館に届け出ていない人も考えると、実際は相当な被害件数に上っていると
しかも、現地に住む日本人ですらスリ被害にあったという動画も多く、これまで以上に注意が必要な海外旅行になりそうです。
私の妻は40年ほど前にパリで留学した当時、ロマ=ジプシーの子供達に追いかけられた経験があるそうです。
しかし、現在はジプシーのスリ集団に加えて、アフリカや中東方面から流れ込んだ移民も増えているので、日本人の被害は当時の比ではないようです。
とくに、日本人は多額の現金を持っていると思われているらしく、現地在住の日本人や日本大使館も注意を呼びかけています。
パリの地下鉄など特に危険な場所もあるようなので、事前に調べて、最低限、危ない場所や交通機関に近寄らないことは重要ですが、まずは自己防衛グッズは揃える必要があります。
私が購入&準備予定のスリ防止アイテム
日本人旅行客丸出しのブランドバックは狙われる
スリ被害に遭わないための防犯グッズや防犯バックを探す以前に、絶対にやってはいけないことがあります。
それはブランドバックで街を闊歩することです。スリ集団の格好の標的になってしまいます。
地味なバックに地味な服装。これが基本です。
そのうえで、防犯グッズですが、まず購入したのは、首から下げるパスポートケース「PASSFIT-mini(パスフィットミニ)」。
- サイズが縦13cm×横15.5cm×厚み2.5 cmで重さ50gと軽量コンパクト
- 防水機能で服の中に入れても目立たずかさばらない
- カードのスキミング犯罪を防止する機能つき
- 壊れにくい高品質YKK製ファスナーを採用
- 価格が1500〜2000円と安価
首から下げる方式のパスポートケースは、服の外に露出していないために防犯性は抜群です。
しかし、その多くは大きめでかさばるケースがほとんどです。その点に留意してコンパクトにしたのが「PASSFIT-mini(パスフィットミニ)」で、これは女性にも使えそうです。
ジプシーのスリ集団といえども、さすがに女性の胸元には手を入れたりはしないそうです。
服の中に入れるのはいやだと言う人には、スキミング防止機能のついたウエストポーチもあります。
ただ、服の上に露出している分だけ、新聞を広げながら近づいてくるスリ集団には注意が必要です。
スリが戦意喪失するダイヤル式ロックを購入済み!
旅行にはリュックなどバックは必要不可欠です。
しかし、そのバックこそがスリの標的となります。
では、どうしたらいいのか?
- 鍵をつけて開かないようにしてしまう
- 財布が見つからないようにする
防犯対策上、バックは胸元に抱くようにして歩くのがいいと言う人もいますが、常にそうするわけにもいきません。
ですから、最も効果的なのはバックの蓋をダイヤル式南京錠でロックして、スリを諦めさせることだと考えています。
私はソロキャンの際、テントを空けることがあるので、その防犯対策にテントにダイヤル式ロック(南京錠)を取り付けています。
ダイヤル式なので鍵の紛失を心配する必要がありません。
3桁の暗証番号さえ覚えておけば、すぐに自分で開閉できます。
価格も2個で1500円前後と安価なので、持っておいて損のない防犯グッズです。
海外旅行の際には、後ろの状況が見えないリュックサックであっても、このダイヤル式ロック(南京錠)で施錠していれば安心です。
より安価でデザインがお洒落なダイヤル式南京錠もあり、私はこれも購入する予定です。
隠れ財布入れがついたバックが理想的だ
海外旅行の防犯を考えた時、最も難しいのがリュック選びです。
いろいろなリュックを調べていますが、現在、私のNo.1候補となっているのが、あまり目立たず、財布がスラれにくいBOPAIのリュックサック(男女兼用)です。
このリュックサックの特徴は「盗難防止デザイン」となっている点です。
背中側にジッパー付きの隠しポケットがあるため、財布などの貴重品を安全・便利に収納することができます。
その他の特徴は以下の通りです。
- サイズは29cm×マチ16cm×縦45cm。iPadやノートパソコン収納部も搭載。最大15.6インチも可能
- 正面は防水性のマイクロファイバーレザー。ショルダーベルトでリュックをスーツケースの伸縮ハンドルに固定可能
- USBポート付き。ケーブルも付属しており、リュック内のモバイルバッテリーと接続可能
- 左側のショルダーベルトにカード類を取り出しやすいポケット。地下鉄やバスでの運賃支払い時に財布からカードを取り出すことなく決済できる
- 背面の隠しジッパーを開けば、新たなスペースが出現して容量を50%も増量可能
BOPAIのリュックは品揃えが豊富で、よりシンプルなデザインのリュックもあります。
海外旅行の出発まで揃えたいと考えています。