確定申告の簡単な方法!サラリーマンの副業に必要不可欠な知識をまとめた

リタイア準備

年末年始が終わると、ブログ収入や不動産投資、株式やFX取引している人にとっては確定申告の季節がやってきます。

私も毎年、確定申告していますが、とても面倒なものです。

今回は、私の経験も交えて会社に副業がバレない方法など確定申告のポイントを説明したいと思います。

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副収入を確定申告することで精神的に安定した生活が送れる

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副収入の確定申告は幸福な生活の第一歩

今年2019年の申告期間は2月18日(月)〜3月15日(金)までです。

2018年中の副収入が20万円以上だった人は全員、確定申告が必要です。

多額の納税が嫌で税金の安い海外に移住する富裕層もいるくらいです。サラリーマンだって仕事の合間に頑張った副収入ですから、ごっそり税金を取られるのは嫌です。

しかし、副収入を確定申告するメリットは、次のような点があると考えています。

  • ビクビクせず心穏やかに生活できる
  • 納税という形で社会に貢献できる
  • 税金の使い道を厳しくチェックする心を養える
  • 何が控除になるのか節税を学ぶことができる
  • 税金還付の知識も豊富になる可能性がある

この中で、最も大切なのは確定申告することによって不安な日々を過ごす必要がなくなることです。

人生はおカネも大切ですが、それ以上に心の平静が大切です。

金融資産5億円を超える超富裕層の人たちでも、脱税でビクビクしたり、家庭内不和のために幸福感を感じないまま生活している人はたくさんいます。

人間というのは、おカネよりも心の平和が大切なのです。

会社にバレずに副業する方法

昨年、政府はサラリーマンの副業を奨励し、「副業元年」とも言われました。

しかし、現実には社員の副業には後ろ向きな会社が大半です。ですから、会社にバレずに副業をやりたいと思っている人が多いと思います。

その副業が会社にバレるのは、ユーチューブで顔出し動画を配信するなどコンテンツからバレるか、それ以外はほとんどが「住民税」からなのです。

というのも、住民税は副業の収入分も上乗せして会社に報告されてしまうからです。

しかし、対策はあります。

副業収入の課税分は、給与天引きにせず、自分で直接納付(普通徴収)すれば、会社にバレる事態を防ぐことができます

確定申告の書類を提出する際、「普通徴収(自分で納付)」にチェックを入れたら、それで完了です。株式やFXの利益、不動産収入も同様です。

複数の収入で悠々自適なリタイア生活を実現する方法【ブログの収益化・初級編】
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副収入の種類によって注意すべき点を簡単解説

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アフィリエイトやオークションなどネット系の副収入

会社員がブログやサイトのアフィリエイト、Yahoo!オークションやメルカリ、記事の原稿料などの副業収入を得た場合、20万円以上の所得は「雑所得」になります。

この場合の所得とは「売上-経費」です。

100万円で売ったとしても仕入れなど経費が90万円なら、差し引き所得は10万円。確定申告の必要はありません。

さらに、ネットオークションの場合、不要になった生活用品(生活用動産)を売却した場合も非課税ですから、確定申告は不要です。

例えば、着れなくなった子供の洋服や使わなくなったスキー用品、雑貨類など多々ありますよね。これはビジネスとして仕入れて売却したわけではありませんから、納税は心配する必要はありません。

ただ、生活用品であっても、最初から売るつもりで仕入れた商品は話が違ってきます。

例えば、高給ブランドのバックや貴金属や高値の人気漫画、一個が30万円を超える書画や骨董、美術工芸品などは確定申告の対象になるので注意が必要です。

毎月、頻繁にネットオークションで売買を繰り返して利益を上げている人はビジネスと判断される可能性があるので、仕入れと売却額を記録に残しておくことをおすすめします。

サラリーマンの副業はネットビジネス以外はありえない!【副業ランキング】
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株式投資は取引口座によって確定申告の有無が異なる

株式投資で利益が出た場合、所得の種類は「譲渡所得」になります。

確定申告が必要かどうかは、取引口座の種類によって異なってきます。

口座の種類 確定申告 注意点
特定口座(源泉徴収あり) 必要なし 年間損失の場合、特定口座に還付金振り込み
特定口座(源泉徴収なし) 必要あり 年間損失の場合、確定申告は不要
一般口座 必要あり 年間損失の場合、確定申告は不要
NISA口座 必要なし

ご覧のように、確定申告が必要なのは、源泉徴収なしの特定口座と一般口座です。

譲渡所得もまた、会社にバレたくない人は、確定申告の際、住民税の納付は「普通徴収」にチェックを入れておきましょう。

また、源泉徴収ありの特定口座は、証券会社など金融機関が直接、住民税を納税してくれるので、会社にバレることはありません。

リタイア生活の株式投資はNISAが最適な3つの理由【初心者入門】
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FX取引の所得は「雑所得」

