早期退職後にブログを始めるのは遅いのか?
サラリーマン時代にブログを始めた理由
早期退職に向けてブログで年収1000万円以上稼ぐサラリーマンは少なくありません。
ブログ収益は記事数と運営期間が影響するので、早く始めた分だけ有利な副業です。
ですから、サラリーマン時代にブログ収益を目指すのが理想的なのは間違いありません。
私自身、40代前半でブログを始め、収益が給料を超えたときには大きな自信となりました。
自分で稼げるという自信が会社員の仕事にもプラスとなり、もっと早くからブログを始めておけば良かったとも感じたものです。
では、早期退職後にブログを始めるのは、遅すぎるのでしょうか?
私は現役時代と早期退職後では、ブログを書く目的や意味合いが異なると考えています。
現役時代は、子育てや家族旅行、住居ローンなど生活費の支出がかさみ、サラリーマンの給料だけでは資産形成が難しいものです。
毎月の赤字分をボーナスで補填するサラリーマンも私の周囲には少なくありませんでした。
しかし、ブログ収益があれば、給料が生活費に消えても資産形成は可能になります。
ですから、会社員時代は、少なくとも月収20〜30万円を目標にブログを始め、努力次第では決して不可能ではないことも知ることができました。
ですから、サラリーマン時代のブログは、趣味の一貫でもありましたが、稼ぐ覚悟もまた必要でした。
現役時代と早期退職後ではブログの目的意識が異なる
一方で、私は早期退職後に新たなブログをスタートしました。
現役時代のブログは給料以上の収益が目標でしたが、早期退職後のブログは目的意識が異なります。
資産形成や生活のためではなく、リタイア生活をより豊かにするツールという感覚です。
例えば、ブログで月収10万円程度もあれば、自由に遊べる資金ができます。
年間120万円の収益ですから、年2〜3回の海外旅行費にもなります。
65歳以上の人なら年金は生活費、ブログ収益は遊興費にあてることができます。たとえ稼げなくても遊びを抑制するだけでいいのです
早期退職した人は老後資金を貯めていたり、軽いアルバイトで小遣い稼ぎをしている人も少なくないはずです。
現役時代は資産形成のためでしたが、リタイア後は消費生活を豊かにするためのブログ収益ですから、早期退職後に始めたブログは気楽です。
稼ぐために使った事もない商品やサービスのアフィエイリト記事を書く必要もありませんので、必然的に記事内容も充実させることができます。
なぜブログは早期退職後に楽しめる収益ツールなのか?
リタイア生活にはある程度のワクワク感が必要だ
早期退職後は、基本的にストレスのない生活が続きます。
会社員時代の金曜日や土曜日のような気分が毎日味わえるのです。
早期退職した直後、誰もが「会社を辞めて本当に良かった」と思うはずです。
しかし、ストレスのない生活は、すぐに飽きてしまいます。
例えば、私の周囲には、相続税を免れるためにシンガポールに移住する富裕層がいます。
しかし、相続税逃れには最低10年の海外生活が条件です。
シンガポールは国土が狭く、日本のように春夏秋冬もありません。都市や風習の多様性が少ないために、やることといえばゴルフやドライブ、カジノ、そして高級料理店での食事くらい。
退屈な日々に耐えきれず、途中で帰国する富裕層も少なくないのが現実です。
リタイア生活は、自分が打ち込めるものやちょっとした楽しめる稼ぎ、達成感を味わえる努力など、適度なストレズが必要なのです。
早期退職後に、私が新たなブログを始めたのは、毎日更新を課すことによって、適度なストレスとなり、ブログ収益が励みとなって、生活に潤いを与えてくれると考えたためです。
人生の失敗や成功体験は価値あるコンテンツだ
私の周囲には大きな富を手にして、何もせずにリタイア生活を送っている人もいます。
不思議なもので、豪邸に暮らして、毎日、豪華な料理を食べていれば、幸せなのかというと、決して、そんなことはありません。
贅沢な暮らしも、早晩、刺激も感動もない生活と化してしまいます。
また、自分の幸福だけのために、長年、辛い生活を頑張って継続できるかというと、それも無理です。
「守りたい人がいるから自分は頑張れる」
そんな風に感じながら、毎日、つまらない上司と仕事に向き合っているお父さんも多いはずです。
無償の貢献に自分の生きる意義を見い出そうとするのが人間の本質なのです。
長年、人生経験を積んでくると、誰でも様々な成功や失敗があるはずです。
そのどれもが、これから人生を歩む人たちにとっては有益な価値ある情報なのです。
「なぜ、自分は貧困に陥ってしまったのか」「なぜ自分は無謀な退職をしてしまったのか」
人生の失敗を綴るのも、反面教師として価値ある情報です。
成功体験ばかり書いて承認欲求を満たす必要はないのです。
むしろ、惨めな失敗をさらけ出した方が有益で勇気ある記事だと評価されるかもしれません。
早期退職後にブログを始めるのは決して遅くはありません。
なぜなら、自分自身がコンテンツになるからです。
むしろ、ブログの内容次第では適齢期かもしれません。
自分の人生を役立ててもらい、その対価として報酬を得る。
これがブログの基本なのです。