お金は自由を手にする手段にすぎない【アーリーリタイアした理由】

リタイア準備
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給料を稼ぐだけでは満足感を得られなかった理由

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お金を稼ぐことが目的だった時期

私はもともと裕福な家庭に生まれたわけではありません。

ですから、一般の学生の多くが考えるように、希望する職種の中で、できるだけ給料の高い会社を中心に就職活動しました。

幸運にも数社から内定をいただき、人生観や性格に最も合っていそうな会社を選んで就職したわけですが、その後、アーリーリタイアを実現できたのは就職した会社のおかげだったと感謝しています。

ただ、定年まで働いた方が多くの老後資金が貯められるはずですが、私が途中下車したのは、なぜだったのか。

自分の心境の変化を振り返ると、人は何のために働いているのか、分かってきたような気がします。

アーリーリタイアした理由。それは、私にとってお金の意義が変化したからです。

何のためにお金を稼ぐのか?

若い頃は給料が年々増えて30歳前後で目標にしていた年収を超えると嬉しかったし、もっと頑張ろうとも思いました。

値段を気にせず、欲しいものも買えるし、食べたいものも食べれる豊かさも実感しました。

しかし、贅沢というのも飽きてきます。

人間というのは贅沢な生き物で、お金が貯まってくると「自分はいまの生活に満足しているのだろうか」と考えるようになっていました。

しかも、年収に比例して、仕事の内容は社内調整や部下の評価といった内向きの仕事が増え、社会に役立つ商品を考えるという気力や意欲も薄れていました。

「自分がいま働いているのはお金を得るため。給料だって決して少なくない。でも、心が満たされていないのはなぜだろうか?」

こんな自問自答を繰り返していました。心が満たされない理由がおぼろげに分かってきました。

それは、お金を稼ぐために働いていたからです。

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お金は目的ではなく自由を得る手段と考えた

いくら稼いでも満足感が得られないのはなぜか

お金を稼ぐために働くのは当然です。

お金がなければ、家族を養うことも、自分が生き続けることもできません。

お金を稼ぐことは尊いことです。その当然のことが、徐々に疑問に思えてきました。

お金は、自分がやりたいことを実現するための手段であって最終目的ではないのではないか。

こんなことを考えるようになっていました。

徐々に残された時間は短くなる。いつ、この世を去るかもわからない。

早く自由な時間を手にして自分がやりたかったことをやりたい。そのために先立つものはお金です。

自由な生活の実現が最優先と思うようになってから、2つのことを考えました。

ひとつは、自由を得るための手段として、会社勤めを続けてお金を稼ごうと割り切りました。

もうひとつは、自由の獲得に向けて、お金を稼ぐことを加速しようと考えました。

人生の自由を得るにはお金が必要

自由を得るための手段としてお金が必要だ。

40歳前後から気持ちを切り替え、自由獲得のための蓄財を加速しました。すると、次のような変化が起きたのです。

  • 楽しく朗らかに仕事しよう
  • 仕事で熱くなるのはやめよう
  • 55歳で仕事はやめよう
  • 早めに本業以外の副収入を考えよう
  • 家族を大切にしよう

心の中は、人生の目標はお金を稼ぐことや社内での翔鶴や出世ではなく、自由な人生を実現することにすっかり変化しました。

お金は自由になるための手段なので、淡々と仕事をこなし、資産増加を心がけるようになっていました。

55歳までにリタイアする目標も掲げていたので、目的意識を持ってお金を稼ぎました。

最大の変化は、仕事人間を卒業し、家族を大切にする気持ちが増したことでした。

人生の後半は家族との生活が大切になります。家族を大切にすることは、アーリーリタイアを考えた時に最も大切なことだといまも思っています。

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お金を手段にする生活を1日も早く実現するために

「お金は自由を得るための手段だ」と確信してからは、アーリーリタイアに向けた具体的な計画を練りました。

貯蓄や投資、さらには本業以外の副業や副収入、何でもトライしました。

あれこれ失敗を心配するよりも、まずは実行しなければ、前には進めません。たとえ、失敗したとしても経験という大きな資産も残ります

アーリーリタイアを実現した現在は、毎日が自由な生活です。自分の好きなことだけをやれる。若いころの夢を存分に追いかけることができる充実感に満ち満ちています。

お金以上に自由は大切だと改めて実感しています。

しかし、お金がなければ、自由は実現できないのも事実です。

ですから、夜に飲み屋で会社の待遇や上司への不満を嘆いている暇があれば、1分でも早く帰宅し散財を減らして蓄財を加速し、投資やブログなど本業以外の副収入を始めてみる。

これが1日も早く自由な生活を実現する近道だと考えています。

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