長い人生には必ずお金にモテる時期があるもの
お金に縁のない一生はないものだ
貯蓄もほとんどない状態で大学を卒業し、就職後、東京23区内に家を所有し、一生困らないだけの資産を手にできるようになるのですから、よくよく考えると人生とは面白いものだと思います。
一方で、長い事生きてくると、「あのとき想定外の収入があったから、いまがあるんだ」と思うようになりました。
一生のうち、必ず、お金にモテる時期の1度や2度はあるものです。
その時期があったからこそ、現在、経済的な不安もなく自由に生きているのだと改めて思い返しています。
では、お金のモテ期とはどういう時期なのか?
さらには、お金にモテるためには何が必要なのか?
今回は、どうすればお金のモテ期を作れるのか、私の経験も交えて説明したいと思います。
株式投資はスタート直後に100万円の損失だった
私が最初にお金にモテる時期を迎えたのは40代半ば、株式投資でした。
副業収入と貯蓄の一部を原資に、最初300万円ほどで株式投資を始めました。
3ヶ月後、株式相場が急落し、早くも100万円近い含み損を抱えてしまいました。
当時はど素人だったので100万円ほどの含み損であっても、毎日、気分が沈んでいたことを思い出します。
「100万円あれば、あれも買えた、これも買えた」という損失への悔いばかりが募りました。
こうした損失皮算用は、ど素人が負けているときに共通して抱く気分のようです。
しかし、自分自身に「急落時こそ買い時だ」と言い聞かせて、さらに300万円を株式に注ぎ込みました。
それでも2年ほどは含み損状態が続きましたが、損切りは一切しませんでした。
我慢した甲斐があって3年目あたりから、ようやく株価が回復し、トータルの含み損が解消しました。
しかし、まだ、私にはモテ期はやってきていません。
ただ、個人投資家の強みが分かってきていました。
それは何か?
私が経験したお金のモテ期は過去3度あった
私が株式投資で心がけた5つのポイント
他人のお金を運用する機関投資家は、一定期間の投資成績を問われます。
外資系なら成績が悪ければ、クビになることもあります。
しかし、私は含み損を抱え続けているときでも、誰にも怒られたり、他人に評価されることもありません。
評価するのは自分だけ。つまり、含み損を抱えていても何年でもポジションを持ち続けることができますし、何より気楽です。
そうした個人投資家の長所を意識して、私は次の5点を心がけました。
- 現物取引で長期保有する→配当収入と上昇相場待ち
- 時価総額の小さな銘柄を買う→急成長を待つ
- きちんと配当している会社を選ぶ→安定的な配当収入期待
- 買うときは急落時だけに絞る→バーゲンセールで買い物
- 配当収入は再投資する→複利効果を狙う
株式投資のイロハばかりですが、3年目にようやくモテ期がやってきました。
保有銘柄が次々上昇し、株価が2倍以上になった銘柄を半分売却。その資金で別の銘柄を購入すると、それも上昇するといった具合で、800万円ほどの投資資金は倍増していました。
なかには10倍以上に上昇した銘柄もありました。
半分売却しましたが、現在も株価が大きく下がることもなく、毎年配当を振り込み続けてくれています。
サラリーマンの副業や小さな事業にもモテ期がある
私が早期リタイアできたのは、副業で始めたブログが年収1800万円を超えるなど資産形成に大きく貢献してくれたからです。
ブログ収入もまた株式投資と同様に、モテ期までに4年という月日を要しました。
詳しい経緯は以下のブログに記しましたが、副収入というのは想定外の増え方をすることを初めて体感したものです。
サラリーマンは給料が倍増するということはありません。
それだけに、副収入が急増したときには新鮮な経験でした。
もうひとつは、20数年前に資本金300万円を出資して妻を中心に立ち上げた事業です。
経営が安定して売り上げが増え始めたのは数年前。それまで15年ほどは我慢の連続でした。
しかし、現在、我が家の生活費は、その資本金わずか300万円の会社が生み出してくれています。
お金にモテるために必要不可欠なこと
株式投資にしても、副業ブログにしても、事業にしても、面白いように収入が増え始めたのは始めてから数年後、10数年後と長い年月を要しました。
しかし、どれも継続していたからこそ、お金にモテる時期に遭遇したのだと考えています。
最初からお金にモテる投資や副業、事業はありません。
むしろ、お金が集まってくるまで継続が命。我慢比べなのです。
もうひとつは我慢した年月が長いものほど、その後の収益も大きいということです。
それぞれの総収入は、事業>ブログ>株式投資の順でした。
しかし、モテ期が来たのは、株式投資>ブログ>事業の順で、総収入とは真逆です。
こうした経験からお金にモテるためには次の3点が重要だと考えています。
- 今ではなく未来を見ながら物事に取り組むこと
- 目先の結果を無視してひたすら継続すること
- 簡単に結果が出ないことほど果実は大きいと考えること
この3点を胸に秘めて、努力を継続できれば、半分は成功したようなものです。
あとはじっとモテ期を待つだけでいいのです。