リタイア生活の”あるある”に遭遇!「押し買い」には要注意

スポンサーリンク

「不要なものはありませんか」の買い取り電話に要注意

突然、女性から電話が入った!

リタイアして自宅に一人で滞在する時間が増えると、いかにもヤバそうな飛び込みセールスや電話を受けるようになりました。

「これはお年寄りだったら騙されるかもしれない」と感じる案件もあったので、私の経験を共有していただくために書き記したいと思います。

つい先日、昼食を終え、少し睡魔が襲って来た午後、自宅に女性の声で電話がかかって来ました。

女性「もしもし、こちらは〇〇ですが、ご自宅に不要なものはありませんでしょうか?」

女性の声は可愛らしい声でしたが、買取業者を装った悪質な詐欺が多いと聞いたことがあるので、すぐに要注意アンテナが働きました。

私「いま、何もないと思いますが、あったら電話するので、もう一度社名と、電話番号、会社の住所を教えてください」

相手は急に戸惑い始めた。

女性「いや、こちらは大阪に会社があって、きょう、会社のものが東京に行っているので電話さしあげているのです」

私「社名をもう一度いってください」

女性「〇〇グループです」(社名ではなくグループ名を名乗った!怪しい)

私「どこにある会社かわからないと、私も不安なので、電話番号と住所を教えてください」

女性「電話番号は0120〜です」

私「私も大阪は詳しいので、きちんと住所を教えてください」

女性「いまのところ、不要なものはないということですね」(明らかに電話を切りたがる)

私「いや探したら出てくるかもしれないし、出てこないかもしれないし、あとから連絡するので住所を教えてください」

女性「何も不要なものはないのですね」(住所の話をそらそうとする)

こうしたやりとりが続いたあと、結局、電話の女性は住所を語ることなく電話を切りました。

「押し売り」ではなく「押し買い」の被害が相次いでいる

実は、こうした買取りの電話は初めてではありませんでした。以前にも何度か別の社名を名乗る女性からお電話が入り、共通しているのは、いずれも良心的そうな言い方、語り口だという点です。

しかし、この買い取り業者は危険です。いくつかのパターンがあるので整理してみました。

①「なんでも買い取ります」無料回収型

私の家にかかって来た電話のほとんどがこれ。「いらないものがたくさんあるから、この際、買い取ってもらおうかな」という気持ちになってはいけません。

電化製品はリサイクル料を別途要求され、大きなタンスを軽トラックに積まれてしまったら手数料を要求され、高額な運賃まで請求されるケースもあるということです。

②自宅に入る物色型

自宅に入って値打ちのありそうなバックや靴、金のネックレスなどを粘って売ってもらおうとする物色型も要注意です。

高級バックや純金製のネックレスなどを見つけては、最初から売る気のなかったものまで粘りに粘って売らせ、しかも安く査定して買い叩いてしまおうという手口です。

自宅に侵入して窃盗するグループもいるようなので、知らない人を安易に自宅に入れるのは極めて危険です。

スポンサーリンク

被害者の多くは高齢者!「押し買い」を回避する方法は?

買い取り業者とのトラブルは6割が60歳以上の高齢者

不用品を買い取ると言いながら、不要ではないものまで安く買い叩かれる。あるいは、いろいろな口実をつけながら高額な料金を要求する。

こうした「押し買い」は2010年ごろから急増しました。

事態を重く見た政府は、2013年2月に特定商取引法を改正し、売買取引には業者が書面を交付することや消費者が契約をキャンセルできるクーリングオフ制度の適用などを盛り込みました。

私に電話してきた買い取り業者は会社の住所を教えようとしなかったのですから、明らかに怪しい業者ということになります。

国民生活センターが去年9月に発表した記事によると、買取業者に関する相談者は60歳以上の高齢者が約7割を占めました。悪質業者が高齢者を狙っていることが分かります。

しかも、「就活」で不用品を処分する際に「押し買い」のトラブルに巻き込まれたケースもあったということです。(参考:国民生活センター発表記事

「押し買い」対策は突然の電話や訪問を相手にしないこと

最近は「就活」や「断捨離」ブームで、どこに不用品を処分しようか悩む人も少なくないと思います。

全国の消費生活センターにはどんな相談が寄せられたのか?

あなたの周辺にも似たようなケースがあるかもしれません。主な事例を紹介します。

  • ダイヤの指輪を返して欲しいが紛失したと言われた
  • 売却を迷っていたら業者が1000円置いて商品を勝手に持ち帰った
  • 貴金属はないと伝えたら大声で怒鳴られ、怖い思いをした
  • クーリング・オフしたいが購入業者と連絡が取れない

問題のある業者は、①突然訪問し指名を明かさない②契約書面を交付しない③強い口調で強引に買い取ろうとする特徴があります。

しかし、そもそも怪しい業者を最初から相手にしないのが賢明です。

とくに、就活準備や断捨離で多くの不用品があったとしても、突然の電話や訪問という形を取る業者は最初から選択肢に入れないくらいの判断が重要だと思います。

最後に、国民生活センターが「消費者へのアドバイス」として、次の5項目をあげています。

  1. 突然訪問してきた購入業者は家に入れないようにしましょう
  2. 買い取りを承諾していない貴金属の売却を迫られたら、きっぱり断りましょう
  3. 購入業者から交付された書面をしっかり確認しましょう
  4. クーリング・オフ期間内は、購入業者に物品の引渡しを拒むことができます
  5. 購入業者とトラブルになった場合には消費生活センターに相談しましょう

こうした事例や注意点は、国民生活センターの発表資料に詳しく書かれているので、一度、目を通しておくことをおすすめします。

テキストのコピーはできません。