FX取引の場合は、所得の種類が「雑所得」になります。

雑所得は他の所得と通算できません。大きな損失を出して不動産所得など他の利益と相殺しようと思っても認められないので注意してください。

FX利益も年間20万円以上の利益が出たら確定申告が必要で「期間損益計算書」などを用いて申告します。

クラウドソーシングや内職の収入は事業所得か雑所得

クラウドソーシングや内職は、事業所得、または雑所得になります。

確定申告しなかった場合でも、売上や経費の領収書などは保存する必要があります。

特に青色申告者の場合は7年間保管する必要がありますから、月ごとに領収書やレシートを紙に貼り付けて取っておきましょう。

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まとめ・副業収入にどのくらい税金がかかるのか?

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雑所得のFXやアフィリエイトは他の所得と通算できない

サラリーマンが副業でアルバイトした場合、会社からもらう給料と足して、そこから給与所得控除を差し引いた金額が給与所得金額ということになります。

なお、平成29〜30年分の給与所得控除は、次のようになっています。(出典:国税庁HPの給与所得控除

給与等の収入金額
(給与所得の源泉徴収票の支払金額)
給与所得控除額
1,800,000円以下 収入金額×40%
650,000円に満たない場合は650,000円
1,800,000円超 3,600,000円以下 収入金額×30%+180,000円
3,600,000円超 6,600,000円以下 収入金額×20%+540,000円
6,600,000円超 10,000,000円以下 収入金額×10%+1,200,000円
10,000,000円超 2,200,000円(上限)

さらに、不動産収入やアフィリエイト、株式取引の利益などの利益があれば、合算する必要があります。以下の所得が合算する対象となります。

  • 給与所得(本業+アルバイト代)
  • 事業所得(毎年継続しているクラウドソーシングや内職など)
  • 不動産所得
  • 雑所得(アフィリエイトやFXなど)

事業所得や不動産所得は、赤字となったときに他の所得と通算し、相殺することができます。ただし、アフィリエイトやFXは雑所得になるので通算することができません。

このため、FXやアフィリエイトを赤字にして、不動産所得などと相殺する節税方法は使えません。

ただ、アフィエイリトでも事業所得として認められているケースもあります。明確な基準が示されているわけではないので、継続的ビジネスとして多額の収入を得ている場合は税務署に問い合わせてみてください。

青色申告は税金が優遇される

私は不動産投資で家賃収入を得ていた際、確定申告は帳簿付けが簡単な白色申告ではなく、少し面倒な青色申告をしていました。

不動産所得やクラウドソーシングなど事業所得は、青色申告にすると、少し計算や記帳の手間がかかる分だけ、税金の優遇措置を受けられます。

具体的には、所得から65万円または10万円を差し引くことができ、その分、納税額が少なく済みます。

計算式は次の通りです

所得金額=売上-経費-青色申告特別控除(10万円又は65万円)

青色申告と白色申告のメリットとデメリットをまとめたのが下の表です。

青色申告のメリット 白色申告のメリット
青色申告の特別控除(最高65万円) 事前申告の必要なし
赤字を3年間繰越すことができる 帳簿付けが簡単・提出書類が少なくなる
青色申告のデメリット 白色申告のデメリット
事前申請が必要 税金の優遇措置がない
帳簿付けが少し面倒・提出書類が多くなる  

確定申告を楽にしてくれる便利な人気ソフト「やよい」

私は毎年確定申告していますが、書類作りが面倒で憂鬱になるのも事実です。

ただ、その確定申告を楽にしてくれる会計ソフトがあります。

19年連続でBCN AWARD(業務ソフト部門)最優秀賞を受賞した弥生で、2人に1人が利用する今流行りのクラウド会計ソフトです。

BCN AWARD」は、全国の量販店のPOSデータを日次で収集・集計した「BCNランキング」に基づき、パソコン関連・デジタル家電関連製品の年間(1月~12月)販売台数第1位のベンダーの功績を讃える賞です。(出典:BCN AWARD)

弥生の会計ソフトには、フリーランスや個人事業主が確定申告するための「やよいの白色申告オンライン」と「やよいの青色申告オンライン」があります。
 
弥生のソフトの特徴は次の通りです。
  • やよいの白色申告オンライン」は初期費用・月額ずっと0円
  • やよいの青色申告オンライン」は初年度0円キャンペーン実施中
  • 初めて会計ソフトを利用してもシンプルなデザインで簡単に使える製品設計
  •  銀行明細やクレジットカードなどと連携して取引データを自動取込&自動仕訳
  • ガイダンスに沿って入力するだけで書類作成・控除額を自動計算
  • カスタマーセンターが電話などでサポートしてくれる

青色申告のソフトであっても初年度ゼロ円なので、確定申告が面倒だという人にはとてもオススメの会計ソフトです。

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