リタイア後に生き延びられるのか?OBが教えてくれた人生のマラソン

リタイア
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人生を走り切るための短期目標と長期目標

リタイア後の準備は考えもしなかった

若い頃は気づきませんでしたが、過ぎ去ってみると、人生は意外に短いのかもしれません。

大学受験、就職試験、社内の昇進、そして早期退職(予定)、第2の人生スタートと、典型的なサラリーマン生活を送ってきました、

その過程で、短期的な目標に邁進しながら、いつもリタイア後のことを考えていたような気がします。

もちろん20代のときは、そんな先のことは考えることすらなかったし、年金不安とか、そんなことを感じることもありませんでした。

おそらくバブル期に青春時代を過ごした人たちに共通する感覚だと思います。

最近はニュースでも盛んに年金や医療保険の財政危機が話題になるので、若い人たちは自然に将来のことを思い描いて生活しているのでしょうか?

しかし、そんなノーテンキな私が、20代のときに会社のOBから言われた一言は、その後の人生にずっと伏線として残り続けました。

私の意識を変えた豪邸に住むOB

ある日、私は会社の命令で、ある専門的な分野の助言をいただくために、東京・世田谷のOB宅を訪問したことがありました。

それなりに出世された方だったので、立派な家でした。

いろいろなお話を伺い、「きょうは本当にありがとうございました。それでは失礼します」と席を立ち上がろうとしたときでした。

「君はいくつですか?」

「29歳です」

私の年齢を聞くと、こんな話を始めました。

「私は現役時代に先のことに無頓着で貯蓄することもあまり考えなかった。なんとかなると思っていたから。しかし、実はいま生活が厳しい。近く、この家も売ろうと思っているんだよ。君は若いときから、将来のことを考えて準備しておきなさい」

社内でも出世したOBであり、自宅も立派だったので、その言葉は正直、意外でした。

それだけに、私の行動を変える力を持っていました。

出世する、しないにかかわらず、リタイアの準備は若い頃から必要だと教えられたような気がしました。

以後、私は貯蓄や資産運用を意識するようになりました。

何歳までいくら貯めるという短期目標と、リタイアまでにいくら貯めるという長期目標を立てて生活しました。

もちろん、浪費は控えるようになったのは言うまでもありません。

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リタイア準備は夫婦2気筒が理想的

リタイアは人生を楽しむラストスパート

私はつねづね、リタイア生活が人生で最も楽しい時期でありたいと願っていました。

誰にも束縛されず、自分の時間を自由に使えるのですから、自分のやりたいことさえあれば、楽しくないわけがありません。

仮にやりたいことがなくても、最も心の平穏が得られる時期なのかもしれません。

しかし、現実的には経済的な基盤が備わっていなければ、リタイア生活を十分に満喫できないのだとも考えてきました。

それを気づかせてくれたのは、自分の苦境を明かしてくれたOBの一言でした。

あの当時の私は全く危機感もないノーテンキな男でしたから、人並みに準備できたいまは、本当に感謝の気持ちしかありません。

30代から50代までは、自宅の購入や子供の教育といった出費を乗り越え、その一方で、リタイア後の生活資金を貯めるというのはとても苦しいものです。

私一人の収入では、おそらく十分な備えができないと思ったので、働く妻と2気筒でリタイアに備えてきました。

二人で生活費の分担を決め、それぞれの貯蓄や将来の年金を確認し、経済的な準備を進めてきました。

その意味では、二人三脚だったので、途中、棄権することもなく、走ってこれたのだと思います。

人生はマラソンに似ている

いまになってみると、人生は本当にマラソンに似ていると思います。

若いときに勢いよく走っていても40代にスピードダウンする人もいれば、若いときはパッととしなかったのに50代に伸びる人。

途中、病気でダウンした人もいましたし、出世しても夫婦仲が悪化し生活の乱れから体を壊した人もいました。

幸せなリタイアは何も経済的な面だけでなく、心の平穏が老年期まで続いたのかという点も大切なのです。

幸いにも、家族は私のリタイアを理解してくれ、私は42.195キロを走り切るために、リタイア準備のラストスパートに入っています。

自分に「もう少しだ。頑張れ」と言い聞かせながら、最後の心臓破りの坂道を登っている最中なのです。

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