長男が商社からITベンチャーに転職した件
私は子供の仕事には干渉しない方針
最近、私の長男が商社を辞めてITベンチャーに転職しました。
彼は新卒で商社に就職しましたが、長い人生を展望したとき、将来的に自分がやりたい仕事を20代のうちに覚えたいと考えたようです。
商社は勤務時間も短く、有給休暇も自由に取得していたので、私から見て悠々自適なサラリーマンに映っていました。
ただ、彼はそれには飽きたらない何かがあったのかもしれません。
現在は帰宅が毎日深夜で、明らかに労働時間は増えました。
ただ、彼はITベンチャーへの転職が決まった際、「最初は労働時間が長い方が早く仕事を覚えることができる」といい、むしろ労働時間の長さを前向きに考えていました。
最近、働き方改革が叫ばれ、時短が潮流となってます。
しかし、私は若い頃、深夜零時をすぎて帰宅する毎日でしたが、それでも仕事を覚えるのが楽しく、当然の苦労だと感じていました。
「昭和のおじさん」とバカにされそうなので、そんな昔話や私の思いは話さないようにしていますが、自分の子供から、そういう話をされるとは夢にも思っていませんでした。
自分で転職を決めて行動する意義とは?
口には出しませんが、親は子供の就職は気になるものです。
働くことが生きる基本になるからです。
私の長女は今年、大手食品メーカーに就職が内定し、来春から社会人となります。
大学時代は体育会でスポーツばかりの娘を採用してくれた企業には感謝しています。
ただ、私も妻も子供の就職には干渉しないことにしています。
相談されたときには自分の経験をもとにアドバイスしていますが、親と言えども、子供の一生を最後まで面倒を見ることもできなければ、責任も持てません。
ですから、人生は自己責任だと考えています。
長男の話に戻すと、転職したあと毎日帰宅は深夜になりましたが、表情は明るくなりました。
おそらく商社時代は「このままでいいのだろうか?」と考えながら働いていたのかもしれません。
将来は自分の会社を立ち上げて、多くの雇用を創出して社会貢献して欲しいと願っています。
子供が将来を考えて転職というリスクを取る勇気やたくましさを身につけていくのは親としてうれしいものです。
誰でも転職は不安なものです。
その不安を払拭して、新たな世界に行動できただけでも、彼は大きな人生経験を身につけるはずです。
人生に無駄なし
どんな行動や仕事であれ、人生にとって無駄になることはないと思います。
動かないことがリスクになる時代
45歳以上の中高年が不要とされる時代の意味するもの
大企業に就職し普通に働いていたら一生安泰という時代ではなくなりました。
おそらく私の息子や娘が中高年になったころには、その度合いが一層強まっているかもしれません。
そんな時代を恐れて上司に従順な会社員になろうとしても、その上司も最後まで安泰ともいえません。
ですから、会社依存や上司依存では人生は安泰ではないのです。
組織から離れても生きていける経済的な基盤やスキル、人生経験を深めることは必要不可欠になると思います。
そのためには、小さなことから行動するしかありません。
ブログやYouTube、投資、プログラミング、あるいは趣味を極めたり、いろいろな行動があります。
どんなことであれ、行動できた段階で、人生は9割成功です。
なぜなら、会社の仕事以外、新たな行動を起こせない人が大半だからです。
行動し経験したスキルや知識は必ず人生の後半で生きてくるものです。
私自身、会社の仕事だけに埋もれる人生を避けたいと行動したから、現在の自由な人生を手にできたと思っています。
行動できただけで9割成功!残り1割は何が必要か?
新たな行動ができただけで9割成功ですが、残りの1割は何が必要なのでしょうか?
どんなことであっても新たに行動しても成果はすぐには現れません。
何年やっても成果が出ないと、「結局は無駄」と諦める人も少なくないと思います。
しかし、結果を出す人と失敗する人の差は、そんなに大きな能力差ではありません。
その違いは、最終的に継続できたか否かの差なのだと思います。
プロ野球選手やプロ棋士、大学の研究者、事業家、どんな分野でも長年継続した人が最後に大きな成功を手にするものです。
「Believe in yourself」(自分を信じて)
誰も助けてはくれません。
たとえ助けてくれたとしても、最後は自分です。
私が人生後半になって学んだこと。それは自分を信じて継続する以外、道は切り開けないということです。