なぜ早期退職を目指すFIREの記事が人気なのか!「人生はやったもの勝ち」の人生観

リタイア準備
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人生の後半は自分主導の人生にする運動

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なぜ米国のFIRE運動にアクセス数が多かったのか?

今月21日に米国の若者の間に早期リタイアを目指す運動FIREが広がっている話題を取り上げました。

驚いたことに、その記事にはたくさんのアクセスがありました。日本にも早期リタイアに関心と共感を抱く人が多いことを実感しました。

米国の「FIRE」運動は「Financial Independence,Retire Early(経済的に自立し、早く引退しよう)」の略で、会社員時代に収入の多くを貯蓄に回し、節約して、リタイア資金を貯めて、会社主導ではなく自分主導の人生を実現するムーブメントです。

ただ、私はFIRE運動の特徴はマネーリテラシーの高さだと感じています。

単に「会社が嫌だから辞める」という追い込まれ型や逃避型のリタイアではなく、「自分が主導する人生を築きたい」という能動型リタイアです。

ですから、準備資金もなく早期退職するのではなく、若い時から堅実に貯蓄や倹約をし、リタイア後も堅実なマネー運用によって穏やかな人生を目指すというものです。

早期リタイアを目指す米国のFIRE運動は日本でも広がるかもしれない!幸せの再定義とは?
米国で高まる40歳前後で早期リタイアを目指す運動 経済的な自立と自由な人生を模索する若者たちが増えている 米国の若者の間で広がっている潮流があります。 それは、経済的に自立して早期リタイアを目指すFIRE(「Financial Independence Retire Early」の略)という運動です。 先日、日本経済新聞にも掲載されていましたが、米国の20〜30代、いわゆる「ミレニアム世代」の人たちが、早期リタイアを目指して、収入を貯蓄し、節約に励むムーブメントです。 米国の若者の間で「FIRE」と呼ばれる運動が広がっている。「Financial Independence,Retire Early(経済的に自立し、早く引退しよう)」の略で、40歳前後でのリタイアを目指し、収入の7割を貯蓄に回したり、家賃を浮かすため船で暮らしたりする人までいる。つましい生活を受け入れるのは、2008年の金融...

自分主導の人生を実現するためにお金を手段にする生き方

FIRE運動に共感する若者は、20〜40代のときには会社に勤めながら蓄財時期と割り切っています。

まさに、若い時期はお金を貯めることを目的とした生活です。

しかし、早期退職したあとは、多くの収入を稼ぐよりも、資産運用や倹約に取り組み、おカネを人生を楽しむための道具としてコントロールしています。

おカネとの向き合い方をシフトチェンジしているように見えます。

人生の前半はお金を目的に働き、後半は人生を楽しむためにお金を道具にする。こんなイメージです。

物事には絶対はありませんから、FIREに失敗したり断念した人もいるでしょう。しかし、自分が主導する人生を築こうという心意気には私も強く共感しました。

早期リタイアの準備は失敗も経験という資産になる

FIRE運動に注目したのは、私自身が歩んだ早期リタイアに似ている点があると思ったからです。

私は「定年は会社に決められるのではなく、自分自身で決めたい」と考えていました。そして50代で会社の誰にも相談せず即座に早期退職しました。

ただ、早期退職までの過程では、次の3点を試行錯誤で実行しました。

  • 節約と夫婦共働きで給料の7割を貯蓄する。
  • ブログなどできる限りの副業と株式などあらゆる投資を経験する。
  • リタイアに先行して家族に事業を経営してもらう。

最初の貯蓄と節約、共働きは誰でも思いつきます。とくに貯蓄は早期退職を実現する大前提です。

ただ、次の副業と投資はリタイア後に無理なく稼ぐための基本ですが、最初から無理と決めつけたり、失敗を恐れて経験しない人も少なくありません。

しかし、私は副業や投資は失敗したとしても、あとあと経験値として自分の資産になると考えて取り組みました。

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一度しかない人生を悔いなく生きるために必要なこと

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リタイアの準備段階で最も注意すべきことは何か?

会社員時代の副業は失敗も資産になります。リタイア後に同じ失敗を繰り返さなくて済むからです。

さらには、失敗することで、どんな副業が自分にとって楽に収入を得る方法なのか見えてくるかもしれません。

ただ、失敗するか否か以前に留意すべきことがあります。

それは自宅で可能な副業を選ぶのが望ましいということです。

誰かに雇われて外で働く副業は時間を取られ身体的な疲労も大きいものです。なによりも、会社員という本業にも支障をきたす恐れがあります。

私がブログや投資など自宅で可能な副業に絞ったのは、本業への悪影響を避けたかったからです。

自分がリタイアする前に、家族が事業経営に取り組んでくれたら、副業とは違った形で安定収入の道が拓けるかもしれません。

ただ、事業は家族に経営の才能と意欲がなければ、成り立たないものです。私の場合は、幸いにも家族が会社経営をやりたいと考え、別の会社で経営者の経験があったので助かりました。

サラリーマンという立場を有効活用し、銀行融資でアパートやマンションを購入・経営するのも家族が取り組める事業のひとつです。

銀行はリタイアした人への融資は渋いですが、安定収入のサラリーマンには比較的容易に融資してくれます。ですから、リタイア前に物件を購入しておきたいという人は少なくないと思います。

確かに、アパート経営は安定収入に持ち込めれば、株式投資などに比べ、優れた副業かもしれません。

不動産投資は投資ではなく事業経営

ただ、不動産投資に関しては多くの人たちが陥る勘違いがあります。

不動産投資は投資というよりは、事業、つまりビジネスだと思わずに物件を購入してしまうことです。

物件のリフォームや管理、集客や税金対策に到るまで、会社経営と同じ感覚で取り組まないと失敗する副業です。

私も不動産投資では税理士に相談したり、誰もが住みたくなるようなリフォームを考えたり、「これはサービス業だな」と思ったものでした。

「物件を購入したら、あとは不動産業者に任せておけば大丈夫」と考えると、「こんなはずではなかった」という事態になります。

昨年、大きな社会問題になった「かぼちゃの馬車」事件が象徴的です。

悪質な不動産業者が、銀行融資の通りやすいサラリーマンや公務員らにシェアハウスを売りさばき、最後は破綻しました。騙された人たちは「家賃保証があるから安心」というセールストークに騙されていました。

不動産投資を集客が命の厳しいビジネスだと考えていれば、物件の立地条件やシェアハウスの状態を見て家賃保証が長続きしないことは気づいたかもしれません。

不動産投資は、厳しいビジネスであることを覚悟して取り組むことが大切です。

経済的自立の第一歩は「人生はやったもの勝ち」の精神

経済的に自立して早期リタイアを実現するには、様々なアプローチがあります。

何が正解で何が不正解かは、それぞれが置かれた職場環境や家族状況などによって異なってきます。

ただ、重要なのは、現在の会社員という立場を守り利用しながら、無理なく実行できる副業や投資を数多く経験することです。

何かを実行したら、半分は成功に近づいたも同然です。実行できる素質があるからです。

人生はやったもの勝ちです!

何事も経験し勉強してやろうという気構えさえあれば、経済的に自立した早期リタイアの道は拓けるものです。

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