年金の繰り下げ受給よりブログ運営が賢明!年金受給額とブログ収益を徹底比較

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年金支給を送らせると年金受給額はどれだけ増えるのか?

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年金を増やせる繰り下げ支給とは?

毎年、日本年金機構から届く「ねんきん定期便」を見て、「果たして年金と貯蓄で満足な老後生活が送れるだろうか」と不安を感じている人は多いと思います。

その年金受給額を増やす方法があります。

それが年金の繰り下げ支給です。

通常、年金は65歳から受け取れますが、これを数年遅らせることによって、死ぬまで受給額が増えるという制度です。

逆に、年金受給を早めて61歳から受け取り始めることを繰り上げ支給といい、この場合は年金受給額が死ぬまで減額されてしまいます。

では、この繰り下げや繰り上げの増減幅はどうなっているのでしょうか?(カッコ内は請求可能年齢です)

  • 繰り下げ支給(66〜70歳)→1ヵ月支給を遅らせるごとに0.7%増加
  • 繰り上げ支給(60〜64歳)→1ヵ月支給を早めるごとに0.5%減少

上記の基準を1年単位で計算すると・・・・

  • 1年繰り下げた場合・・・年間8.4%増加(0.7%×12ヵ月)
  • 1年繰り上げた場合・・・年間6.0%減少(0.5%×12ヵ月)

ご覧のように、年金をもらう年齢を1年遅らせることによって、8.4%受給額が増えるわけですから、最大となる70歳まで受給を遅らせた場合には、年金額が42%も増えることになるわけです。

年金繰り下げ支給の平均的増額とデメリットは?

では、具体的な年金額で、どれだけ支給額が増えるのか試算したいと思います。

厚生年金は平均月額が年々減少し、平成29年度は17万4535円となっています。(参照・平成29年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況

出典:平成29年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況

支給を繰り下げた場合の受給額は以下のようになります。

  • 66歳支給(1年繰り下げ)→17万4535円+1万4660円=18万9195円
  • 67歳支給(2年繰り下げ)→17万4535円+2万9320円=20万3855円
  • 68歳支給(3年繰り下げ)→17万4535円+2万9320円=21万8515円
  • 69歳支給(4年繰り下げ)→17万4535円+5万8640円=23万3175円
  • 70歳支給(5年繰り下げ)→17万4535円+7万3300円=24万7835円

ご覧のように、厚生年金の場合、毎月の受給額が約17万5000円から最大24万8000円に増えるわけです。

年収ベースでみても、65歳支給なら209万4420円の人が、70歳まで支給を見送れば、約90万円増の297万4020円となります。

簡単でお得に感じる制度ですが、実際に利用している人はどの程度いるのでしょうか?

出典:平成29年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況

上記の表は、厚生労働省の「平成29年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」から抜粋したものですが、繰り下げ支給を選択した人は全体のわずか0.7%に止まっているのが実情です。

ただ、この制度を利用する人が少ないのはとても理解できます。

事前に自分が長生きすると分かっていれば、この繰り下げ支給を選択するのは最終的にかなりお得になります。

しかし、神様でもない限り、誰も自分の寿命は分かりません。

もしも、75歳まで支給を遅らせ、76歳で死亡したら、相当な損失となります。

「年金を増やすためにギャンブルはできない」

これが普通の人の考えだと思います。

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年金繰り下げとブログ収入を比較してみた

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年金繰り下げ制度の最大のデメリットを克服する方法

年金の繰り下げ制度は、端的にいうと、年金をもらわないことによって年金を増やすというものです。

しかし、年金をもらわなくても生活できる人は70歳をすぎても働いている人か、「自分は100歳まで生きる」という根拠なき自信を持っている人です。

繰り下げ制度の最大の欠点は、数年間、年金が支給されないということです。

では、普通に年金を受給しながら、ブログで副収入を稼ぐという方法を考えてみたいと思います。

たとえば、2年間繰り下げた場合、年金は月額2万9320円、およそ3万円増額されることになります。

  • 66歳支給(1年繰り下げ)→17万4535円+1万4660円=18万9195円
  • 67歳支給(2年繰り下げ)→17万4535円+2万9320円20万3855円
  • 68歳支給(3年繰り下げ)→17万4535円+2万9320円=21万8515円
  • 69歳支給(4年繰り下げ)→17万4535円+5万8640円=23万3175円
  • 70歳支給(5年繰り下げ)→17万4535円+7万3300円=24万7835円

つまり、月額3万円ということは、年収で36万円。そのくらいの副収入があれば、年金の2年繰り下げ分に匹敵することになります。

なにも年金でギャンブルしなくても、65歳から普通に年金を受給し、ブログを実践する方がリスクのない選択です。

というのも、年収36万円程度なら、ブログを1〜2年実践したら稼げる金額だからです。

では、私のケースを参考に比較してみましょう。

1年目でブログ収入は約30万円の見通し

私は昨年、早期退職を前にブログを新規に立ち上げました。

ブログを始めて約1年になりますが、グーグルアドセンスとアフィリエイトの収入を合計すると、すでに約30万円になりました。

わずか1年間、ブログを運営するだけで、年金受給を2年先送りした増額分を稼いだことになります。

そのブログ運営の利点は、次のように感じています。

  • 一切のリスクがない
  • 初期費用が極めて少ない
  • 趣味の一環になる
  • 様々な知識が身に付く
  • ブログやライティングのスキルが高まる
  • 不労所得に近いコンテンツ資産になる

初期費用が少なくリスクもない。

この2点が、副収入を始める際に最も重要なポイントです。

その意味では、ブログは早期退職を目指す中堅社員が資産形成のために取り組むだけでなく、シニア世代にとっても優れた収入アップのツールだと実感しています。

ブログやサイトで稼ぐ基本的手順とは?コンテンツ資産で将来不安を解消する方法【ブログ入門編】
資産ブログを保有して人生を変える方法 無料ブログの時代は終わっていた! 私がネットで収入を得たいと考えたのは15年ほど前のことになります。 当時はブログやサイトを運営する人も少なく、ネット収入の黎明期でもありました。 ブロクやサイトを始め、
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